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優勝候補の両雄がベスト4への進出を賭け激突! アミノバイタルカップ準々決勝 京産大×関学大 を見てきた!

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2025年6月22日(日)に三木総合防災公園陸上競技場で行われたアミノバイタルカップこと関西学生サッカー選手権の準々決勝、京都産業大学×関西学院大学の試合を見てきました。
京産大は昨年の本選手権では準優勝。2年連続の総理大臣杯出場をこの試合で決めたいところ。4回戦は天皇杯の町田ゼルビアとの激闘から中3日で行われ、やや疲れも見えたものの格の違いを見せてびわこ成蹊スポーツ大学を破り勝ち上がってきました。強敵関学大を相手にどんな戦いを見せるでしょうか。フォーメーションは4-2-3-1。GKは#1徳若碧都(4年・高川学園高)。4バック右から#3滝口晴斗(3年・広島ユース)、#6田代紘(3年・神戸U-18)、#4小野成夢(3年・愛媛U-18)、#5逵村健斗(4年・三重高)。ダブルボランチは#23大倉慎平(1年・G大阪ユース)と#10伊藤翼(3年・C大阪U-18)。右SHに#7皿良立輝(2年・C大阪U-18)、左SHに#8末谷誓梧(3年・C大阪U-18)。トップ下#14長谷川裟恭(4年・京都橘高)を置いて1トップ#9妹尾颯斗(3年・広島ユース)です。
対する関学大は昨年は4回戦敗退。総理大臣杯出場はなりませんでした。この試合を制して全国への道を決めて、この大会の優勝を目指したいところ。4回戦では難敵桃山大に勝利。勢いそのままに京産大に立ち向かいます。フォーメーションは京産大と同じく4-2-3-1。GKは#1宮本流維(4年・名古屋U-18)。4バック右から#2山本楓大(3年・鳥栖U-18)、#4古田東也(3年・長崎U-18)、#12西田祐悟(4年・阪南大高)、#5西谷京祐(4年・関西学院高)。ダブルボランチは#6先田颯成(2年・鳥栖U-18)と#16酒井柊維(4年・藤枝東高)。右SHに#8三宅凌太郎(4年・帝京長岡高)、左SH#17金山耀太(2年・近江高)。トップ下に#27山本吟侍(2年・高川学園高)、1トップ#10小西春輝(4年・鳥栖U-18)です。

試合開始。
前半4分、京産大の右CK。#7皿良立輝のキックはニアサイドで関学大が跳ね返すがこぼれ球を右サイドで京産大・#7皿良立輝が回収。サポートに回った#6田代紘にわたって右足の浮き球クロス。PA中央で#4小野成夢が頭で合わせるもボールはポスト右。
前半5分、関学大のビルドアップ。中盤左サイド目一杯に開いた#5西谷京祐へボールが渡ると京産大がスピードを持って寄せるが#5西谷は落ち着いてダブルタッチのような形で右足のスルーパス。敵陣左サイドを#10小西春輝が抜け出し中央へ低く速い斜めのクロス。京産大・#5逵村健斗が伸ばした右足に当てるがボールはゴール方向へ向かいオウンゴールかと思われたがかろうじてポスト左。
前半13分、関学大・#12西田祐悟が中盤敵陣左サイドから大きくサイドチェンジ。トラップした#2山本楓大が相手選手に体を当てられるも粘ってキープ。うまくターンして右サイド深い位置からクロス。#27山本吟侍がヘディングシュートでゴール左を狙うが京産大GK#1徳若碧都が右手一本でこれをセーブ。
前半18分、京産大が敵陣左サイドからのスローイン。ボールを受けた#14長谷川裟恭が寄せる相手をかわして右へサイドチェンジ。#3滝口晴斗が右サイドからアーリークロス。PA中央へ走りこんだ#14長谷川裟恭が体に当てるもボールはポスト左。
前半19分、自陣左サイド深い位置から中盤でパスを受けた関学大・#27山本吟侍が相手GKの位置を見てハーフウェイラインの手前からロングシュート。しかしゴール右へ逸れる。
前半25分にクーリングブレイク。
前半33分、関学大が敵陣中央でボールを奪われ京産大のカウンターになるかと思われたが関学大・#8三宅凌太郎の素早い切り替えとプレスバックで#6先田颯成と共にボールホルダーを挟み込み奪取に成功。#6先田颯成がすぐに縦パス。#10小西春輝がペナルティアークの手前で落とし、#27山本吟侍がミドルシュート。しかし相手DFに当たり威力が落ちたボールはGKが回収。
前半39分、京産大のゴールキック。大きく蹴られたボールに関学大・#12西田祐悟がジャンプしてヘディングで跳ね返したあとに京産大・#9妹尾颯斗が体を当てホイッスル。危険なプレーとしてイエローカードの提示。
前半43分、自陣中央で京産大・#23大倉慎平がボールを奪って縦に運び#14長谷川裟恭を経由して敵陣右サイドの#3滝口晴斗へ。#3滝口のクロスはPA左へ流れるも#8末谷誓梧が回収。中央を経由しもう一度右サイドから仕掛けるも関学大に蓋をされ縦には仕掛けられず。関学大のクリアボールを中央で京産大・#10伊藤翼が拾って左へ展開。#8末谷誓梧がドリブルで仕掛けるも関学大・#2山本楓大が自由を与えずボールはゴールラインを割る。
両者とも引き締まった守備を見せスコアレスのまま前半を終えるかと思われた前半45+1分、京産大・#23大倉慎平が敵陣中央から鋭い縦パス。ゴールに背を向けて受けた#9妹尾颯斗が振り向きざまに右足一閃。ボールは相手DFの間を抜けてゴール右に流し込まれ京産大が先制! 1-0

