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激しい攻防に見どころ満載! 関西選手権 3位決定戦 関福大×びわこ大 を見てきた!

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ヤンマースタジアム長居で行われた関西選手権の3位決定戦、関西福祉大学×びわこ成蹊スポーツ大学 を見てきました。
関福大のスタメン、GKは#12大月耀平(2年・神戸弘陵学園高)、右SBは#3小西祐汰(2年・日章学園高)。一列前の左SHに#36日吉悠真(2年・日章学園高)、右SHは長井元輝(4年・大産大附属高)。2トップは#9永瀬温大(4年・岡山U-18)と#19鄭健司(2年・大阪朝鮮高)。リザーブに#13杉本蓮(2年・京都橘高)、#10奥村仁(3年・C大阪U-18)、#11流羽汰綺(2年・岡山U-18)と今季リーグでも活躍を見せるメンバーが控えています。
対するびわこ大。GKは#21倉原將(2年・鳥栖U-18)。CBは#3藤橋怜士(3年・京都橘高)と#17山田祐樹(4年・立正大淞南高)のコンビ。左SBに#15田近洸貴(4年・高川学園高)、一列前の右SHは#20永瀬啓太(3年・実践学園高)、2トップは#29塚目憂(4年・国際学院高)と#30芳賀海斗。リザーブには#19森田成(1年・鹿児島U-18)、#7工藤真人(3年・仙台ユース)、#10石橋克之(3年・立正大淞南高)が控えています。

前半開始。
前半2分、関福大にいきなりのチャンス。中盤から斜めの浮き球スルーパスを受けた関福大・#19鄭健司がゴールへ向かってドリブル。ボールを右に流してGKをかわしインサイドで丁寧にゴールへ蹴り込んだが、びわこ大・#17山田祐樹がギリギリのところでボールをかき出し失点を回避。
前半7分、関福大・#14谷本駿介(4年・C大阪U-18)が自陣中央から敵DFラインの裏へロングキック。FWを走らせるもびわこ大GK#21倉原將がPAを飛び出してこれをクリア。
前半8分はびわこ大。左サイドで関福大スローインのボールをインターセプト。#29塚目憂にボールがわたり相手が寄せてこないのを見てPAの外からシュートを放ったが枠の上。
前半9分、びわこ大の右CK。#11泉柊椰(4年・神戸U-18)が放ったボールからゴール前で混戦。PAの外、中央にこぼれてきたボールをびわこ大・#15田近洸貴がボレーで鋭いシュートを放つが枠の左。
前半17分、びわこ大・#15田近洸貴が敵陣中央でボールを受けると、左サイドの#11泉柊椰に渡して追い越す動きを見せ縦に猛然とダッシュ。#11泉がこれに合わせてボールを出し、受けた#15田近がPA左の深い位置から低いマイナスのクロス。味方がエリア内に入っていたものの関福大GK#12大月耀平が横っ飛びでキャッチして攻撃を阻止。
前半19分、びわこ大・#20永瀬啓太が右サイドをドリブルで運ぶとPA右角に近づいたあたりからDFラインの裏を狙うふわっとやわらかい斜めのクロス。これにうまく反応した#29塚目憂が左足で合わせるもボールを浮かせてしまい枠の上へ。関福大はピンチを免れる。
前半21分、関福大が敵陣右サイドでFK獲得。#14谷本駿介が強く鋭いボールをゴール前中央に入れ#6高谷和希(3年・初芝橋本高)が倒れながらヘディングシュートを放つも枠の左。
前半28分、びわこ大・#20永瀬啓太が自陣右サイドで関福大のボールをカットすると味方とのワンツーで敵をかわしドリブルで中央を駆け上がる。PAに近づいたところで敵に囲まれ強引にシュートに持ち込むがGKがキャッチ。
前半30分、びわこ大の右サイドからのクロスをゴール前で関福大がクリアしきれず浮いたボールに#30芳賀海斗が反応。滑り込みながらシュートを放つが関福大・#4道前克彦(4年・履正社高)がラインぎりぎりでこれをブロック。
得点のチャンスを逃したびわこ大だったが直後に再びチャンスが訪れる。前半30分、びわこ大が右サイドから逆サイドに展開。このボールを#11泉柊椰が受けるとPAに向かってドリブル。PA左からほぼ真横にクロス。ゴール前中央にいた#30芳賀海斗がスルーしたところに走り込んだのは#20永瀬啓太。力強く押し込んでびわこ大が先制! 0-1

