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高い精度と技術を見せ合う互角の戦い! 最終盤に勝利を手繰り寄せたのは… 後期第5節 関西大×京産大 を見てきた!

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2025年10月12日(日)にたけびしスタジアム京都で行われた後期第5節、関西大学×京都産業大学の試合を見てきました。
第4節終了時3位の関西大は後期に入って2勝2敗。前期上位陣との対戦を残しているだけに優勝を目指してここからは着実に勝点を積み上げていきたいところ。フォーメーションは4-2-3-1。GKは前節に続いて#22生島健太郎(4年・静岡学園高)。4バック右から#2桑原航太(3年・帝京長岡高)、#4大西志有太(4年・磐田東高)、#15松名大輝(4年・東海大付属大阪仰星高)、#27藤井龍也(1年・C大阪U-18)。ダブルボランチは#14宮川大輝(2年・G大阪ユース)と#7三木仁太(4年・G大阪ユース)。右SHに#10村井天(3年・飯塚高)、左SH#25藤谷温大(1年・柏U-18)。トップ下に#8真田蓮司(3年・東山高)、1トップ#33今西佑(2年・関西大第一高)です。
対する7位京産大は後期ここまで2勝1敗1分。桃山大に敗れたものの阪南大と大経大に勝利、関学大とはドローとまずまずの出来。ここから上位へ食い込んでいけるか。フォーメーションは3-4-2-1。GKは後期に入ってからは連続出場の#1徳若碧都(4年・高川学園高)。3バック右から#28吉井泰生(1年・鳥取U-18)、#4小野成夢(3年・愛媛U-18)、#5逵村健斗(4年・三重高)。ダブルボランチに#23大倉慎平(1年・G大阪ユース)と#10伊藤翼(3年・C大阪U-18)。右SHに#3滝口晴斗(3年・広島ユース)、左SH#8末谷誓梧(3年・C大阪U-18)。2シャドーに#7皿良立輝(2年・C大阪U-18)と#26高川諒希(1年・富山U-18)。1トップ#9妹尾颯斗(3年・広島ユース)です。

試合開始。
前半4分、関西大が敵陣に攻め込み一度はボールを奪われるも敵陣中央#33今西佑のプレスバックで再奪取。#8真田蓮司を経由し右サイドへ展開。#10村井天が右ハーフレーンPA手前からファーサイドへ柔らかいクロス。#25藤谷温大が走り込みヘディングシュートを放つもポスト左。
前半6分、京産大のビルドアップ。3バック右の#28吉井泰生にボールが入ると関西大・#25藤谷温大が素早く寄せてコースを限定。京産大・#23大倉慎平へ向けて縦パスが入ったところに関西大・#7三木仁太が寄せてカット。#25藤谷温大はボールを収められなかったもののこぼれ球は#8真田蓮司へ。PA中央へ進入し相手DFをうまく外してシュートを放つが枠の上。
前半8分、京産大が中盤左サイドからスローイン。#8末谷誓梧の高めのスローを敵陣左サイド#9妹尾颯斗が落とし、#7皿良立輝が左足で大きくサイドチェンジ。#3滝口晴斗が受けてゴール前中央へ向けて鋭いクロス。#9妹尾颯斗がドンピシャヘッドでゴール中央下へ叩き込むも関西大GK#22生島健太郎がすばらしい反応を見せ右手一本でブロックしDFがクリア。
前半10分、京産大が敵陣に攻め込み、関西大・#2桑原航太が大きくクリア。ボールは京産大陣内中央で大きくバウンドし、高く上がったボールを京産大・#4小野成夢がジャンプしヘッドで処理したところに関西大・#8真田蓮司が衝突。ファールとなるがカードは無し。しばらく倒れこんでいた京産大・#4小野はピッチ外へ移り脳震盪のチェックをしていたが13分に無事プレー再開。
前半13分、関西大・#14宮川大輝が敵陣左サイド、相手が5バックになった手前でフリーでボールを受け、低いアーリークロス。京産大・#4小野成夢のスライディングでブロックと思いきやボールはすり抜け関西大・#33今西佑の足元へ。ゴールエリア右角でシュート体勢に入るも京産大・#28吉井泰生がスライディングでブロック。ピンチを逃れる。
前半23分に飲水タイム。
前半26分、関西大が自陣からセンターサークル内の#33今西佑へ向けて楔のパスを入れるが京産大・#4小野成夢が踏み込んでこれをカット。ボールを拾った#23大倉慎平が素早いターンから前進。すぐさま関西大の選手に取り込まれるも右足でまたいでからの左足ショートパスを出して相手を置き去りにし#9妹尾颯斗のワンタッチリターンで中央突破。PAに進入したところで寄せきれなかった関西大・#4大西志有太がたまらずプッシュ。京産大・#23大倉が倒れたところでホイッスル。判定はPK。
キッカーは#9妹尾颯斗。ゴール左上へ飛んだボールに関西大GK#22生島健太郎が両手を伸ばして弾くもボールはネットを揺らし京産大が先制! 0-1

