大阪サッカー選手権(天皇杯大阪地区予選)準決勝、阪南大学×大阪体育大学を見てきました。
大体大は不動のCB#4菊池(青森山田高)が欠場、学生リーグ得点ランク2位につけるFW#9林(履正社高)もベンチスタート。対する阪南大は学生リーグで3節を終えて9得点と絶好調のFW#9草野(JFAアカデミー福島)がスタメン。
試合開始10分、チャンスを迎えたのは大体大。左からつないでゴール前で混戦。#10末吉(初芝橋本高)が抜け出し決定機と思われたがオフサイド。相手DFの裏を狙う作戦のようで12分にも#16木出(星陵高)が抜け出しシュートを狙うもGKキャッチ。
大体大がボール支配を高める中、先制したのは阪南大。13分、#19永野(北九州U-18)のクロスに#10濱野(作陽高)が相手DFに体を寄せられながらも頭で流し込んでゴール。178cm/61kgと細身ではありますが強さを見せました。
ゴールを許しはしたものの支配率で勝るのは大体大。ボランチ#8堀内(奈良育英高)が受け手として気の利いた動きでサイドを助けていましたし、阪南大が攻撃のスタートとして右SB#2真瀬(市立船橋高)にボールを回すと大体大#10末吉がすぐにプレスをかけ自由にさせず動きを封じていました。19分には#11大田(星稜高)がゴール前でターンからシュートも右ポスト。22分にはカウンターから#13古城(堺西高)がDFを引きつけチョコンと左に出したプレゼントパスを#14永吉(鹿児島城西高)がシュートもバーの上。大体大の攻勢が続きます。
対する阪南大はクリアボールやロングパスがうまくサイドに収まる場面が多く、23分には右サイドへ展開、#2真瀬と#14永吉とのコンビネーションでうまく組み立ててクロス、ファーで待っていた#19永野がシュートもGKキャッチ。
阪南大の守備をなかなか崩せない大体大。焦りからかミスが生まれる。最終ラインを押し上げコンパクトな陣形でのボール回しでポジションが近すぎたのかボランチとCBがお見合い。これを阪南大#8吉森(作陽高)が見逃さず奪ってスルーパス。これを受けた#9草野がGKとの1対1を制し追加点。阪南大2点リードで前半終了。
大体大はHTに#25小川(履正社高)→#20西田(関大北陽高)、58分に#13古城→#9林、67分に#11大田→#7浅野(四日市四郷高)と立て続けに交代。ポジションも交代のたびに入れ替わり。
これで前線が活性化。75分、右から細かくつないで#7浅野がカットインで左足のシュート、枠の右。86分再び右から#7浅野がカットインしてシュートも相手DFがカット。そのあとに右サイドエリアから少し遠い位置からのFK。#7が左足で蹴ってゴール前で#9林が飛び込むもゴールならず。アディショナルタイムに#9林が個人技でゴール前まで持ち込みシュートを放つもDFにはじかれる。
結局スコアは動かず試合は2-0で阪南大の勝利。大体大はシュート数で阪南大より7本上回る14本を放ちましたが得点は奪えず。交代で入った選手が良い動きを見せていましたが阪南大DF陣がよくしのぎました。ミスから奪われた追加点が非常に重かったです。学生リーグでの上位どうしの攻防は見ごたえがありました。リーグでの直接対決もまた楽しみです。
参考: