ヤンマーフィールド長居で行われた第2試合、びわこ成蹊スポーツ大学×大阪産業大学を見てきました。
びわこ大は4-4-2。GKは#1原田圭吾（4年・福岡U-18）。左SBに#25川﨑章弘（4年・久御山高）、右SBに#2藤井嵐（2年・立正大淞南高）。左SHに#11泉柊椰（4年・神戸U-18）、右SHに#6高見柊真（4年・大津高）。2トップは#10石橋克之（3年・立正大淞南高）と#30芳賀海斗（1年・京都橘高）が入りました。
対する大産大は3-4-2-1か？ GK#21武村真央（3年・東大阪大柏原高）、3バックは左から#16奥田智哉（3年・大阪桐蔭高）、#3笠原恵夢（3年・大産大附属高）、#5湯本創也（3年・FC東京U-18）。右WBは#2三輪昭太（2年・藤枝明誠高）、左WB#22小林俊介（3年・大産大附属高）。前線は#9古川大樹（4年・興國高）、#13島袋優斗（4年・帝京第三高）、#33下野虎太郎（3年・大阪桐蔭高）。#10赤塚ミカエル（4年・鹿島ユース）はベンチスタート。
試合開始。
前半1分、びわこ大から見て右サイド、大産大PA角の外からのFK。びわこ大#25川﨑章弘が左足で巻いたボール、ニアを直接狙うがGKがキャッチ。
前半4分、中盤の奪い合いから大産大DFが大きく前線へ蹴り出し、#9古川大樹がGKとの1対1になりかけるも、びわこ大GK#1原田圭吾がタイミングよくエリアを飛び出しこれをクリア。
前半7分、大産大が最終ラインでボールを回すところをびわこ大#10石橋克之が奪って相手GKが高い位置にいると見るやシュートを放つ。GKが弾いたところにびわこ大#11泉柊椰が押し込もうと走り込むが枠の右。
前半9分、びわこ大#11泉柊椰が左サイドで相手を振り切りクロス。しかし大産大#22小林俊介がクリア。CKに逃れる。
前半10分、びわこ大の右CK。#25川﨑章弘の左足から放たれたボールは良い軌道でゴール前に上がるも味方に合わずゴールラインを超える。
前半16分、大産大が自陣からのFK。縦に大きく蹴って相手DFの裏へボールを入れるが味方に合わずラインを超える。
前半19分、びわこ大のバックパスを狙って大産大選手が走り込むがびわこ大GK#1原田圭吾がクリア。これを大産大#7寺田勇心（2年・関西大北陽高）が拾ってシュートを放つもGK正面。
前半20分、びわこ大＃２藤井嵐が右サイドからアーリー気味のクロス。ゴール前で二人選手が飛び込むがシュートにならない。
前半23分、中盤奪い合いからのこぼれ球がびわこ大DFの間に落ち、大産大#7寺田勇心がシュートに持ち込むがDFがブロック。
互いにシュートが打てない時間が続いたが前半42分、敵陣深くまでボールを運んだびわこ大が相手DFを引き連れながらバックパス。これを受けた#11泉柊椰がミドルシュート！ バーの下、枠内に飛んだがこれを大産大GK#21武村真央が片手一本で阻止！ CKに逃れる。
ピンチを脱した大産大だったが、続くびわこ大の右CK。#25川﨑章弘の蹴ったボールにファーで飛び込んだのはまたもや#11泉柊椰！ ヘディングシュートが決まってびわこ大が先制！ １－０
前半も終了間際となるがびわこ大が畳み掛ける。前半45分、大産大のビルドアップをカットしびわこ大が右サイドに展開。#6高見柊真が低く速いクロスを入れるが中と合わず。
前半45＋2分、びわこ大が今度は左サイドに展開。#11泉柊椰が深い位置からクロスを入れGK#21武村真央の脇をボールがすり抜けたもののこれを押し込めず大産大がクリア。
