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【関西選手権】決勝戦 桃山大×関福大 を見てきた!

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関西学生サッカー選手権決勝戦、桃山学院大学×関西福祉大学 を見てきました。

フォーメーションは互いに4-4-2。桃山大は右サイドに#29水野畝蓮(2年・東福岡高)、左サイドに#33片淵竜鳳(2年・立正大淞南高)。2トップに#19池田翔大(3年・聖隷クリストファー高)、#39長友陸翔(1年・大津高)。ベンチにはMF登録で#9山口海都(4年・立正大淞南高)、#15坂口翔太(3年・福岡U-18)が控えます。対する関福大は#6大西健太(3年・瀬戸内高)が右SB。ダブルボランチは#8谷本駿介(3年・C大阪U-18)と#54竹中元汰(1年・米子北高)。右サイドには今大会では初めてメンバー登録された#14松山匠(4年・北九州U-18)が入りました。

関西学生サッカー連盟Twitterより

試合開始。
前半13分、まずは関福大のチャンス。左サイドで#7大深拓海(4年・大阪桐蔭高)と#8谷本駿介とのパス交換から#10奥村仁(2年・C大阪U-18)に繋がるとPA手前中央からミドルシュートを放つ。しかしボールは枠の右。

20分、桃山大・#33片淵竜鳳が中央をドリブルで駆け上がり右のハーフスペースに進入してそのままシュート。関福大DF#5中島大雅(4年・G大阪ユース)がブロックしCKに逃れる。

22分、桃山大・#2奥田勇斗(2年・G大阪ユース)がPA右角から浮き球のクロス。これを#39長友陸翔が頭で合わせるも枠の上。

29分、中盤右サイドの関福大・#14松山匠から中央の#54竹中元汰にボールが渡ると浮き球で相手DFの裏を狙い、それを受けた#53流羽汰綺がドリブルからシュート! しかし桃山大GK#21瀧浪朋生(4年・履正社高)が横っ飛びでキャッチ。

35分、再び関福大・#14松山匠が中盤中央でボールを受け#10奥村仁にパス。奥村がドリブルでボールを運んでPA右からシュートを放つが相手GKの脇を抜けたボールは惜しくも枠の左。

43分、中盤左でボールを受けた桃山大・#33片淵竜鳳がドリブルで持ち込んでエリア手前からシュート! しかし相手DFに当たり枠の右へと外れる。

45分、再び桃山大・#33片淵竜鳳が左サイドをえぐってゴールラインぎりぎりのグラウンダークロス。ボールは逆サイドへ抜けて、これを桃山大・#29水野畝蓮が回収してマイナス気味にグラウンダーでクロスを入れるも、これも逆サイドに流れてシュートは打てない。

47分、左サイドのスローインから桃山大・#33片淵竜鳳にボールが渡ると右足ハイボールでクロス。落下点に#19池田翔大が走り込み頭で合わせようとするも相手GKがキャッチ。

48分、相手陣内中盤の関福大・#8谷本駿介から右サイドに流れた#7大深拓海にボールが渡るとPA右角から左足でシュートを放つ。しかしボールは大きく枠の左へ。両者無得点で前半終了。

後半開始。
開始早々、桃山大のロングキックから関福大のPAに転がり込んだボールをGK#1水井龍也(4年・富山U-18)が両手で掬おうとしたもののファンブル。もう一度掴みに行ったところをさらに前にこぼしてしまう。まさかのミスに付け入りたかった桃山大だが関福大がクリアして事なきを得る。

後半6分、桃山大・#39長友陸翔が縦パスを受けて右サイドをドリブル。相手PA右からクロスを入れ中央に走り込んだ#33片淵竜鳳がシュートを放つが軸足がすべったか枠の上。

