阪南大学・高見の里グラウンドで行われた後期第8節 阪南大学×同志社大学 を見てきました。
阪南大GKは今季初先発の#21村田要(4年・熊本国府高)。4バック右から#2髙田椋汰(4年・日章学園高)、#4野瀬翔也(2年・東邦高)、#19高木践(3年・阪南大高)、#6早川海瑠(4年・作陽高)。中盤は#42櫻井文陽(1年・阪南大高)と#14工藤蒼生(4年・仙台U-18)。右SHは#7山口和樹(4年・C大阪U-18)、左SH#11原耕太郎(4年・西尾高)。2トップは#10松原大芽(4年・作陽高)と#54篠畑純也(3年・阪南大高)。#18康起甫(4年・大阪朝鮮高)はベンチスタートです。
対する同大。GK#1天野友心(4年・清水ユース)。4バック右から#5山脇樺織(4年・関東第一高)、#3中田渓斗(4年・三田学園高)、#4金沢一矢(2年・京都橘高)、#2小池晴大(4年・大阪桐蔭高)。ダブルボランチは#36中野周登(4年・久御山高)と#19田中彰真(4年・桐光学園高)。右SH#33鹿取勇斗(1年・桐光学園高)、左SH#11長坂大陸(4年・東山高)。2トップ#10岩岸宗志(4年・星稜高)と#9東駿(4年・清水ユース)です。
試合開始。
前半2分、同大・#5山脇樺織が敵陣右サイドでボールを奪い、右サイド深いところまで運んでクロス。阪南大のクリアが小さくなったところをPA手前から同大・#19田中彰真がダイレクトでシュートを放つが枠の上。
前半10分、阪南大のGKからの組み立てに対し同大が前からプレッシング。右サイドで奪って中央へ転がったボールを同大・#11長坂大陸が拾いエリアの外から左足のシュートもGK正面。
前半11分も同大。中盤左サイドからの組み立て。左SH#11長坂大陸が引いて相手DFが食いついた裏へ#36中野周登が飛び出す。敵陣PA左まで運んでグラウンダーのクロス。#9東駿がダイレクト左足で合わせるもGKがキャッチ。
前半15分、阪南大のオフサイドで同大が自陣高い位置からのFK。#4金沢一矢が敵陣右サイドへめがけて得意のロングフィード。#5山脇樺織のピタリと合うと、一度中を伺うと見せて縦にドリブル。右サイド深い位置からの高いクロス。ゴール前で#9東駿が高いジャンプを見せてヘディングシュートを放つも枠の左。
前半17分、阪南大の敵陣でのFKからの流れ。一度跳ね返されたボールを再び阪南大がゴール前へ放り込むと同大・#4金沢一矢が左足ダイレクトで中盤中央にいた#10岩岸宗志に当てる。#10岩岸は一度左サイドへはたいて自身は中央をかけあがる。左サイドから再び#10岩岸に強いパスが入るとこれを左前へフリック。走り込んだ#33鹿取勇斗にボールが渡り敵陣PAに入ったところでシュート体勢に入ろうとするも阪南大・#19高木践が素早く寄せて先にボールに飛び込みクリアしCKへ逃れる。
前半22分、阪南大が左CKを獲得。同大のクリアボールを阪南大・#6早川海瑠が右足ダイレクトでシュートを打つが大きく枠を外れる。
前半32分、同大が中盤右サイドから細かく繋いで前進。敵PA手前中央まで繋いで最後は#19田中彰真がシュートを放つが枠の左。
前半35分、阪南大が自陣高い位置でボールを奪いカウンター。中盤中央#11原耕太郎から右サイドへ。受けた#2髙田椋汰がスルーパス。敵PA右に走り込んだ#10松原大芽が右足でシュートを放つも同大#4金沢一矢が足を伸ばしボールを当てラインを割る。
前半36分、阪南大が自陣右サイドで激しいプレスを受けるもこれをかいくぐり左サイドへ展開。#6早川海瑠から縦にボールを入れて#54篠畑純也が敵陣深い位置からクロス。#10松原大芽がゴール前でヘディングシュートを放つも惜しくも枠の右。
前半39分、敵陣ペナルティーアーク手前からの阪南大のFK。#42櫻井文陽が右足で打つと見せかけて左サイド方向へ軽く転がすと#6早川海瑠が左足でシュート。同大のジャンプした壁に当たり枠を外れる。
前半41分、阪南大・#42櫻井文陽がドリブルで敵陣PA右へ進入。1人2人とかわした後に倒されるも笛は鳴らず。
前半45+2分、同大・#11長坂大陸?がペナルティーアーク付近で倒されるもこちらも笛は鳴らず。スコアレスで前半終了。
