J-GREEN堺メインフィールドで行われた第2試合。関西大学×立命館大学を見てきました。
関西大はGK#16田熊航洋（4年・鳥取U-18）、4バックは右から#5次木優斗（4年・関西大北陽高）、#25髙橋直也（2年・G大阪ユース）、#4吉田伸弘（4年・阪南大高）、#2浅羽悠成（4年・興國高）。ダブルボランチは#6草刈龍星（4年・鳥栖U-18）と#8梅津克貴（4年・G大阪ユース）、2トップは#29百田真登（2年・関西大第一高）と#9沼田駿也（4年・摂津高）です。
立命大はCBに#2江口正太郎（3年・静岡学園高）と#16竹内駿斗（2年・三菱養和SCユース）、中盤ダブルボランチは#33戸水利紀（1年・川崎U-18）と#40工藤大雅（2年・大分U-18）。右サイドに#34野濱友哉（2年・京都U-18）、左サイドに#12中野瑠馬（1年・京都U-18）、2トップは#11明比友宏（4年・広島ユース）と#29大久保龍一（3年・愛知FC）です。関西大はスタメンに4年生が8名、立命大は2名という対照的な構成になりました。
開始早々、関西大のチャンス。右サイドから組み立てて最後は#5次木優斗のクロス。ゴール前に飛び込んだ選手がいたもののタイミングが合わず。
5分、立命大・#11明比友宏が左サイドから低いクロス。こちらもゴール前の選手とタイミングが合わない。
21分、相手陣内中盤中央から立命大のFK。#34野濱友哉の蹴った高いボールに#5二宮和輝（4年・愛媛U-18）がヘッドで合わせるが関西大GK#16田熊航洋が好セーブでゴールを阻む。
しかし22分、これで得た立命大の左CK。#34野濱友哉が放ったボールをPAのやや右にいた#11明比友宏がダイレクトボレー！ これが見事に決まり立命大が先制！ ０－１
続けて23分、右サイドからのクロスを中央で#11明比友宏？が落として#29大久保龍一がシュート！ しかし惜しくも枠の右。
鮮やかな先制弾を食らった関西大もここから攻撃のギアを上げる。28分、#9沼田駿也がロングボールでスペースに抜け出しいくつか切り返しを入れてシュート。しかし立命大DFがブロック。
29分、関西大の左CK。#20足立翼（3年・G大阪ユース）の高く蹴ったボールは弧を描いてゴール前に落ちるも立命大GK#31山口瞬がパンチングでクリア。
34分、立命大のビルドアップを中盤中央で奪い関西大が右サイドに展開。#5次木優斗がクロスも中が合わない。
35分に再び左CK。#20足立翼のキックに今度は#29百田真登がヘッドで触るがクリアされる。
36分、またもショートカウンターから#9沼田駿也がDFの裏へ抜けてシュートチャンスも立命大#34野濱友哉が怒涛のプレースバックでクリアしピンチを回避。
45分、度重なる関西大の攻撃をしのいだ立命大が左サイドからの組み立て。関西大の守備ブロックを避けて#40工藤大雅が中央へマイナスのグラウンダー。これを#5二宮和輝がノートラップでミドルシュート！ これがゴールに突き刺さり立命大が追加点！ ０－２
立命大の2点リードで前半終了。
後半開始。
後半3分、関西大の攻撃。右サイドから#5次木優斗がクロスも中が合わない。
後半7分、再び#5次木のクロス。#9沼田駿也がヘッドで合わせるがGK正面。
後半9分、相手PA右に進入した#5次木優斗が横パス。#20足立翼がシュートもDFがクリア。
後半10分、関西大が右サイドからのクロス。クリアボールが#9沼田駿也にわたりシュートを放つも惜しくも枠の右。
後半13分は左サイドから。#9沼田駿也からのパスをもらった#29百田真登が相手DFをかわしてシュート。しかしGKがセーブ。
後半15分に関西大のショートカウンター。中盤で奪ってすぐさま縦パスを入れ、それを受けた#9沼田駿也が左足でシュート。しかしボールは枠の右。
後半16分、関西大は2トップの入れ替えで2枚替え。#11宮脇和輝（4年・G大阪ユース）と#17久乗聖亜（3年・東山高）を投入。
この交代が早速効果を表す。後半21分、左サイドにボールを持ち込んだ#8梅津克貴からPA内ゴール左の#17久乗聖亜にボールが渡ると角度のないところからニアへシュート！ これがGKの脇をすり抜けてゴールへ転がり込み関西大が追撃弾！ １－２
この後も関西大が必死の攻撃。後半26分、PA左にいた#17久乗聖亜がゴールを背にして左サイドからボールを受けると振り向きざまにシュート。しかしバーを越えてしまう。
後半35分、関西大の左CK。ニアですらしたボールを交代で入った#33前田龍大（1年・C大阪U-18）が拾ってシュートするも相手DFがクリア。
なんとか同点に追いつきたい関西大だったが後半38分、関西大PAに進入した立命大選手のキックが関西大・#2浅羽悠成の手に当たってしまい痛恨のPK。これを立命大#12中野瑠馬が冷静に決めて立命大がダメ押し。１－３
結局関西大もそれ以上の追撃はならず試合終了。
関西大は最後列を起点に右サイドからのクロスまでの形は仕上がっているものの高さのある立命大DF陣を相手になかなかシュートまで持ち込めませんでした。立命大が関西大に対しカットインさせずあえて外から上げさせているようにも見えました。立命大も関西大の守備ブロックの中に入り込むのは苦労していたのですが4年生2人の圧巻ミドルでこじ開けることに成功。試合を有利に運びました。
この試合結果により関西大はインカレ出場の可能性が消滅。立命大は降格圏脱出となりました。残り１試合。どんな結果が待っているのか。悔いのない思い切ったプレイを期待します。