前半34分、関福大・#19鄭健司が右サイド深い位置にボールを運び、フォローに来た#8竹中元汰(2年・米子北高)へパス。#8竹中がバイタルに入ってきた#14谷本駿介へ。#14谷本はプレスに来た相手を一人剥がして右足でシュート。しかしふかしてしまい枠の上。
前半35分、びわこ大・#15田近洸貴がボールを一旦#8佐々木啓太に預けて中央へ進入。再びボールを受けると相手GKとDFの間へ浮き球のスルーパス。#29塚目憂が走り込んでいたが関福大DFがクリアしCKへ逃れる。
前半36分、びわこ大の右CK。これを関福大がヘディングで一回二回とクリアしようとしたボールが#14谷本駿介の足元へ収まりカウンター。そのままドリブルで一気に相手陣内へ。敵PAにたどり着いたところで敵DFと対峙するがフォローに来た#7長井元輝へ横パス。#7長井が右足を振り抜きボールはゴール右に突き刺さる!同点! 1-1

前半39分、関福大・#7長井元輝にボールが収まりそうなところでびわこ大が激しいプレス。#7長井が倒れるも笛は鳴らず、びわこ大のボールに。倒れた#7長井はスパイクが脱げてしまい履き直していると、びわこ大・#17山田祐樹がボールを止めて待つフェアプレー。審判も笛を鳴らしてゲームそのものを止めて関福大・#7長井がプレーに戻るのを見てドロップボールで再開。

前半42分、関福大・#14谷本駿介が中盤中央から相手のプレスをうまくかわして右サイドの#7長井元輝へ。#7長井がグラウンダーで敵GKとDFの間に流し込み、そこに#19鄭健司が飛び込むがわずかに合わずさわれない。
前半45分、関福大が敵陣に入ったところからロングボール。PA内で競り合い、こぼれ球を拾った#14谷本駿介がエリアの外からシュートを放つも枠の左。
前半45+1分、関福大の攻撃。敵PAで#9永瀬温大のシュートは敵にブロックされ、そのこぼれを#7長井元輝が拾いゴール至近距離からシュートを放つも体勢が崩れボールは枠の右へ。
前半45+2分、再び関福大がびわこ大のPA内にボールを持ち込むが混戦。最後は#19鄭健司がシュートを放つが相手に当たりゴールならず。
1-1で同点のまま前半終了。

ハーフタイムにびわこ大は#30芳賀海斗を#10石橋克之(3年・立正大淞南高)に交代。

後半開始。
後半2分、びわこ大・#20永瀬啓太が敵陣右サイド深い位置からクロス。中央には複数の味方がいたもののさわれずファーに流れ、#11泉柊椰がダイレクトでシュートを放つが枠に飛ばず。
後半3分、敵DFラインの裏へ抜け出したびわこ大・#29塚目憂がゴールに向かって一直線にドリブル。PAで敵DFをかわして左にはたき、これを#11泉柊椰が再びダイレクトでゴールを狙うが関福大GK#12大月耀平が片手一本でこれを弾き出すビッグセーブ。
後半7分、びわこ大がテンポよくボールを繋いで一気に関福大ゴールに迫り、最後は#29塚目憂がエリア内で切り返しでDFをかわしシュートを放つが再び関福大GK#12大月耀平のブロックに遭いゴールならず。
後半10分、びわこ大・#11泉柊椰が敵陣PA左角から進入しカットインからすぐさま右足を振り抜くも枠の上。

ムードが悪いと見たか関福大がここで交代。#19鄭健司と#9永瀬温大に代わり、#11流羽汰綺と#10奥村仁を投入。びわこ大はボランチ#28青木暦央人(1年・横浜FCユース)に代わって#7工藤真人を投入。