グラウンダーでパスを繋いでうまく前進させているのは同大。しかし阪南大の最終ラインをなかなか崩せない。阪南大はボールサイドに寄せてくる同大を見て、時に大きくサイドチェンジを試みるがこの日は向かい風が強くボールの軌道がなかなか定まらない。
同大はハーフタイムに#9東駿を下げて#14戸坂隼人(3年・國學院大久我山高)を投入。#14戸坂が右SHに入り#33鹿取勇斗が2トップの一角に入る。
後半開始。
後半7分、阪南大が敵陣右サイドからのスローイン。#2髙田椋汰のロングスローにPA内ニアで#4野瀬翔也が頭ですらすがGKキャッチ。
後半8分、阪南大・#7山口和樹が敵陣右サイドから左足で斜めのクロス。PA内ファーサイドで受けた#10松原大芽がループを狙ったようなキックを見せるもミート弱くGKが両手を上げてキャッチ。
後半9分、阪南大が最終ラインでボールを回していたが#19高木践がCBでコンビを組む#4野瀬翔也をひとつ飛ばすかのようなキックを蹴るが右SB#2髙田椋汰は高い位置をとっており慌てて#4野瀬がボールを追う。この乱れを同大が逃さずボールを奪い、中央の#33鹿取勇斗につなぎペナルティーアーク手前から右足で巻いたシュートを放つも惜しくも枠の右。
後半15分、阪南大は#54篠畑純也に代えて#8田中遥斗(4年・創成館高)を投入。
後半19分、阪南大・#42櫻井文陽と#11原耕太郎のパス交換で敵陣PA右から切り崩すもシュートに至らず同大がクリア。
後半25分、同大は#11長坂大陸に代えて#45室勇志(1年・大阪桐蔭高)を投入。
後半26分に阪南大も交代。#7山口和樹と#10松原大芽を下げて#9三好麟大(2年・流経大付属柏高)と#18康起甫を投入。
後半27分、阪南大が敵陣左サイドでのスローインから#6早川海瑠のクロス。ファーサイドから#2髙田椋汰が飛び込みヘディングシュートを放つも相手に当たり枠の右。
後半28分、これで得た阪南大の右CK。#8田中遥斗が右足で放ったボールにファーサイドで助走をつけて高くジャンプした#2髙田椋汰がヘディングシュート。ボールはGKを超えゴール右に吸い込まれる。阪南大が先制! 1-0
後半31分、同大が自陣右サイドから大きく蹴り出したボール。これが向かい風で戻り#10岩岸宗志に収まるとドリブルでPA右に持ち込み自ら右足でグラウンダーのシュート。しかし惜しくも枠の左。
後半35分、阪南大はボランチを入れ替え。#14工藤蒼生と#42櫻井文陽を下げて#5鈴木梨(2年・仙台U-18)と#29常盤駿斗(4年・延岡学園高)を投入。
後半39分、同大が交代。#36中野周登に代えて#6仙頭勇介(4年・京都橘高)を投入。
後半40分、阪南大・#8田中遥斗が敵陣右サイドからクロス。相手のクリアが小さくなったところをPA手前から#18康起甫がシュートもGKキャッチ。
後半42分、同大は#33鹿取勇斗に代えて#27川口優大(3年・星稜高)をピッチへ。
後半45+4分、同大の左CK。ゴール前こぼれ球に同大・#10岩岸宗志がシュートするも阪南大GK#21村田要がゴール左へかきだし再び同大の左CK。ゴール前で高く跳ね返ったボールを同大・#6仙頭勇介が右足でダイレクトシュートを放つも枠の左。阪南大が1点リードを守ったまま試合終了。 1-0
両者とも中盤で激しくボールを奪い合う強度の高いゲームでしたがCKから先制した阪南大がリードを守って勝利しました。阪南大は#11原耕太郎が時折定位置の右サイドを離れてボールサイドへ顔を出し相手を撹乱する動きがよく目立ちました。#42櫻井文陽がドリブルで単独突破を図る場面も見応えありました。同大は序盤から3人目の動きを効果的に使って前進しゴールに迫っていました。前半6本のシュートを一つでも決めていればまた結果も違ったに違いありません。後半もゴールに迫る場面はあったのですが粘り強い阪南大の守備を最後まで崩すことはできませんでした。
阪南大は暫定2位につけていますが残り試合数が多いライバルもいるだけに油断はできません。同大は降格圏にはいないものの下位との勝点差はわずか。他チームより一試合多い残り試合数を有効に使って勝点を積み上げることができるでしょうか。終盤も目が離せません。