甲賀市水口スポーツの森陸上競技場で行われた立命大×大経大を見てきました。
立命大は#47明比友宏（広島ユース）、#11延祐太（JFA福島）の2トップ。CBに#2小松拓幹が復帰し#20重松勇樹（中京大中京高）とコンビを組みます。
対する大経大はトップに#22西脇惇平（神戸U-18）、#10川崎一輝（東海大付属仰星高）と#33山下遼汰（初芝立命館高）の2シャドーのような形。WBは右に#8竜田柊士（清風高）、左に#23小林陸葵（JFA福島）が入りました。
前半から立命大ペース。5分、中央から#18江崎遼（G大阪ユース）がミドルシュート、枠の左。10分、DFの裏のスペースを突いた#11延祐太にボールがわたり中央やや右を独走。大経大#3木村俊文（神戸弘陵学園高）がなんとか追いつきシュートブロック。14分、左サイドから#15藤井智也（長良高）がドリブルで相手エリア内に入って倒されるもノーファール。
そして16分、#11延祐太？に縦パスが入る瞬間、相手DFが潰しに来たところをうまく反転でかわしてドリブル。パスを細かく繋ぎ左の深いところで#15藤井がマイナスのパス。中央で待っていたボランチ#10竹本雄飛（広島ユース）がエリアの外からミドルシュート！これが決まって立命大が先制！ １－０
続く19分、左サイド#15藤井がやや浅いところから斜めのクロス。これに#11延祐太がエリア内ファーからニアへうまく入り込み右足アウトサイドで流し込んで追加点！ ２－０
さらに23分、右サイドから右SB#14西林佳祐（岡山U-18）がクロス。これを#47明比友宏が蹴り込んで3点目！ ３－０
これ以上離されたくない大経大も必死に反撃。27分、#8竜田柊士が右サイドからクロス。中央に走り込んだ選手がいたもののその頭を超え、ファーには誰も走り込めず。
29分、立命大の攻撃をしのいで大経大がカウンター。#10川崎一輝が相手陣内まで運んで中央やや左を走っていた#22西脇惇平へ斜めの絶妙スルーパス。西脇はGKと1対1からシュート！しかしボールはわずかに枠の右へ逸れる。
そしてまた左サイドから立命大#15藤井智也が牙を剥く。高速ドリブルであっさりと深いところまで進入すると中央へパス。ペナルティアーク付近に入ってきていた右SH#7田中康介（京都U-18）がシュートを放ち、4点目！ ４－０
ここで大経大は#33山下を下げ#16山岡龍次郎（初芝橋本高）に交代。DF登録の選手が投入されたので4バックにするのかなと思ったのですがフォーメーションは3バックのまま。右のWBに#16山岡、左に#8竜田、右のシャドーに#23小林が入ります。後半に入ると再び左WBは#23小林に戻されます。
４－０のまま前半終了。
後半も立命大がゲームを支配するのですが、後半16分、大経大は#22西脇惇平に代わり#9植村宥紀（大産大付属高）を投入。すると植村のキープから前にタメができ、大経大が押し込む場面が少し出てきました。そんななかで得た後半18分の左CK。#8竜田柊士が右足で放ったボールをファーで#14前野恵吾（市立尼崎高）が頭で折り返してゴール前に上がったボールを#12原田陸（桜宮高）がヘッドで押し込み、ようやく大経大が一矢報います。 ４－１
しかし縦横無尽にポジションチェンジする立命大の選手を大経大が捕まえられません。後半30分、相手WBの裏を取った立命大#15藤井がボールを運ぶと#11延祐太が右から左へ斜めに走りボールを受けてこれをゴール右隅に突き刺す！ ５－１
さらに後半38分、またもや#15藤井が左サイドへ進入。ややマイナスのパスをエリアやや右に入ってきた#11延祐太が受けて三度ネットを揺らす！ ６－１
大差をつけたまま試合終了。
大経大にとっては厳しい結果となりましたが立命大の選手の動きが非常に複雑で捕まえられませんでした。特に#15藤井智也が左に張り出したと思ったらボランチのような位置に引いて#10竹本雄飛や左SB#12二宮和輝、後半に投入された左SB#25宮島裕を前に送り出す。中央に絞ってると思ったらまた左のスペースへ駆け出す。最後まで大経大は守備を整理することができませんでした。6点中5度のアシスト。恐るべし藤井智也。
大経大はシャドーの#10川崎一輝が立命大の攻撃起点になりそうなところへ背後から寄ってボールを奪うのですが、奪った瞬間にその川崎を追い越す選手がおらず、トップとも距離があり前に運べないという場面が散見されました。全体を通して攻守の切り替えの部分で立命大との差がありました。1部のスピードにまだ慣れないところはあるでしょうが頑張ってもらいたいところ。
立命大はセットプレーで失点したもののほぼ完璧な試合運び。終盤、CB#2小松拓幹が傷んで交代となりましたが、大きな怪我でないことを祈るばかり。次節の相手近畿大はここのところ公式戦で勝ちがないですが良い選手が幾人もいます。油断せず臨んでもらいたいです。
攻守に渡り安定感を見せミドルシュートでゴールも決めた立命大#10竹本雄飛
攻守のバランスを取りながらアシストも決めた立命大#14西林佳祐
