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【JKL】DF陣ががっちりカギ掛け! 第11節 びわ大×大体大を見てきた!

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関西学生サッカーリーグ前期日程は早くも最終の第11節。今回は1位2位の直接対決、 びわこ成蹊スポーツ大学×大阪体育大学 の試合を見てきました。場所はキンチョウスタジアム。

びわ大は#2藤松航矢(鳥栖U-18)と#3大西裕斗(洛北高)、不動の1・4年生CBコンビ。ダブルボランチに#5堂鼻起暉(神戸U-18)と#8忽那喬司(愛媛U-18)、ツートップは#10青山景昌(名古屋U-18)と#14千川原慎(立正大淞南高)となっています。

対する大体大はCBコンビは#5田中駿汰(履正社高)と久々に#4菊池流帆(青森山田高)がスタメン出場。ツートップは#9林大地(履正社高)と#10末吉塁(初芝橋本高)。

開始3分、大体大#12有働周平(広島皆実高)がびわ大の選手をPAギリギリ外で倒してしまい、いきなりイエローカード。これで得たFKをびわ大#10青山が左足でグラウンダー直接シュートを狙うもGKキャッチ。この後序盤は互いに中盤での潰し合いでなかなかチャンスを作れず。
互いにDFラインが高いので最終ラインからは無理に繋げず、大きく蹴り出したり大きく跳ね返すボールが多い。関西大学や立命館大学の地上戦を結構見てきただけにやや大味な序盤と感じました。しかし時間が経つにつれドリブルが得意なツートップを起点に徐々に大体大が主導権を握り始めます。

22分、大体大#9林が左サイドの深いところで巧みな切り返しで相手DFをかわし寄ってきた#10末吉にパス。末吉が中央へクロスを送るもボールはファーへ飛んでそのままエンドラインを超える。23分、#19君垣隆義(米子北高校)が右サイドから斜めにゴール前にドリブルで切り込むがDFがクリア。25分、#10末吉が右からえぐって中央の#9林へマイナスのグラウンダークロス。林がシュートを打つがミートはいまいちでGKがクリア。29分CB#4菊池のロングボールをPA近くで#9林が落として#10末吉がシュートもGK正面。

びわ大は17分に#8忽那のミドルシュートなどがあったもののチャンスらしいチャンスは作れず。38分に#8忽那が足?を傷めて#17井上直輝(立正大淞南高)に交代。

前半はスコアレスのまま終了。大体大の守備が堅く、びわ大はなかなか相手ゴールに近づけない。大体大の菊池・田中のCBコンビは昨季は不動のコンビだっただけに安定感がある。特に#5田中駿汰は相手のプレスをいなす場面も多く見られ、昨季よりも足元の技術にかなり自信をつけてるように見えました。

びわ大#14千川原をマークする大体大#4菊池

戦況を見つめるびわ大の望月聡監督

後半が始まりエンドが代わって大体大の右サイドがメインスタンド側になってようやく気づいたのですが、右SB#12有働周平の動きが非常に渋い。相手がセンターを通してくるスルーパスへのカバーリングやハイボールの競り合いからのセカンドへの準備、スルーパスを警戒した中央への絞り、大外を回ってくる相手SBへの対応など随所にいい動きを見せてました。開始早々にカードをもらってどうなることかと思いましたがそつなくプレイをこなしてました。2年生ですから今後も楽しみです。

後半も主導権は大体大。54分、左からのロングボールを#19君垣隆義が受けてシュートを放つがGKがセーブ。59分、左サイドからのパス交換でディフェンスを崩し最後に中央PA手前でボールを受けた#8堀内颯人(奈良育英高)のシュートはバーを越える。61分CB#5田中もオーバーラップしての波状攻撃もびわ大が耐えに耐え、最後は大体大#10末吉のシュートが大きく右に逸れる。

大体大の連続攻撃に耐えてなんとか反撃を試みたかったびわ大であったのですが、またもや大体大の攻撃。66分、中央で短いパスを細かく繋いで最後は#9林大地がシュート! これがゴール右隅に決まって大体大が先制! びわ大0-1大体大

びわ大は69分に右サイドからのFK、70分にCKを得るもいずれもチャンスにならず。76分、右サイドから中央へこぼれてきたボールを#10青山が左足でシュートを打つが枠の右。

そして80分、交代で入った大体大#23岩切拳心(日章学園高)が相手陣内右サイド中央からゴール前へ左足のアウトサイドで絶妙のスルーパス! 左に弧を描いたボールは#9林大地の足元へピタリと合い林がシュート! 大体大追加点! びわ大0-2大体大

83分、左サイドからのFK。中央で待っていた#4菊池流帆が、もはや彼の代名詞とも言うべきオーバーヘッド! しかし空振り。エンターテイナーの菊池くんらしいプレイに思わず笑っちゃいました。プレイ中の雄叫びも相変わらずでした。

その後両チームに交代はあったもののスコアは動かず試合終了。大体大の松尾元太監督は終了間際のCKにもDF陣に上がれ上がれとジェスチャーして点を獲る姿勢を緩めませんでした。

終了間際、DF陣も上がるように指示を送る大体大 松尾元太監督

試合終了後にびわ大#10青山と話をする大体大の松尾元太監督。名古屋U-18コーチ時代の教え子ってことですかね。

大体大強いです。この日は気温も高くかなり暑い気候となりましたがどの選手も運動量が落ちずしっかり攻めてしっかり戻る。高いラインでコンパクトにしっかり守る様子はセンターラインでカテナチオ、みたいな感じでした。攻めては左サイド(後半は右サイド?)#20西田恵(関西大北陽高)、セントラルMF#24林尚輝(立正大淞南高)の足元の高い技術によるキープが光りました。

これで1位大体大の勝ち点は27→30。負けた2位びわ大は勝ち点22のまま。今日阪南大と引き分けた3位関西大が21→22と勝ち点でびわ大に追いつき、得失点差がびわ大9、関西大8でかろうじてびわ大が2位を守りました。※訂正 2018/06/17 同日開催の桃山大×関学大で関学大が勝利し勝ち点が20→23となったため、この時点で1位 大体大、2位 関学大、3位 びわ大、4位 関西大 でした。

これでリーグ前期日程が終わり、来週からは関西学生サッカー選手権。すでに今週1回戦2回戦が始まり、来週からは1部リーグに所属するチームが登場する3回戦が始まります。暑い中での過密日程となりますがケガなどなく健闘を祈るばかりです。

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