前半30分、関西大はサイドハーフを左右入れ替え。右に#25藤谷温大、#10村井天が左へ。
この入れ替えが功を奏したかチャンス到来。前半42分、関西大が高い位置で最終ラインがボール回し。#15松名大輝へボールが入ると#10村井天が左から斜めに相手DFの裏へ走り出し、それに合わせ#15松名のロングフィード。PA内でワンバウンドしたボールを#10村井がダイレクトで左足を振るも京産大GK#1徳若碧都がブロック。再び関西大・#10村井天が拾って手前に落とし、#8真田蓮司が走りこむが京産大DFがさわらせずにクリア。
そして後半45+3分、関西大・#2桑原航太が敵陣右サイド浅い位置でボールを受けると前方右サイドに開いた#14宮川大輝に縦パス。ゴールに背を向ける形で受けた#14宮川が敵DFがついてくるのを感じながらヒールで一列内側へ流し、そこへ走りこんだ#2桑原航太が縦に運んでPA右からグラウンダーのクロス。ニアで#33今西佑がスルーしてゴール前#8真田蓮司が押し込み関西大が前半のうちに追いつく! 1-1

同時に前半終了。 1-1

両者ともハーフタイムの交代は無し。
後半開始。
後半6分、関西大・#4大西志有太が自陣から大きく敵陣右サイド深い位置へ向けてロングキック。これは京産大・#8末谷誓梧が相手に寄せられながらも追いつきクリア。しかしボールは関西大・#2桑原航太の足元へ。敵陣右サイド浅い位置からドリブルでやや内側へ前進し#25藤谷温大へ縦パス。#2桑原は勢いそのままPA内へ走りこみリターンを受けると強烈な右足のシュート。しかし京産大GK#1徳若碧都の正面。
後半9分、関西大が最初の交代。#10村井天に代えて#24黒沢偲道(1年・柏U-18)を投入。そのまま左サイドへ。
後半11分、京産大のクリアボールを関西大・#27藤井龍也が収め、自陣中盤左ハーフレーンの#7三木仁太へ。前を向いた#7三木は前方右ハーフレーンへ向けてロングキック。#25藤谷温大が走りながらも見事なコントロールでPA中央へボールを置き左足のシュート。しかし京産大・#5逵村健斗が立ちはだかりブロック。
後半15分、京産大が2枚替え。#26高川諒希と#28吉井泰生を下げ、#13山村朔冬(2年・帝京長岡高)と#6田代紘(3年・神戸U-18)を投入。
後半22分、京産大が敵陣左サイドからスローイン。#8末谷誓梧のスローをPA左で#9妹尾颯斗が収めて#10伊藤翼につなぎPA左角へ落として#13山村朔冬が右足でゴール右隅を狙う山なりのコントロールショット。しかし惜しくもポスト右。
後半22分に飲水タイム。
後半26分、関西大は#25藤谷温大に代えて#13上原壮(4年・草津東高)を投入。
後半32分、京産大は#9妹尾颯斗に代えて#17福永裕也(2年・京都橘高)を投入。
続けて関西大が3枚替え。#27藤井龍也、#14宮川大輝、#33今西佑を下げて#20和泉圭保(2年・G大阪ユース)、#6和田健士朗(3年・C大阪U-18)、#37谷遥翔(3年・関西大第一高)を投入。
