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ストライカーの大爆発で4発快勝! 前期第9節 関福大×大経大 を見てきた!

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三木総合防災公園陸上競技場で行われた前期第9節 関西福祉大学×大阪経済大学 を見てきました。
関福大は4-4-2でスタート。GK#12大月耀平(3年・神戸弘陵学園高)。4バック右から#3小西祐汰(3年・綾羽高)、#48岡楓太(1年・高川学園高)、#4原田涼汰(2年・作陽高)、以前ボランチ出場もあった#55小幡季生(1年・G大阪ユース)が左SB。#43茂木碧生(1年・前橋育英高)と#53清水楓之介(1年・東山高)のダブルボランチ。右SHに#25日吉悠真(3年・日章学園高)、左SH#8杉本蓮(3年・京都橘高)。2トップは#9鄭健司(3年・大阪朝鮮高)と#59得居大真(1年・愛媛U-18)。4年生の出場はなく1年生が5人スタメンということになりました。
対する大経大は3-3-2-2。GKは#1駒井幸弘(4年・G大阪ユース)。3バック右から#5藤嶋凌久(2年・東海大付属大阪仰星高)、#16瀬戸山翔(4年・東海大付属大阪仰星高)、#12大隅颯(2年・近江高)。アンカーに#8和田直樹(2年・G大阪ユース)、右WB#2柳川元樹(4年・作陽高)、左WB#19上辻健介(3年・槻の木高)。インサイドハーフに#6植田一輝(3年・霞ヶ浦高)と#10村上陽斗(3年・東海大付属大阪仰星高)。2トップは#37下崎蘭真(1年・興國高)と#9廣岡一樹(3年・東海大付属大阪仰星高)です。

試合開始。
前半2分、関福大が敵陣PA手前からのFK獲得。#3小西祐汰が直接狙うも枠の上。
前半5分、関福大・#8杉本蓮の中盤での中央突破に対して手をかけて妨害してしまい、大経大・#16瀬戸山翔にイエローカード。
そして前半8分に早くもゲームが動く。大経大が中盤左サイドから浮き球の縦パスを出すとこれに大経大・#9廣岡一樹が反応。ワンバウンドしたボールを相手より先に頭でコントロールするとPA左へ進入し右足のシュート! GKの脇を抜けてゴール右隅に流し込み大経大が先制! 0-1

前半12分、大経大が敵陣右サイドでFK獲得。ボールの前に立つのは#10村上陽斗と#37下崎蘭真。関福大がゴール前でのポジションを整える前に#37下崎がボールから離れ縦に走り出し、それに合わせ#10村上がグラウンダーパス。関福大の隙を突いたプレーだったが#37下崎が上げたクロスはGKの頭上を超えファーサイドのゴールラインを超えてしまう。
前半14分、関福大のカウンターをしのいだ大経大が自陣からロングフィード。右サイドに高く上がったボールを#9廣岡一樹が胸トラップでうまく落としスピードを殺さず右サイドを駆け上がる。関福大DFがPA右角でコースを塞ぐも#9廣岡はクライフターンとストライドの大きなドリブルで相手を置き去り。カットインから左足シュートをゴール右隅に決めて大経大が早くも追加点! 0-2