続くびわこ大の左CK。#11泉柊椰が右足で蹴ったボールにニアで#19森田成（1年・鹿児島U-18）が頭で合わせるが枠の上。その後もびわこ大1点リードのままスコアは動かず前半終了。
ハーフタイムにびわこ大はDF#17山田祐樹に代えて#23佐藤凌（4年・金光大阪高）、大産大はMF#22小林俊介とFW#9古川大樹に代えて#4橋本翔和（2年・神戸弘陵学園高）と#20奥野龍登（1年・大阪桐蔭高）をそれぞれ投入。
後半開始。後半も互いにゴール前に運ばせない守備が続いたがなんとかシュートまで持っていったのは追いつきたい大産大だった。
後半1分、びわこ大DFが跳ね返したボールをPA手前で拾った#33下野虎太郎がシュート。リフレクションがあったがボールに力なくびわこ大GK#1原田圭吾が落ち着いてキャッチ。
後半3分、大産大が敵陣右サイド高い位置からのスローイン。#4橋本翔和がロングスロー。競り合ったボールが大産大#5湯本創也の足元へ。シュートに持ち込むが体勢悪くボールが浮いてしまい枠の上。
後半7分、再び大産大が右サイドからのスローイン。なかなかボールが落ち着かず、びわこ大のクリアボールが再び大産大#5湯本創也に渡ると今度はしっかりと左足を振り抜く！ 素晴らしい軌道を描いたシュートだったが惜しくもクロスバーの上。
その後も膠着状態が続き、大産大が交代に動く。後半18分、FW#13島袋優斗と#33下野虎太郎に代えて、#27西村哲成（4年・履正社高）と#10赤塚ミカエル（4年・鹿島ユース）がピッチへ。
びわこ大は2人目の交代。後半22分、FW#30芳賀海斗に代えて#18伴木翔（3年・立正大淞南高）を送り出した。
後半26分、大産大の攻撃。前線で#10赤塚ミカエルがボールを収めると右サイドを駆け上がる#2三輪昭太へパス。#2三輪は右サイドから大きく逆サイドへ展開。#4橋本翔和が中央マイナス方向へ落とし#16奥田智哉がミドルシュート！ しかしこれも枠の右へそれてしまう。
ここまで守勢に回っていたびわこ大が後半31分、敵陣中央でFKを獲得。#7工藤真人（3年・仙台ユース）から放たれた山なりのボールに大産大GK#21武村真央も飛び出し手を伸ばすが、先に飛んだびわこ大#19森田成が高い打点からのヘディングシュート！ これが決まってびわこ大が追加点！ ２－０
点差を縮めたい大産大だったがなかなか盛り返す事ができない。
後半36分、びわこ大#6高見柊真が中盤右サイドからワンツーで敵の守備をかいくぐりPA右角からシュート！ これは惜しくも枠の上。
後半39分、びわこ大#11泉柊椰がすばらしい動き出しで相手DFの背後を取って自陣からのロングパスを引き出しGKとの1対1に持ち込んだに見えたが惜しくもオフサイド。
この後は互いにシュートもないまま試合終了。
びわこ大が危なげなく勝利した試合でした。大産大もボールは持つのですがびわこ大の寄せ方がしっかりしていてボールホルダーを前に向かせずタッチ数を増やし攻撃のリズムを作らせませんでした。流れから得点できずともセットプレーをものにして、しっかり守って無失点。腰の座った組織的な守備ができてると感じます。
大産大はセットプレーから2失点したものの流れからの失点はなく、狙い通りの守備はできていたのだと思います。なかなかシュートまで持ち込めませんでしたが右サイドからの攻撃は可能性を感じますし今後も期待できそうです。現在勝点１にとどまっていますが、ここまでの4試合の相手が京産大、関学大、大体大、そしてびわこ大。まだまだこれから。今後に期待です。