しかし流れは止められず、びわこ大にチャンス。
後半18分、びわこ大・#7工藤真人が敵陣中央でボールを受けると素早いターンから左足を振り抜きエリアの外からシュート。しかしこれは枠の左。
後半20分、びわこ大の左CK。#11泉柊椰が放ったボールは一度はクリアされるものの再びびわこ大が高いボールを関福大PA内に蹴り込む。これを関福大がヘッドで落としたところにいたのはびわこ大・#17山田祐樹。左足で振り抜くとボールはゴール右上に突き刺さりびわこ大が追加点! 1-2

前半は互角の戦いだったが後半は流れを引き寄せ追加点をあげたびわこ大。このままゲームを支配するかと思いきや関福大が粘りを見せる。

後半19分、関福大は#36日吉悠真に代えて#13杉本蓮を投入。
後半23分、中盤中央から#8竹中元汰が鋭い縦パスを入れ#7長井元輝にボールが渡ると素早く左にはたいて#11流羽汰綺へ。ドリブルでPAに突進すると見せかけて敵を引き寄せながらさらに左へボールをはたき、#13杉本蓮がフリーで右足でシュートを放つも大きくバーを越える。
後半26分、中盤右サイドで関福大のスローイン。これを受けた#14谷本駿介が浮き球のスルーパス。裏へ飛び出した#13杉本蓮が右足で強烈なシュート。真正面に飛んだボールをオーバーハンドキャッチしたびわこ大GK#21倉原將だったが、これをファンブル。バウンドしたボールは股を抜けてゴールに転がり込み関福大が再び追いつく! 2-2

後半36分、びわこ大・#11泉柊椰がPA左角へ進入。DFを振り切り左足のシュート! 関福大GK#12大月耀平が左に倒れながらこれをブロック! 弾いたボールが再びびわこ大・#11泉にわたり今度は右足のシュート! しかし素早く立ち上がった関福大・#12大月が今度は右に倒れてこれもブロック! 好プレーで得点を与えない。
後半40分、中盤で関福大のボールをびわこ大がインターセプト。#11泉柊椰にボールがわたってPAの外から右足のシュートを放つも枠の上。
後半41分、関福大が自陣でインターセプト。左サイドにいた#10奥村仁に展開。前がかりになっていたびわこ大。広大なスペースを関福大・#10奥村が駆け上がりPAに進入して自らシュート! びわこ大GK#21倉原將がブロックしてこぼれたボールに今度は関福大・#11流羽汰綺がシュートを放つも再びびわこ大・#21倉原がブロック! 両者GKがもう1点もやらないと言わんばかりの活躍を見せる。
後半45+1分、びわこ大が敵陣右サイドから斜めのクロス。ファーに構えた#11泉柊椰が右足でボレーを試みるも打ち損ない、ボールは頭上に打ち上がる。これをびわこ大・#10石橋克之がバイシクルでゴールを狙うが枠の上。
後半45+3分、交代で入った関福大の右SB#16山下正之介(2年・北九州U-18)が敵陣右サイドで#7長井元輝とパス交換。自らエリア内に進入してシュートを放つもGKがブロック。
後半45+5分、関福大の間延びした陣形の隙を突いてびわこ大・#10石橋克之がドリブルで敵PAまで運ぶと交代で入った#13飯尾柊太(4年・玉野光南高)にスイッチ。#13飯尾がマイナスに落としたところに#8佐々木啓太が走り込みシュートを放つがGKが弾いて枠の左。びわこ大のCK。
このCKから関福大のカウンターが発動。#16山下正之介がぐいぐいと敵陣まで運んで右から追い越す動きを見せた#13杉本蓮へラストパス。GKと1対1になったかと思いきや、副審が旗を上げてオフサイドの判定。
90分では決着がつかず10分ハーフの延長戦へ突入。

