前回の投稿と同日に行われた前期第4節の延期試合、京都産業大学×大阪学院大学 を見てきました。
京産大はGK#1山本透衣（3年・札幌U-18）、右SBに#22大串昇平（2年・G大阪ユース）、左SBに#4西村翔（3年・G大阪ユース）。ボランチは#24松浦蒼波（2年・京都橘高）と#17う川上陽星（3年・作陽高）のコンビ。2トップは#20菅野翔斗（2年・広島ユース）と#23城水晃太（2年・広島ユース）です。実績ある選手の欠場が目立つ京産大。#2吉木大喜（4年・G大阪ユース）、#11津野絢世（4年・京都U-18）、#8中野歩（3年・G大阪ユース）、#10食野壮磨（3年・G大阪ユース）、#9原田烈志（4年・G大阪ユース）がメンバー外。
一方の大院大。GKは#21梅田陸空（4年・大阪学院大高）。#44渡健大（4年・大阪学院大高）、#2舩田陸人（2年・履正社高）、#3桑本航希（3年・大阪学院大高）、#5大野伶（3年・山辺高）の4バック。1トップは#12閑田隼人（2年・広島皆実高）、その下に#10國分龍司（4年・G大阪ユース）、右に#8澤崎凌大（3年・徳島ユース）、左に#9関俊哉（3年・静岡学園高）がスタメンです。
試合開始。
前半9分、敵陣右サイド深い位置でボールを受けた大院大・#9関俊哉が同サイドマイナスに戻して#8澤崎凌大が左足で巻いたシュート。惜しくも枠の左。
前半11分も大院大。縦パスで中央を切り裂きゴール正面から#12閑田隼人が左足を振るも枠の左。
前半13分、再び大院大がショートパスをつなぎ最後は#69箱崎達也（2年・四国学院大香川西高）？がPA中央から右足を振るもGKセーブ。
前半20分、大院大が右サイドから組み立てて敵陣PA右角から#10國分龍司が一歩右に外してシュートを試みるも京産大DFがブロック。
前半21分、これで得た大院大の右CK。#5大野伶のインスイングのボールはファーサイドの選手を狙うも京産大GK#1山本透衣が飛び出してこれをキャッチ。
前半23分、京産大が左サイドから攻撃。敵陣PA左でダイビングしてきたGKをかわす低いクロスが入るも合わせる味方はおらずチャンスにつながらない。
前半34分、大院大・#9関俊哉が敵陣左サイドに進入。一度マイナスに戻したボールを#5大野伶がダイレクトでクロス。ゴール前で#10國分龍司がジャンプしてヘッドを試みるもさわれず。
前半38分、京産大・#6杉田迅（4年・京都U-18）が敵陣右サイドから大きく山なりのクロス。ゴール前で#20菅野翔斗が倒されるも笛は鳴らず。
前半40分、大院大がビルドアップするところを中盤でカットされ、前に運ぼうとした京産大・#24松浦蒼波に対し大院大・#10國分龍司が後ろから激しくチャージ。笛が鳴り#10國分龍司にイエローカード。
前半45分、京産大・#22大串昇平が敵陣右サイドから低く鋭いアーリークロス。PA内に#20菅野翔斗、#23城水晃太が走り込むが大院大GK#21梅田陸空がダイビングして直接キャッチし攻撃を阻むナイスプレー。
前半45＋2分、大院大が敵陣中央やや右からのFK。左足なら#5大野伶、右足なら#8澤崎凌大とボールの前に二人が立ったが蹴ったのは右の#8澤崎。ファーサイドの#2舩田陸人に合わせたボールだったが京産大DFがクリア。ここで笛が鳴りスコアレスで前半を終える。
ハーフタイムに京産大は#20菅野翔斗から#28岩村匠馬（2年・東山高）に交代。#20菅野のプレーは決して悪くなかったが左手にテーピングしていたことへの配慮か。
後半開始。
後半4分、中盤からショートパスでつなぎ、最終ラインとボランチの間でボールを受けた大院大・#12閑田隼人が相手が寄せるなかPAの外から強引に足を振ってシュートを放つがGK正面。
後半7分、大院大の右CK。蹴るのはCB#3桑本航希の左足。山なりに巻いて放たれたボールに#2舩田陸人がヘッドで叩きつけるもGKキャッチ。
