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【JKL】中盤での攻防が半端ない上位対決! 前期第8節 大体大×びわこ大 を見てきた!

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三木総合防災公園陸上競技場で行われた待ちに待った上位対決、大体大×びわこ大を見てきました。
昨季チーム総得点48点のうち24点をあげたFW#10林大地(4年・履正社高)は今季初のベンチ入り。2トップは#9アフラギマハディ(4年・清明学院高)と#11安原修平、CBは#4林尚輝(3年・立正大淞南高)と#22高橋秀典(3年・青森山田高)。トゥーロン国際大会2019に臨むU-22日本代表に選出された#5田中駿汰(4年・履正社高)は#6疋田優人(3年・広島皆実高)とのダブルボランチでの出場となりました。
対するびわこ大。中盤右に#14千川原慎(4年・立正大淞南高)、左に#22泉柊椰(1年・神戸U-18)、前節右SBは#24右田楓(1年・神戸U-18)でしたが#4上林聖矢(4年・草野東高)が復帰しました。

序盤ボールを保持するのは大体大。びわこ大攻撃の起点#22泉柊椰も守備に神経を注ぐ時間が多くなかなか攻撃できません。
前半8分、大体大が敵陣の右サイドでFKを獲得。左SB#15大崎航詩(3年・東海大仰星高)の左足で放たれたボールにファーで#4林尚輝、#9アフラギマハディが触るもののシュートとはならず。18分、左サイドでFK。今度は#4林尚輝が頭に当てるものの枠の右。

20分はびわこ大の攻撃。前線からのプレスでFW#18井上直輝(4年・立正大淞南高)が左サイドでボールを奪うとドリブルでゴール前中央へ運び、エリアに入ろうかという位置でボランチ#7忽那喬司(4年・愛媛U-18)にスイッチ。忽那がエリア左から走り込んでいた#22泉柊椰にグラウンダーのパスを出すもエンドラインを超えてしまう。
21分相手エリア内でボールを奪われそうになりながらも#14千川原慎が粘ってCKを獲得。FW#10青山景昌(4年・名古屋U-18)の左足のボールに#18井上直輝が相手DFからうまく離れながらヘディングでシュートを放つも惜しくも枠の左。

中盤での攻防も激しく、24分大体大がカウンターに入ろうとするところをびわこ大CB#2藤松航矢(鳥栖U-18)がボールを奪取。すかさず#22泉柊椰へ。#22泉がドリブルで大体大ゴールに迫るも今度は大体大#22高橋秀典がこれを潰しピンチ脱出。
25分は大体大。#9アフラギマハディがポストして右サイドへはたくとこれを右SH#7西田恵(4年・関西大北陽高)と右SB#16長尾宏清(2年・東福岡高)の二人で組み立てびわこ大ゴールに迫るもDFがブロック。
28分、びわこ大が中盤やや左から逆サイドへ展開。ボールを受けた#14千川原慎がエリアに入ろうと切り込むがこちらもDFに体を入れられチャンスは作れず。

今季これまでの出場で左サイドから再三チャンスを作ってきたびわこ大#22泉柊椰でしたが大体大右SB#16長尾宏清がシャットアウト。一方足元の技術では大体大屈指の右SH#7西田恵もびわこ大左SB#13中濱颯斗(4年・神戸弘陵学園高)を相手に大苦戦。この同サイドの攻防はかなり見ごたえがありました。

そして迎えた前半アディショナルタイム。#18井上直輝が左サイドでのキープからファールを受けFK獲得。#10青山景昌が左足で放り込んだボールを#7忽那喬司がボレーシュート。一度は跳ね返されるもこぼれ球を#18井上直輝が押し込みびわこ大が先制! 0-1
いい時間にびわこ大がゴールをこじ開け前半が終了。

後半序盤は互いになかなかチャンスが作れず。後半17分大体大は#9アフラギマハディに代わって#10林大地を投入。その直後の後半18分、セットプレーからの流れでびわこ大陣内に攻めていた大体大。右サイドから中央に浮いたボールが入るとフリーだった#6疋田優人がボレーで豪快に叩き込んで同点! 1-1

ここでびわこ大は#22泉柊椰を3試合連続得点している#11上月翔聖(2年・神戸弘陵学園高)に交代。上月も交代直後から果敢にドリブルで挑むものの大体大#16長尾宏清は変わらず落ち着いて対応。びわこ大はこの長尾をなかなか攻略できない。

後半25分びわこ大のゴール前中央で大体大#10林大地がDFを背負いながらボールをキープ。左から走り込んだ味方にボールを流しシュートまで持ち込んだもののGKに当たり、こぼれたボールがゴールラインを割るかに見えたがびわこ大GK#1田中勘太(仙台ユース)が必死にボールを抑えノーゴール。
後半31分にもCKからびわこ大ゴール前で混戦となり大体大が何度も押し込もうとするもびわこ大がこれに耐えきる。
後半38分、びわこ大エリア手前やや左で大体大のFK。キッカー#15大崎航詩の左足のボールからゴール前で混戦となり中央へこぼれてきたボールを再び大崎がフリーでシュートを放つもバーの上。

後半はやや防戦を強いられたびわこ大が後半44分にビッグチャンス。カウンターからのクロスに#11上月翔聖がダイビングヘッドで合わせるがGKがセーブして得点ならず。結局互いに譲らず試合終了。

個人の能力が高いチーム同士の戦い。互いにパスの精度も高く隙のない守備で緊張感に溢れ目の離せない試合展開となりました。大体大#7西田恵、びわこ大#10青山景昌、どちらも非常に足元の技術の高く他のチームとの対戦ならうまく相手をかわす場面が何度も見られる選手ですけれども、この試合では両選手とも厳しく寄せられかなり苦労していました。
そういうなかでひと際目立ったのがびわこ大FW#18井上直輝。自陣近い浅いところから爆発的な瞬発力で裏のスペースへ抜け出したり、守備に回れば大体大GK#21泉森涼太(2年・鹿児島城西高)のパントキックを頭で処理しようとする身長183cm#5田中駿汰の前に169cmの体をスルスルッと入れてタイミングよくジャンプしてヘッドで競り勝ちマイボールにしたり、強力な守備陣を相手にしっかりとした下半身でボールをキープし味方のサポートを待つ時間も作るなど、間違いなく関西学生リーグを代表するFW。気が早いけど関西選手権を勝ち進み必ずや大臣杯で全国相手に戦ってもらいたい。

ドローで終わった結果、今節首位は勝ち点20でびわこ大、次いで勝ち点19大体大。3位関学大も勝利で勝ち点を17に伸ばしました。4位立命大も今節勝利で勝ち点15。今季スタートダッシュできなかった阪南大も調子を上げて5位まで順位を上げ今節も勝利して勝ち点12。後期もあるので順位がどうなるかはまだまだわかりませんが、前期残り3節となり立命大は上位との対戦はもうありません。ここは前期の残り全勝でターンしたいところですね。そして他の上位のチームがどう勝ち点を取り合うのか。注目選手が怪我からの復帰があるなど状態の上がるチームも出てくるでしょう。ますます目が離せません。

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