前半終了間際に京産大がリードしこのまま前半終了。 1-0

ハーフタイムの交代は無し。後半開始。
後半1分、関学大・#10小西春輝が敵PA左ポケットへ進入。しかし京産大DFに外へ追いやられゴールライン際からバックパス。#5西谷京祐がワンタッチで相手DFを置き去りにしクロス。PA中央で#8三宅凌太郎がヘディングシュートを放つも枠の右。
後半9分、関学大・#2山本楓大が敵陣右サイド浅い位置でボールを受けると前方のスペースへ蹴りだし相手の背後へ回り込む動き。しかし京産大・#5逵村健斗は冷静に対応しスクリーン。ボールはラインを割ってゴールキック。
後半12分、京産大のスローインから関学大・#8三宅凌太郎がボールを奪うとすぐさま相手DFの背後へ大きくキック。#10小西春輝が右サイドを抜け出し、PA右角から進入。体を開いて左足ファーサイドへのシュートを狙うも相手DFに阻まれミートできずGKが回収。
後半13分、京産大・#8末谷誓梧が敵陣左サイドを運んでPA左角から中央へ横パス。ペナルティアークで受けた#14長谷川裟恭がターンからシュートを狙うも惜しくもポスト左。
後半16分、関学大が2枚替え。#12西田祐悟と#17金山耀太を下げ、#11木場拓実(4年・桐生第一高)と#13村井清大(3年・神戸U-18)を投入。#5西谷京祐が2CBの一角へ入り、#13村井清大が左SB、#11木場拓実が左SHへ。試合再開するがトラブル発生。関学大サイドから何か伝えられた副審が旗を振って再び試合中断。詳細は不明だが3分後に試合再開。
後半26分、京産大は#14長谷川裟恭に代えて#13山村朔冬(2年・帝京長岡高)を投入。
後半27分にクーリングブレイク。
後半34分、関学大は#10小西春輝を下げて#9古田和之介(3年・履正社高)を投入。
後半37分、関学大・#2山本楓大が#16酒井柊維とのワンツーで敵陣右サイドを抜け出し、深い位置からクロス。#27山本吟侍がペナルティアークでゴールを背にしてトラップからワンバウンドしたところを反転ボレー。シュートはゴール左へ飛ぶが京産大GK#1徳若碧都が落ち着いてキャッチ。
後半40分から交代が続く。京産大は#9妹尾颯斗に代えて#26高川諒希(1年・富山U-18)を投入。
後半42分、関学大は#8三宅凌太郎に代えて#7篠原駿太(4年・神村学園高)を投入。続いて京産大も#7皿良立輝に代えて#38福島健太(2年・青森山田高)を投入。
後半44分、関学大・#7篠原駿太が敵陣右サイドからPA内へ低いクロス。PA内で混戦となり、こぼれ球に再び関学大・#7篠原駿太がPA中央から左足のシュートを放つも枠の左。
後半45分、京産大は#8末谷誓梧に代えて#32沖野眞之介(1年・高川学園高)を投入。
後半45分、関学大・#2山本楓大が敵陣右サイドやや浅い位置から右足でストレート性のクロス。ボールはファーポスト近くに飛ぶが京産大GK#1徳若碧都が必死に手を伸ばしてパンチングクリア。
後半45+1分、関学大が敵陣右サイドから#2山本楓大のロングスロー。ニアで#4古田東也がヘッドでさわるもGKキャッチ。
後半45+3分、京産大が敵陣中央からFK。敵陣右サイドへボールが流れ、同サイドマイナス方向へ戻したボールを#38福島健太がダイレクトで斜めのクロス。PA中央#4小野成夢のヘッドは関学大GK#1宮本流維が弾くもこぼれ球を再び京産大・#4小野成夢が押し込み京産大が追加点! 2-0

クーリングブレイクもあったためアディショナルタイムは13分あったが、この後は互いにチャンスは訪れずこのまま試合終了。 2-0

互いに激しい当たりと巧みなテクニックを見せる質の高い戦いでした。全体としては京産大が押し込まれる展開でしたがよく守って失点を防ぎ、前後半それぞれのアディショナルタイムに相手の一瞬の隙を突いて得点。シュート数は前半2本、後半2本でしたが少ないチャンスをものにして勝利を収めました。関学大はボールを握りながらもなかなかシュートを打てず、こちらもシュートは前半2本、後半は3本。リーグ戦ではシュートが少なくても複数得点を収めた試合が何度かありましたがこの試合では京産大の統率された守備を前にその決定力は発揮できませんでした。関学大はこの悔しさを5-6位決定戦にぶつけてなんとしても総理大臣杯出場権を得てほしいところです。見事勝利した京産大の次の相手は関西大。リーグ戦では黒星を喫した相手だけに勝利への意欲はより高くなっていることでしょう。高い決定力と堅守を武器にこの勢いのまま優勝まで駆け抜けてしまいそうですが、それを阻む相手は現れるでしょうか。注目です。

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