そして後半9分、京産大・#27横窪皇太が相手のパスミスを奪い、GKへ戻すも球足が短く届かない。これを拾った大院大・#9関俊哉がPA右からシュートを放ち大院大が先制！ ０－１
後半11分、京産大は2回めの交代。#6杉田迅に代えて#15西矢慎平（3年・神戸弘陵学園高）。大院大も#12閑田隼人に代えて#7森脇直人（3年・大阪学院大高）を投入。
後半13分、またもや大院大のショートパスが京産大の守備を翻弄。縦パスを敵陣PA左で受けた#10國分龍司。シュートコースを作るべく右へ右へと運んで右足を振る！ 京産大GK#1山本透衣がこれを弾くも、大院大・#8澤崎凌大が押し込み大院大が追加点！ ０－２
なおも攻撃の手を緩めない大院大。後半16分、敵陣左サイドのスペースでボールを受けた#5大野伶が一人DFを交わして内側へ入り右足のシュート。しかしこれは枠の上。
後半20分は右サイドから。#8澤崎凌大が深い位置からグラウンダーのクロス。#7森脇直人が滑り込みながらシュートを放つも京産大DFがゴール内に入ってこれをクリア。
京産大の後半最初のシュートは後半23分、右サイドから組み立て、敵陣PA右角から#23城水晃太が短いクロス。逆サイドから走り込んだ#14夏川大和がシュートも大院大・#44渡健大がスライディングでブロック。
後半25分、京産大3回目の交代は2枚替え。#22大串昇平と#14夏川大和を下げ、#19石原央羅（2年・鳥栖U-18）と#47山嵜陽（1年・京都U-18）を投入。右SHに#19石原が入り#15西矢慎平が一列下がって右SBに。#47山嵜はそのまま#14夏川のいた左SHに入った。
大院大も交代。#44渡健大に代えて#45田中太晟（3年・静岡学園高）。
後半30分、大院大の左CK。#69箱崎達也の右足インスイングのキックは一度跳ね返されるも再び大院大が拾い#69箱崎のもとへ。PA左の角度のないところから左足でシュートを打つも枠の上。
後半42分、京産大は右サイドで得たスローインからボールを繋いで斜めに横断。逆サイドから入ってきた#47山嵜陽にボールがわたり右足でシュートを放つがGKがキャッチ。
後半43分、大院大は#5大野伶に代えて#13崎向翔（4年・野洲高）を投入。
後半45分、京産大#23城水晃太が中盤中央から右サイドに展開。ボールを受けた#19石原央羅が敵陣PA右に進入しマイナスのパス。これを#15西矢慎平が右足ダイレクトでシュートを放つも枠の左。
後半45分＋3分、大院大がクリアしきれなかったボールを敵陣中央で拾った#15西矢慎平が右サイドへパス。#19石原央羅が縦に突破しクロス。ゴール前中央で#23城水晃太が頭で合わせるも枠の上。
終盤に反撃に出た京産大だったがゴールを割ることはできず試合終了。
前回の試合で関学大を失点ゼロに抑えた京産大でしたが、この試合では選手のあいだあいだに進入されショートパスを繋がれ1対1の強さを発揮できず常に押し込まれてしまいチャンスを多く作られてしまいました。攻撃においてもなかなか前へボールを運べず前半のシュートはゼロ。苦しいゲームとなってしまいました。
関西選手権では関西大に攻撃を封じられてしまった大院大の攻撃は、この日は本領発揮。少ないタッチ数でボールを運び、味方FWやSHに敵SBを食いつかせ、その外を味方SBが回る理想の展開。シュート数やCK数で相手を大きく上回りました。
京産大はこの試合に勝って上位争いに加わりたかったところですが叶わず勝点17で前期は5位が確定。後期は現在欠場している選手も帰ってくるでしょうし上位進出が期待されます。
大院大は残り1試合あって勝点10の暫定10位。前期残る試合は関西大が相手です。関西選手権決勝戦の雪辱を果たして順位上昇があるのかどうか。大院大は総理大臣杯に出場します。1回戦からの出場となりますが自慢のパスワークで相手の守備を切り崩して一つでも多く勝ち抜いて全国にその名を轟かせてもらいたいです。