延長前半2分、関福大・#13杉本蓮のドリブルにびわこ大DFがなかなか足を出せずずるずるとラインが下がりエリア近くまで進入を許すと#13杉本がラストパス。#11流羽汰綺が受けて素早くシュートを放つがびわこ大がブロック。跳ね返ったボールが再び#13杉本蓮にボールがわたり右足を振り抜くがびわこ大GK#21倉原將が枠の左へと弾き出す。
続く関福大の左CK。#14谷本駿介が上げたボールがゴール正面に落ち、#4道前克彦が左足でショートバウンドに合わせるも枠を超えてしまう。
延長前半5分、ビルドアップを試みる関福大CBにびわこ大・#20永瀬啓太が猛然とアタック。パスをうまく引っ掛けそのままゴールへ向かってドリブル。シュートを放つも追いついたDFに当たりラインを割ってしまう。
そして迎えた延長前半7分。びわこ大・#2藤井嵐が敵陣右サイドの浅い位置からアーリークロス。ファーサイドに入っていた#7工藤真人が折り返し#13飯尾柊太がヘディングシュート! 一度は左ポストに嫌われるも最後は#11泉柊椰が押し込みびわこ大が追加点! 2-3

延長前半9分、さらにびわこ大にチャンス。右サイドの深い位置で#11泉柊椰が敵からボールを奪ってマイナスのパス。走り込んだ#13飯尾柊太がシュートを放つがGKが枠の外へと弾き出す。
延長後半に入ってもびわこ大の優勢が続いていたが延長後半3分に関福大がカウンター。3対2の数的優位な状況。ボールホルダーの#13杉本蓮が中央をドリブル。前方では右に#11流羽汰綺、左に#10奥村仁が走る。#13杉本の選択は敵DFの間を通す右足スルーパスで左の#10奥村を裏へ走らせるというものだったが、このボールがDFに引っかかってしまう。
延長後半6分、関福大・#16山下正之介が中盤中央から、びわこ大DF陣の中央を切り裂く高速スルーパス。#10奥村仁がタイミングよく反応したもののトラップが流れてしまいGKがダイビングキャッチ。
続く延長後半6分、中盤中央でボールを受けた関福大・#11流羽汰綺がGKの高い位置を見てロングループでゴールを狙う。しかしびわこ大・#21倉原將が落ち着いて下がり難なくキャッチ。
延長後半8分、関福大が#14谷本駿介、#11流羽汰綺、#16山下正之介と繋いでPA内まで運び、最後もう一度#11流羽汰綺が受け直したところでびわこ大・#6高見柊真(4年・大津高)がシュートブロックしようとスライディングで足を出す。これに関福大・#11流羽汰綺が引っ掛かり倒れるも主審の判定はノーファールでPKならず。先に出されていた足に自ら引っ掛かりに行ったという判定か。
延長後半10分、関福大・#14谷本駿介が中盤中央からロングキック。#10奥村仁がうまくDFの背後へ抜け出しドリブルを開始しようとするところで、びわこ大・#17山田祐樹が堪らず手を使って#10奥村を倒してしまいイエローカード。PAの中へ倒れ込んだが判定はPAの外。
このFKを#14谷本駿介が右足で直接狙うも枠を捉えられず、ここで笛が鳴り試合終了。2-3
3位となったのはびわこ成蹊スポーツ大学!

3位決定戦というと決勝戦の前座感がありますが、こちらが決勝戦なのではないかと見紛うような意地と意地のぶつかり合いで、一進一退の攻防が繰り広げられるめちゃくちゃ面白い試合でした。交代選手を入れるごとに関福大の攻撃の勢いがぐんぐん増すのですが、びわこ大がそれに臆することなく真正面から受けて立ち、最後は見事に跳ね返したゲームといえるでしょうか。びわこ大のボックス内でのボールが来る予測と来たチャンスを逃さない決定力はさすが。両者とも複数失点ではありましたけれども、関福大・#12大月耀平選手、びわこ大・#21倉原將選手、両GKのプレーが素晴らしく、終始落ち着いた対応で軽はずみなミスなどもなくゲームに締まりを与えていたと思います。

総理大臣杯への出場が決まっている両チーム。残念ながら関西での大会開催とはなりませんでしたが全国各地代表を相手に堂々としたプレーを期待したいです。

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