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前期第2節 関学大×大産大 を見てきた!

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三木防災総合運動公園陸上競技場で行われた関西学院大学×大阪産業大学の試合を見てきました。
第1節が延期となったため今節が開幕戦となる関学大は4-4-2の布陣。2トップに#10木村勇大(4年・大阪桐蔭高)と#19渡邉颯太(3年・草津東高)、左SHは#17倍井謙(3年・名古屋U-18)、右SHに#35浦道翔(3年・長崎U-18)。対する大産大は3バックの模様。1トップに#10赤塚ミカエル(4年・鹿島ユース)、中盤は#6伊藤友弥(3年・愛媛ユース)と#8天野寛人(3年・G大阪ユース)のダブルボランチ、WBは右に#2三輪昭太(2年・藤枝明誠高)、左に#4橋本翔和(2年・神戸弘陵学園高)です。

試合開始。先月のデンソーカップでU-20全日本選抜にも入った関学大・#17倍井謙が躍動し序盤はほぼ関学大ペース。前半7分、関学大左サイドの細かい組み立てから#17倍井がボールを持つと中盤から一気にドリブルで前進、相手PAに差し掛かったところでカットインからゴール右隅へ右足のシュート。大産大GK#21武村真央(3年・東大阪大柏原高)が体を伸ばしてセービング。
前半15分、中盤から前線の#10木村勇大に縦パスを当ててマイナスに戻したボールを#19渡邉颯太がシュートを放つが枠の上。
前半18分、右サイドから#35浦道翔が左足でシュート性のアーリークロス。意表を突かれたが大産大GK#21武村が落ち着いてゴールラインの外へかき出す。
そして前半21分、中盤の揉み合いから大産大DFの裏へミドルパス、これに関学大#10木村勇大が反応して裏へ抜け出し、飛び出してきたGKをうまくかわしてゴールへ流し込み関学大が先制! 1-0

選手それぞれの個人技と正確なパスで流れをつかんだ関学大が先制し、このまま一方的なゲームになるかと思いきや大産大が反撃に出る。前半26分、大産大が右サイドでスローインを得ると#4橋本翔和がロングスロー。関学大のクリアが小さくなりゴール正面にボールが転がると、これを大産大#8天野寛人が左足で叩き込んで同点に! 1-1

この時間あたりから関学大選手の個人技やパススピードに慣れた大産大が陣形のスライドもうまく機能しはじめ、中盤の数的優位からパスカットする場面が増えて徐々に押し返し始める。前半37分、またもや大産大が右サイドのスローインから#10赤塚ミカエルが頭で前線へボールを送ると中から右サイドへ斜めに抜け出した#13島袋優斗(4年・帝京第三高)がこれを拾いゴールに向かってドリブル。PA右からファーへシュートを放つがGK#1吉原大芽(4年・東北学院高)が弾きDFが回収して関学大は事なきを得る。

大産大のプレスに手を焼きなかなかフィニッシュに持ち込めなかった関学大であったが前半45分、右サイドから細かくパスを繋いで切り崩し最後は#6長尾優斗(3年・G大阪ユース)がシュートを放ち、ボールはGKの脇を抜けるが、これをゴールの中で待ち構えた大産大#5湯本創也(3年・FC東京U-18)がゴールラインぎりぎりでかき出す。同点のまま前半終了。

大産大は#6伊藤友弥に代えて#7寺田勇心(2年・関西大北陽高)を投入。
後半開始。
後半6分、関学大GKのクリアボールを大産大が拾って関学大PA手前中央で#20奥野龍登(1年・大阪桐蔭高)に渡ると中央からPA左に進入して左足でシュート! しかし大きく打ち上げてしまう。
後半10分、大産大#10赤塚ミカエルのポストプレーから#13島袋優斗が左のスペースへドリブルで進入。左足で上げたクロスをファーで待ち構えた#2三輪昭太がワントラップからフリーでシュートを放つという決定機を迎えるがこれも枠の上を超えてしまう。

後半17分、関学大はFW#19渡邉颯太に代えて#9山田剛綺(4年・京都橘高)、MF#35浦道翔に代えて#16佐藤陽太(3年・京都橘高)を投入し#10木村勇大を1トップにし3バックへ転向。ミラーゲームを仕掛ける。
後半30分、大産大のハンドで相手PA手前で関学大がFKを獲得。#16佐藤陽太が右足で直接ゴールを狙うも枠の上。
後半35分、ドリブル突破を図った関学大#9山田剛綺が倒されて相手陣内中央でFKを獲得。#16佐藤陽太が高く上げたボールを#27山本祐也(4年・近畿大付属高)が競り勝ってヘディングを放つも枠の左。
後半36分、大産大のビルドアップのパスミスを#16佐藤陽太が拾ってパスを出し#9山田剛綺が強烈なシュートを放つがGK正面。

関学大が厚くなった中盤でボールを支配し大産大を押し込むも9人でブロックを敷く相手の粘り強い守備の前に得点が奪えない。大産大は奪ったボールを最終ラインやGKからロングボールで前線に当てようとするが強風にボールが戻されなかなか思う展開にできない。結局スコアは動かず1-1で試合終了。

関学大は細かなパス回しや正確なサイドチェンジなど相手に揺さぶりをかけながら、時に#17倍井謙選手の力強いドリブルで突破を図りましたが大産大から奪えたのは1得点のみとなりました。なにしろ今季の初戦ですので今節の結果を分析して今後はより奮闘するに違いありません。大産大は先制され第1節のような複数失点が心配されましたが、すぐさま追いつき相手の勢いに飲まれずやるべきことをしっかりやった結果、最小失点に抑え勝点1を得ました。むしろ決定機は大産大のほうが多くあったように思います。この試合を含め昇格組は腰の引けた姿勢など微塵もなく堂々とした戦いぶりを見せてくれているので今季はとても楽しくなりそうです。

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