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【JKL】第4節 びわ大×大院大を見てきた!

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関西学生リーグ第4節、びわこ成蹊スポーツ大学 × 大阪学院大学 を見てきました。
びわ大はMF#8忽那(愛媛U-18)が欠場、CBは1年生の#2藤松(鳥栖U-18)と4年生の#3大西(洛北高)。2トップに#10青山(名古屋U-18)と#17井上(立正大淞南高)。
対する大院大は2トップの一角に第3節までの得点ランキング4位(3得点)の#9井上(C大阪U-18)、右サイドに同ランキング5位(2得点)#11杉山(大産大高)がスタメン。

昨季リーグ優勝したびわ大ですが第3節までで2勝1分の3位。昇格組相手に容赦なく大勝している阪南大や大阪体育大と比べると爆発的なスコアで勝っているゲームはここまでありません。大院大は1勝2敗で8位ですが関西大、阪南大からも得点を挙げ、第3節では近畿大を3-1で破っており、好ゲームとなりそうな予感。

ゲームは開始直後から動きます。開始2分右CKを得たびわ大。#10青山が蹴ったボールを大院大が掻き出すもクリアが小さく#17井上が豪快にシュート。これが決まりいきなりびわ大が先制。たくさん来ていた大院大応援の皆さんも落胆。びわ大が支配するゲームになるのかと思われました。が、大院大は全員がよく走り常に数的優位を作って相手の好きにはさせません。攻めてはFW#9井上が体格を活かしてタメを作ってサイドへボールを供給、FW#15見野も長いボールを受けては収めきるまではいかないものの体を張って相手DFをおびやかします。そうして少しずつチャンスを増やしていきました。

5分ペナルティアーク少し手前からのFKを#9井上が直接狙うもバーの上。9分左サイド#7和田(久御山高)がセンタリングを再び#9井上がシュートもこれまたバーの上。17分にはセンターサークル内からのFK。#13谷口(福岡U-18)がゴール前に入れるもGK直接キャッチ。18分には#11杉山がドリブルで右からエリアに進入。相手DFを切り返しでかわし左足でシュートもGKがクリア。25分センターライン超えたあたりからのFKをゴール前へ高く放り込み、これを#5生駒が頭でさわるもゴールラインを割る。前半30分までは大院大がボールを保持する時間が長く決定機とまではいかないものの、びわ大相手に互角の戦いを見せます。

30分を過ぎると徐々にびわ大が盛り返します。31分中央やや右のエリア手前からのFKを#10青山が山なりのボールを入れるもGKがキャッチ。33分エリア右角から少し手前の位置でFK。再び#10青山が入れたボールが#2藤松の足元へ流れてシュートを放つもバーの上。39分#17井上が左サイドを抜け出しクロスを上げるも精度を欠きゴールラインを割る。40分には#17井上が右から進入しエリアのわずかに外で倒されFK。これをゴール前でうまくヘッドで合わせた選手がいたが大院大GK#1齋藤(C大阪U-18)がファインセーブ。スコアは1-0で、びわ大リードのまま前半終了。

後半に入り大院大に疲れが出たのか少しずつ選手の間が開き、びわ大の選手がドリブルで持ち込む場面が増えてきます。そんななかで59分、びわ大が右から攻撃の形を作って一度は跳ね返されるも再び右から展開して#4上林(草津東高)がクロス、これに#23牛田(徳島ユース)が頭で合わせて追加点。

防戦がつづく大院大。65分ペナルティアークの近くで#14キャプテン三木がハンドでイエローカード。このFKをびわ大#10青山が直接狙うも相手DFに当たりゴールならず。

68分、大院大が後半に入って初めてのチャンス。右サイドから#30吉岡(G大阪ユース)がグラウンダーでクロス。#14三木が飛び込んで足に当てたが枠の右。

71分には再びびわ大。前のめりになった大院大の裏へ#17井上が抜け出してループシュートを放つも枠の外。そして74分、#10青山が右サイドからドリブルで中央へ入りペナルティアークあたりからシュート。これが決まってびわ大が勝利を決定づける3点目。

さらには79分、DFの裏に#16上村(立正大淞南高)が抜け出しGKと1対1に。シュートを放ったものの、ここは大院大GK#1齋藤が立ちはだかりキャッチでしのぐ。

3-0となり、これでゲームは落ち着いてしまうかと思いましたが大院大はあきらめずここから怒濤の攻め。86分、右から繋いで繋いでエリアに進入。そこで倒されるも笛は鳴らず。90分には右CKからの流れで高いボールに競ってこぼれたところを#4松岡(G大阪ユース)がシュートもこれがバーの上。アディショナルタイムにはゴール前でこぼれたボールを#14三木がシュート。しかしDFに当たり阻まれる。そして試合はこのまま終了。

スコアこそ3-0と、びわ大が大院大を突き放した形となりましたがゲームはなかなか白熱したものとなりました。先制こそされたものの前半は大院大がゲームをかなり支配していて、それを受けてか後半開始直後からびわ大監督の望月さんがテクニカルエリアいっぱいに出てピッチを注視するという、悠々としたいつもの雰囲気とは違う様子が見られました。

びわ大は技術とスピードのある選手が多く、やはり強いですね。その中でも1年・4年のCBコンビ藤松・大西の安定した守備が光りました。それぞれ178cm、177cmと突出して高さがあるわけではないのですがボールの落下点の見極めと位置取りがうまくハイボールはことごとく跳ね返していました。

先制のシーンを見たときはもっと一方的なゲームになるかと思いましたが非常に面白かったです。大院大がサポートしあってボールを繋いでいく様子は見てて力が入りました。今後も注目していきたいです。

 

風が強くゴールキックがかなり戻される場面がありました。

びわ大の望月監督

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