ようやく有観客試合が再開。ヨドコウ桜スタジアムで京都産業大学×大阪教育大学を見てきました。
京産大のフォーメーションは4-4-2。ゴールを守るのは徳島ヴォルティス加入内定の#1田中颯(4年・東京Vユース)。CBに#3福田玲央(3年・金光大阪高)と#18佐藤幸生(2年・広島ユース)。2トップは#14津野絢世(3年・京都U-18)と#43中田樹音(1年・岡山学芸館高)です。
対する大教大は3-5-2。GKは#21来須浩希(2年・広島皆実高)。右サイドは#11中村成龍(3年・阪南大高)、左サイドに#5鍋坂陸平(4年・阪南大高)。2トップは#10川西真斗(4年・岡山学芸館高)と#28田中大智(1年・阪南大高)です。
4分、京産大・#6國領雄斗(4年・東山高)による左CK。ショートを選択し#7食野壮磨(2年・G大阪ユース)とパス交換してからクロス。ゴール前混戦になったところを#43中田樹音が押し込んで京産大がいきなり先制! 1-0
32分、大教大DFラインの裏へボールが抜けそうになったところを大教大GK・#21来須浩希がタイミングよくエリアから飛び出して姿勢を低くしブロック! ところが跳ね返ったボールが味方に当たり、京産大左MF#28夏川大和(2年・草津東高)の足元へ。フリーだった夏川が落ち着いてループシュート。距離はあったがきっちり決めて京産大の追加点! 2-0
逆襲したい大教大は42分、左MF#5鍋坂陸平が相手SBの裏へ抜け出しグラウンダーのクロス。ゴール前で#10川西真斗が相手と競り合いながらなんとか足に当ててシュートとするもボールは惜しくも枠の右。点差は縮まらず京産大2点リードで前半終了。
後半に入ると大教大が猛攻を仕掛ける。
後半4分、#9砂川竜矢(3年・広島皆実高)が右サイドを駆け上がり浮き球のクロス。これを#10川西真斗がボレーで叩くがGKキャッチ。
後半6分、#5鍋坂陸平が中盤中央からボールを運び最後は#9砂川竜矢につないでシュートを放つがこれも京産大GK#1田中颯にキャッチされる。
後半14分、大教大の右CKはGKがパンチングでクリア。
後半17分、再び右CK。一度はクリアされるもセカンドを拾い#11中村成龍がクロス。#10川西がヘディングするも枠の左。
相手の攻撃をしのぎきるとここからはほぼ京産大のターン。後半22分、中盤中央で#3福田玲央から前方の#7食野壮磨に縦パスが通ると相手エリア左へ縦にボールを持ち込みそこから右へカットイン、相手を振り切って対角にシュートを放ちボールはゴール左へ突き刺さる! 3-0
続けて後半23分、FW#14津野絢世が相手DFをかわしGKを1対1に。しかしここは大教大GK#21来須浩希がブロック。
後半36分、交代で入ったFW#9原田烈志(3年・G大阪ユース)が裏へ抜け出してドリブルからシュートを放つが左サイドネット。
後半40分、再び#9原田烈志が右サイドをドリブルで駆け上がると味方2人が相手DFを引き連れながらゴール前に走り込む。原田がクロスを上げた先はその2人ではなくさらに奥、逆サイドから走り込んでいた左SB#2吉木大喜(3年・G大阪ユース)へ。これを吉木がフリーでシュートを放ち追加点! 4-0
そしてこのまま試合終了。
京産大が4得点無失点の完勝となりました。中でも目を引いたのはボランチに入った#7食野壮磨選手。奪える運べる動ける、と大活躍。1G1Aと数字でもしっかり結果を残しました。
14津野絢世、#17中野歩(2年・G大阪ユース)、#11石川貴登(4年・流経大柏高)がポジションを自由に入れ替わって常に右サイドに幅を取るのは興味深かったです。大教大・#5鍋坂陸平の攻め上がりを抑える意図もあったのでしょうか。どの選手も良い動きをしていて今季好調も納得でした。
大教大はFW#10川西真斗が味方CBがフリーでボールを持ったときに良い動きだしをするもボールが出てこなかったり、相手DFを背負いながらボールを持ち味方が外を廻ってくれるのを待つも、味方はインナーラップを仕掛けてしまったりして意図が合わず難しい展開になりました。守備から攻撃への切り替えにおいて意思統一ができていないところもあったように思います。両者の攻守の切り替えの早さに違いを感じた試合でした。