後半34分、関西大が左CKを獲得。#6和田健士朗のストレート性のキックはニアサイドで弾き出されるが左サイドで拾いなおした#20和泉圭保が左足のクロス。ゴール前中央へ落ちてくるボールに飛び出してきたGKを含め敵味方交錯するが誰もさわれずバウンド。浮き球に関西大・#37谷遥翔がジャンピングボレーでがら空きのゴールを狙うも枠の上。
後半36分、関西大・#20和泉圭保が中盤自陣左サイドから前方中央へ向けてロングキック。#37谷遥翔が相手に体を寄せられながらもボールをわたさずPA右から強引に右足を振りグラウンダーのシュート。しかし京産大GK#1徳若碧都がセーブ。
後半41分、京産大が2枚替え。#7皿良立輝と#8末谷誓梧を下げ#14長谷川裟恭(4年・京都橘高)と#29太仁紫音(1年・大谷高)を投入。
後半42分、関西大・#24黒沢偲道が敵陣左サイドへ進入。相手に足を出されボールにさわられながらも奪われずPA内へ横パス。#20和泉圭保がワンタッチで中央へ送り#8真田蓮司がスルー。その後ろから入った#37谷遥翔がシュート。京産大GK#1徳若碧都がはじくがこぼれ球を関西大・#13上原壮がシュート。しかしこれもGK#1徳若碧都が体を張ってキャッチし失点を許さない。
後半45分、京産大・#6田代紘が敵陣右サイドをドリブル突破。PAの右外から速いクロス。これが関西大・#20和泉圭保に当たり京産大ベンチはハンドを主張するも笛は鳴らず。
そして後半45+2分、京産大が右サイドから攻め込むが関西大が弾き返す。ハーフウェイラインを越え敵陣右ハーフレーンまで入った京産大・#4小野成夢がボールを拾うとファーサイドへアーリークロス。左ポケットに入った#13山村朔冬が右足ダイレクトボレーを狙うも空振り。しかし後ろから詰めた#17福永裕也が右足ダイレクトで叩いてゴール右へ突き刺し京産大が勝ち越し! 1-2

このまま京産大が逃げ切り試合終了。 1-2

両者ともミスが少なく緊張感が最後まで続く面白い試合でした。
関西大は前半にPKを与えてしまい失点してしまいましたが前半終了間際に同点に追いつきゲームを振り出しに戻します。後半はやや押し気味にゲームを進めましたが京産大GK#1徳若碧都の好セーブもあり得点を奪えず、最後の最後に相手のゴールを許し勝利を逃してしまいました。これで後期は黒星先行。前期の複数失点は11試合中2試合しかなかったのですが、後期に入り5試合で3試合が複数失点。堅守で白星を挙げてきたチームにやや綻びが見えています。後期の折り返しに入りますが立て直していけるかどうか。
一方の京産大は前半からなかなかシュートシーンが作れない中でPKを獲得し先制。しかしながら前半終了間際に追いつかれてしまいます。後半も関西大の守備を崩せずシュートが打てませんでしたが最後の最後でチャンスをものにし勝利しました。これで後期は3勝1敗1分。順調に勝点を伸ばし通年順位も6位まで上がりました。ここからさらにステップアップできるでしょうか。
近年は優勝争いを続けている両チーム。後期日程も折り返しとなり今季も間もなく終盤を迎えますが互いに勝利を重ねてリーグを大いに盛り上げてほしいところです。

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