今回は初めて2部リーグの観戦に行ってまいりました。甲南大学陸上競技場インフィールドで行われた1位と2位の直接対決、前期第11節 甲南大学×大阪産業大学 の試合です。勝点差はわずか２。結果次第で順位が入れ替わります。
甲南大フォーメーションは4-4-2。GKは#21山田克樹（2年・東海大付属大阪仰星高）。4バック右から#2越野雄太（4年・有馬高）、#6山名悠斗（4年・広島皆実高）、#25有吉勇人（2年・瀬戸内高）、#3口石典明（4年・滝川第二高）。ダブルボランチ#19萩原大稀（3年・就実高）と#7竹村翼（4年・作陽高）。右SHに#18清水健生（3年・阪南大高）、左SH#10久保勇大（4年・G大阪ユース）。2トップ#20松野隼輝（3年・神戸弘陵学園高）と#38濱田蒼太（1年・広島ユース）です。#5當麻颯（3年・G大阪ユース）は欠場。#13中村陽紀（4年・阪南大高）はリザーブとなりました。
対する大産大も4-4-2。GKは#41西野零生（1年・初芝橋本高）。4バック右から#30片井野皐史（2年・日章学園高）、#5湯本創也（4年・FC東京U-18）、#3笠原恵夢（4年・大産大附属高）、#4橋本翔和（3年・神戸弘陵学園高）。ダブルボランチ#34大野幹生（4年・大阪桐蔭高）と#37貞海聖（1年・興國高）。右SH#15永尾聖也（4年・東福岡高）、左SH#33下野虎太郎（4年・大阪桐蔭高）。2トップ#10山本倖栄（1年・興國高）と#39大田睦月（1年・履正社高）です。#2三輪昭太（3年・藤枝明誠高）、#19大迫武早志（4年・立正大淞南高）は欠場となりました。
試合開始。
前半2分、甲南大陣内で大産大がロングスローでチャンスを作ろうとするも甲南大がクリアしカウンター。中盤右サイドでボールを受けた甲南大・#10久保勇大がドリブル。PA手前まで一人で持ち込むが大産大DFに寄せられシュートは打てず。
前半3分、甲南大の右CK。#20松野隼輝の右足から放たれたボールに#38濱田蒼太がヘディングシュートするもクリアされる。
前半7分、大産大が敵陣左サイド浅い位置からのロングスロー。ニアサイドに飛んだボールを#5湯本創也がヘッドですらしてファーサイドに送るもクリアされる。
前半11分、甲南大・#10久保勇大が自陣からのロングボールから相手のDFラインの裏へ抜け出すが大産大GK#41西野零生が飛び出してブロック。
前半12分、甲南大の右CK。#20松野隼輝のキックはクリアされるもこぼれ球を拾った#6山名悠斗がPA手前からシュートを放つも惜しくも枠の左。
前半15分に大産大の左CK。#4橋本翔和のキックは一山越えてファーサイドへ。大産大・#33下野虎太郎が切り返しで一人かわしてクロス。これもファーに飛び#4橋本翔和がPA左からシュートに持ち込むもポスト左。
前半17分、中盤敵陣左サイドでボールを持った甲南大・#7竹村翼が意表を突いてロングシュート。しかし枠を捉えられずポスト左。
前半19分、甲南大の右CK。#20松野隼輝の放ったボールはゴール前中央へ高く上がり甲南大・#38濱田蒼太と大産大DFがヘッドで競り合う。シュートにもクリアにもならなかったボールはそのまま真下に落ち、甲南大・#38濱田が素早く反応して右足ボレー！ これが決まって甲南大が先制！ １－０
クーリングブレイクを挟んで前半29分、甲南大・#38濱田蒼太が敵陣でボールを奪った勢いでPA手前に持ち込み自らシュート。しかし惜しくもポスト右。
前半31分、大産大の左CK。キッカー#4橋本翔和はショートコーナーを選択。#33下野虎太郎が角度をつけてクロスを入れようとするが素早く寄せた甲南大DFがブロック。
前半33分、敵陣左サイドで大産大・#34大野幹生が倒されFK獲得。#4橋本翔和のキックは鋭い弾道でゴール前に入れようとするも壁に当たりゴールラインを割って左CK。
前半35分、左CKで#4橋本翔和が蹴ったボールに大産大・#3笠原恵夢と甲南大GK#21山田克樹が競り合うがゴールラインを割って甲南大のゴールキックに。
前半42分、大産大・#34大野幹生が敵陣左サイドを深くえぐってクロス。鋭い弾道でゴール前に飛ぶも甲南大GK#21山田克樹がキャッチ。
前半45＋5分、甲南大が中盤右サイドから左へ左へと繋ぎPA左外から#3口石典明が低いクロス。中央に#20松野隼輝が飛び込むがその前に大産大DFがクリア。
甲南大が1点のリードを保ち前半終了。 １－０