8分、関福大が細かいパス回しでボールを運び、エリア手前で#10奥村仁がマイナスに落とし#53流羽汰綺がシュート! しかしボールは枠の左。

10分、関福大・#7大深拓海が相手PA左からシュート。これを桃山大GK#21瀧浪朋生がセーブ、こぼれ球を関福大#10奥村仁が蹴り込むがこれも瀧浪がセーブ。

そして後半22分、桃山大左SB・#37木下誠太(2年・東山高)が相手陣内左サイドでボールを持つと縦の突破を警戒する相手を見て右足でインスイングのクロス。これを相手CBと競りながら頭で合わせたのはFW#19池田翔大! これが決まって桃山大が先制! 1-0

28分に関福大は2枚替え。FW#53流羽汰綺とボランチ#54竹中元汰に代わってFW#9松浦歩夢(4年・神戸弘陵学園高)とDF#78小西祐汰(1年・綾羽高)を投入。右SBに#78小西が入り#6大西健太の1ボランチ。4-3-3のような形で同点を狙う。しかし桃山大の守備も激しい。関福大・#6大西がボールを持つと桃山大のボランチ#6三枝竜也(3年・静岡学園高)が激しいボディコンタクト。関福大・大西を自由にさせない。

32分、関福大に決定機。#8谷本駿介からスルーパスに#9松浦歩夢が相手DFの裏へ抜けてシュートを放つ。しかし残念ながらオフサイド。

39分、桃山大の右CK。交代で入った#15坂口翔太の左足からボールが放たれゴール前混戦。#39長友陸翔が頭で押し込むが関福大GK#1水井龍也が必死のセーブ。

後半アディショナルタイム、関福大1ボランチの脇のスペースを活かし桃山大がボールを運び関福大PAの手前から交代で入った#9山口海都が右足で巻いたボールでゴール右上を狙うも枠を超える。追加点はならなかったが桃山大が1点を守りきり試合終了。桃山大が17年ぶりの関西制覇となった。

*     *     *

桃山大×関福大。このカードを見るのは関福大が1部リーグにいた2019年後期第9節以来です。今は桃山大が1部リーグ、関福大が2部リーグに所属していますが2019年次に1年生や2年生で対戦したした選手がこうして関西選手権で再び顔を突き合わせるのはなんだか感慨深いものがあります。

【JKL】後期第9節 桃山大×関福大 を見てきた!

ボール支配率そのものは両者それほど変わらない感じもしますがイメージどおりにボールを運べたのはどちらかといえば関福大のほうだったように見えました。#8谷本駿介はパスの配球が優れるだけでなく自らもボールが運べますし、1年の#54竹中元汰の配球もとてもよかったと思います。また右SBに入った#6大西健太もボランチもこなす選手ですので低い位置では大西が、中盤では谷本が、その前では竹中とゲームメーカーがそれぞれの位置にいるのが大きいと感じました。右サイド#14松山匠は途中交代となりましたが今大会初のメンバー入りということは90分は厳しいコンディションだったのかもしれません。

桃山大は前半はワイドに構えて守備をしていたためボールを奪っても味方の距離が遠くロングボールが多い印象でしたが後半からはその距離を縮めうまくボールを運ぶ場面が増えたように思います。先制点は#37木下誠太のクロスの精度と#19池田翔大の決定力を見せつける形となりました。決定機演出とはなりませんでしたがDF#2奥田勇斗のキックも良い軌道を描いていましたので次はアシストを期待したいです。

2021年は関東開催となった総理大臣杯。関西からの出場は桃山学院大学、関西福祉大学、大阪体育大学、びわこ成蹊スポーツ大学となりました。よもやの複数失点で3位となった大体大、新型コロナ感染者発生により不戦敗となったびわこ大。ともに今大会では悔いの残る結果となりました。思いも新たに大臣杯に向け闘志を燃やしているに違いありません。未だ全国的に新型コロナウイルスが猛威を奮う状況ではありますが徹底した感染防止対策のもと良い準備をしてもらえたらと思います。

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