前半18分、関福大が中盤自陣から入れたロングボールを大経大DFが回収。GKにバックパスするもやや弱く、このボールを関福大・#9鄭健司が猛然と追いかける。大経大GK#1駒井幸弘が慌てて飛び出しクリア。タッチへ逃れ、事なきを得る。
前半26分、関福大が中盤中央から#9鄭健司と#59得居大真の2トップのコンビネーションで中央突破。最後は#59得居大真がPAの入り口で左足のシュートを放つがDFにブロックされる。
前半28分、大経大・#6植田一輝がジャンプしている相手に対してチャージしてしまいファールのジャッジ。#6植田にイエローカード。Web上の公式記録は異議となっているがレフェリーはピッチの場所をいくつか指し示すジェスチャーの後にカードを提示しているので繰り返しの違反か。
続く前半28分、大経大が中盤でのプレスでボールを奪うと右サイドの#9廣岡一樹に展開。敵PA右角の手前まで運んだ#9廣岡が高く上げると見せかけグラウンダーで横パス。#37下崎蘭真が左足ダイレクトでゴール左上を狙うも枠の外。
前半34分、大経大が自陣から敵陣左サイドのスペースへボールを出し、これを#9廣岡一樹が相手DFと競りながらキープ。PA手前中央のスペースにパスを出し、ここに走り込んだ#10村上陽斗が右足でシュートを放つが枠の左。
前半38分、関福大が敵陣でピッチを広く使って左右にボールを繋ぎ大経大に揺さぶりをかける。左ハーフレーンでDFの裏をとった#55小幡季生が深い位置から中央へややマイナスのグラウンダークロス。しかし大経大がカット、クリアし決定機とはならない。
前半39分、中盤で関福大がボールを奪うと、#53清水楓之介が相手DF抜いて縦に前進。PA手前で#25日吉悠真を経由して#8杉本蓮がPA左角から右足のシュート。しかしDFに当たってしまいGKがキャッチ。
前半41分、大経大の右CK。ファーサイドに流れたボールからなんどか押し込もうとするも関福大が跳ね返し、最後は#37下崎蘭真がペナルティアークからシュートを放つもボールは浮いてしまい枠の上。
前半45+1分、関福大が敵陣左サイドからのFK。#53清水楓之介が右足で山なりのボールを入れると大経大GK#1駒井幸弘が飛び出しジャンプして両手でキャッチに行くもファンブル。しかしボールは味方の足元に落ちてクリアされる。
大経大が2点のリードを保ち前半終了。
ハーフタイムに関福大は#25日吉悠真を下げて#56大前慶悟(1年・神戸弘陵学園高)を投入。右WBに#56大前、左WBに#55小幡季生、#9鄭健司の1トップ、#59得居大真と#8杉本蓮の2シャドーとなり3-4-2-1で臨む。
対する大経大も#37下崎蘭真から#11山本青英(1年・東海大付属大阪仰星高)に交代。ウイングバックの二人に対して左右を入れ替え。右に#19上辻健介、左に#2柳川元樹となる。

後半開始。
後半1分、大経大・#9廣岡一樹が早速したたかに相手3バックの脇を使って左サイドでボールをキープすると中央へ走り込む#10村上陽斗へパス。#10村上は走り込む勢いそのままにPA中央密集地帯へ進入。相手の足がかかったか、そこで倒れるも笛は鳴らず。
後半2分、関福大・#53清水楓之介が左サイドを突破。敵陣PA左から中へややマイナス方向にパスを出し、#8杉本蓮がペナルティアークから右足のシュートを放つも相手DFに当たりゴールとはならず。
後半8分、関福大・#9鄭健司が左のハーフレーン、PAの深い位置に入り込み左足のクロス。中央で#59得居大真が頭で落とし、ぽっかり空いたPA中央で#43茂木碧生がシュート! ボールはGKの脇を抜けるがその後ろで大経大・#12大隅颯がブロック! こぼれ球を関福大・#59得居大真が左足のシュートを放つも枠を逸れてしまう。関福大が完璧に崩し決定機となったが大経大が守りで執念を見せる。
後半13分、中盤中央でのボールの奪い合いでファールがあり、大経大のFK。関福大の選手がファールのあった位置へ軽く蹴ったボールに大経大・#2柳川元樹が走り寄りGKが前方に出ているのを見てロングシュート。意表を突いたプレーだったがボールが枠を超えてしまう。
後半16分、敵陣中央でボールを受けた大経大・#6植田一輝が、相手の寄せがないと見るとそこからミドルシュート。しかし惜しくも枠の右。
後半17分、大経大・#12大隅颯が相手3バックの右端に張り付いていた#9廣岡一樹に向かって正確なロングフィード。このボールが#9廣岡に入ると大経大3バックの一角である#5藤嶋凌久がオーバーラップ。グラウンダーのクロスを入れ、関福大がさわるもクリアしきれずPA内のこぼれ球を大経大・#10村上陽斗がフリーでシュート。しかしこれが枠を超えてしまう。
後半19分、大経大が右サイドから攻め込みクロス。関福大が必死にクリアするもセカンドを大経大が拾って逆サイド左へ展開。#2柳川元樹が受けて低いクロスを流し込むと#9廣岡一樹が中央で押し込み大経大が追加点を上げハットトリック! 0-3
後半21分、大経大が2枚替え。#16瀬戸山翔と#6植田一輝を下げて#4坂口薫(4年・神戸U-18)と#30下崎琉宝(1年・興國高)を投入。
後半24分、関福大は#43茂木碧生に代えて#54高下仁誓(1年・広島ユース)を投入。
投入された#54高下がいきなり結果を出す。後半28分、敵陣左サイドへ開いてボールを受けた#59得居大真が一列内側に走り込んだ#54高下仁誓へパス。そのまま縦にPAへ入った#54高下が左足で豪快なシュートを打ち込み関福大が1点を返す! 1-3