前半終了間際に大産大・#4橋本翔和が相手との接触で激しい痛みがある様子だったが交代はなく無事続行。両チームともハーフタイムの交代は無し。
後半開始。
後半2分、大産大が敵陣右サイドから、#10山本倖栄、#33下野虎太郎、#34大野幹生と繋いでPA進入を図るもシュートは打てず。
後半4分、大産大・#30片井野皐史が敵陣右サイドからクロス。#37貞海聖？がヘディングシュートを放つもGKがキャッチ。
後半11分、大産大が敵陣中央からのFK。ボールが放たれた先で選手が交錯。大産大の選手がPA内で倒されるも笛は鳴らずボールはクリアされる。
後半17分、大産大が2枚替え。#39大田睦月と#33下野虎太郎を下げて#9幕内実（1年・京都橘高）と#14前田俊（3年・徳島市立高）を投入。#15永尾聖也が2トップの一角に入り#9幕内が右SHに。
後半19分、甲南大は#38濱田蒼太に代えて#37諏訪晃大（1年・桐生第一高）を投入。
後半21分、大産大・#14前田俊が敵陣左サイドからシュート性のクロス。ゴール前で味方はさわれずポスト右。
後半23分、再び大産大・#14前田俊が敵陣左サイドから今度は山なりのクロス。ゴール前で#10山本倖栄がヘディングシュート！ これが決まり大産大が同点に追いつく！ １－１
後半30分、甲南大が2枚替え。#20松野隼輝と#18清水健生を下げて#8中田優人（4年・山辺高）と#4長野瞭太郎（4年・徳島ユース）を投入。左右のSBどちらかを一列上げるかに思われたが一見5バックのような形。#10久保勇大が#38濱田蒼太と並び5-3-2のように見える。
甲南大が手を打ってきても大産大の攻撃が続く。後半31分、敵陣左サイドやや浅い位置からのスローイン。大産大・#4橋本翔和のロングスローはゴール前の競り合いから再び左サイドへこぼれ、#14前田俊がクロス。ゴール右で甲南大DFの動きを封じるようにスクリーンする#3笠原恵夢の後ろから#5湯本創也がヘディングシュート。しかし枠を捉えられず。
後半36分、敵陣左サイドから大産大のFK。#4橋本翔和のキックはゴール右へ飛び大産大・#10山本倖栄がヘディングシュート！ ボールはネットに吸い込まれ大産大が逆転！ １－２
後半38分、大産大が再び敵陣左サイドの浅い位置からスローイン。#4橋本翔和のロングスローをPA中央で#5湯本創也がヘッドで逆サイドへすらすが味方はさわれず。
後半45分、甲南大は#19萩原大稀に代えて#9河上英瑞（3年・丸岡高）を投入し高さで得点を狙う。
後半45＋3分、甲南大・#2越野雄太が敵陣右サイドからクロス。一山越えてゴール左で#8中田優人と#10久保勇大が待っていたがシュートは打てない。
後半45＋5分、中央を縦に抜けてきたボールを#37諏訪晃大が左足でシュートを放つも枠の上。
後半45＋7分、大産大は#9幕内実を下げて#28中島志人（2年・立正大淞南高）を投入。
もうアディショナルタイムも終了かに思われた後半45＋8分、甲南大が敵陣左サイドから繋いだボールが大産大ゴール前で浮き球で左右を転々とし最後は甲南大・#37諏訪晃大が押し込んで土壇場で貴重な同点弾！ ２－２
ここで試合終了。 ２－２
前半はどちらかといえば甲南大がボールを支配し優勢に進めるも大産大が得意のセットプレーで対抗という構図でしたが、後半に大産大が#9幕内実と#14前田俊を投入すると様相が一変。サイドからの攻撃が増えて甲南大を押し込み逆転に成功。このまま大産大が逃げ切るかに思われたのですが、最終盤になって敵陣に押し込む時間が短くなり時間が稼げず、自陣でのリトリート状態に。最後の最後に耐えきれず失点。勝利すれば大産大が1位で後期日程へ折り返せていただけにややもったいない結果となってしまいました。この結果、勝点1を分け合って1位甲南大が勝点24、2位大産大は勝点22。3位京都橘大も勝利し勝点を22へと積み上げ2位大産大と勝点で並びました。4位以下は勝点16にとどまり少し差はあるのですが、4位龍谷大、5位大阪国際大、6位関西国際大はいずれも上位チームから勝点を奪う結果も出しており、その実力は侮れません。後期は上位チームが実力を発揮し三つ巴の争いとなるのか、それとも別のチームがその争いに割って入るのか。1部への昇格に向けてこれからの2部リーグも目が離せません。2部リーグの試合も機会を見てまたいつかブログで報告したいと思います。