後半40分と41分に立て続けに大経大が交代。#19上辻健介に代えて#23粉家隆之助(4年・桃山学院高)、#10村上陽斗に代えて#7岡崎流也(4年・名古屋U-18)を投入。
後半45分、関福大の最終ラインからの組み立てに対し大経大が厳しく寄せてボールを奪うと右サイドから攻め込み#30下崎琉宝が低いクロス。しかしこれはGKが回収。
続く後半45分、関福大・#55小幡季生が中盤中央やや左から敵PAに向かってロングキック。走り込んだ#56大前慶悟がヘディングシュートするも枠の右。
後半45+1分、大経大に攻め込まれた後の関福大のビルドアップ。#54高下仁誓の横パスが自陣中央で大経大・#9廣岡一樹の長い脚に引っかかり、そこから#9廣岡がループシュート。ボールは弧を描いてゴールに吸い込まれ大経大がさらなる追加点。 1-4
後半45+2分、関福大・#56大前慶悟が敵陣左サイドでボールを受けると右足アーリークロス。ゴール前で#9鄭健司がヘディングシュートもクロスがやや後ろへ入り体勢悪くボールは枠の上。
ここで試合終了。 1-4

関福大は前半15分で奪われた2失点が重かったです。2失点で攻撃陣が前への意識が強かったのか陣形が前後に伸びてセカンドボールがことごとく大経大に拾われる場面が散見されました。後半8分の完全に崩したチャンスで1点返していたら結果は違ったかもしれませんが、大経大が自信を持って守り、終始ペースを握っている感じでした。
大経大は#9廣岡一樹がもうかかりまくって4発の大勝。恵まれたフィジカルで強引に行くのではなくボールタッチで相手を出し抜いていたのも印象的で調子の良さが伺えます。他の選手も運動量やセカンドボールでの対応でも関福大を上回っていました。後半21分にCB#16瀬戸山翔を下げたのは序盤にカードも一枚もらっていましたし温存ということなのでしょう。その時点で3点差となっていましたし采配にも余裕がありました。
気になったのは関福大のこれまでの主力がかなりいないこと。それに加え#8杉本蓮も腿裏からふくらはぎにかけて派手にテーピングをしており時折立ち止まって足の具合を気にする様子も見られ、本調子でないことは明らかでした。リーグは中断期間となり関西選手権が始まりますが、その間にケガの治癒と主力の復帰を祈るばかりです。
好調大経大は順位を4位まで上げました。前期日程で残る相手はびわこ大と大院大。失点の少なさでは大経大が上回りますし期待が高まります。中断後のリーグ再開が楽しみです。

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