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今季初の京都ダービーは勝敗つかず! 前期第3節 京産大×立命大 を見てきた!

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三木総合防災公園陸上競技場で行われた前期第3節、京都産業大学×立命館大学の試合を見てきました。
京産大フォーメーションは4-4-2。GK#1林憲太朗(4年・滝川第二高)。4バック右から#6大串昇平(4年・G大阪ユース)、#5横窪皇太(4年・金光大阪高)、#4小野成夢(2年・愛媛U-18)、#2楠瀬海(4年・高知高)。ダブルボランチ#22松浦蒼波(4年・京都橘高)と#10伊藤翼(2年・C大阪U-18)。右SH#72皿良立輝(1年・C大阪U-18)、左SH#15末谷誓梧(2年・C大阪U-18)。2トップは#11中田樹音(4年・岡山学芸館高)と#9菅野翔斗(4年・広島ユース)です。
対する立命大も4-4-2。GKは#1永田健人(3年・創成館高)。4バック右から#3野山大翔(4年・大分西高)、#6荻野元伸(4年・G大阪ユース)、#5伊藤太陽(4年・広島ユース)、#13瀬崎耕平(3年・長崎日大高)。ダブルボランチ#14戸水利紀(4年・川崎U-18)と#25北村一真(2年・国見高)。右SH#11小西宏登(4年・阪南大高)、左SH#23山藤大夢(2年・富士市立高)。2トップは#37石川己純(3年・阪南大高)と#15澤田忠和(4年・水口高)です。#10中野瑠馬(4年・京都U-18)はメンバー外。リザーブは9名登録できますが、この試合8名で臨みます。

試合開始。
前半4分、立命大・#14戸水利紀からの強い縦パスを#15澤田忠和が柔らかいタッチでコントロール。敵陣中央やや左から内側へボールを運んでグラウンダーのミドルシュート。GKが落ち着いてキャッチ。
前半6分、京産大・#15末谷誓梧が敵陣中央でボールを受けると敵3人に囲まれるが素早いターンからのダブルタッチでこれをかいくぐりスルーパス。PAに入るところで#9菅野翔斗に通るも相手の寄せが厳しくコントロールが乱れGKが回収。
前半8分、右サイドから敵陣中央の#22松浦蒼波に入ったところで#11中田樹音がペナルティアーク付近からPA右のDFの裏へ向かって斜めの動き。#22松浦が浮き球のスルーパス。#11中田が右足を振り抜きブロックに行ったDFに当たったか? ボールは高くはずんでGKの頭上を超え逆側のサイドネットに吸い込まれる! 京産大が先制! 1-0

前半17分、京産大のビルドアップに対し立命大がプレッシャーをかける。中盤右サイドへ逃げ切って#6大串昇平が相手DFの裏へロングキック。これが#9菅野翔斗に通って右ポケットから強引に右足を振り抜く。相手のブロックにこぼれたボールを再び#9菅野がシュートを狙うも枠を捉えられずサイドネット。
前半23分に飲水タイム。
前半25分、立命大の最終ラインでのボール回しに京産大がプレッシャー。#11中田樹音が#72皿良立輝とサンドしてボールを奪うとPA右からグラウンダークロス。立命大・#6荻野元伸が先に体を入れたところ、京産大・#9菅野翔斗が後ろから当たる形となりファールの判定。立命大はピンチを逃れる。
前半26分、立命大の最終ラインでのボール回しから、#37石川己純がやや引いてボールを受けに下がり、そこに縦パスが入ったところで京産大・#10伊藤翼がアタック。ボールを奪いすぐさま前線へ浮き球の縦パス。#11中田樹音のポストプレーから#9菅野翔斗、#72皿良立輝とボールが渡り#72皿良が左足シュートを放つもボールは浮いて枠の上。
前半34分、立命大の右CK。#11小西宏登の左足から放たれたボールは京産大にクリアされるも立命大が回収。#11小西宏登にボールをわたし、#11小西が寄せる相手を振り切り右サイドからえぐってクロス。これも京産大がクリアするがセカンドボールは立命大・#14戸水利紀が拾って右ポケットへ浮き球の縦パス。#11小西宏登が左足ボレーを放つも枠を捉えられずサイドネット。
前半36分、立命大・#5伊藤太陽がセンターライン付近から相手DFの裏へロングキック。京産大がクリアしきれないところを立命大・#13瀬崎耕平が頭で競ってPA内へボールを押し戻し、ペナルティアーク付近にこぼれたボールを#11小西宏登が左足で叩くも枠の上。
前半37分、中盤でのボールの奪い合いで京産大・#22松浦蒼波のスライティングタックルがアフターで相手に入ってしまいイエローカード。
前半38分、立命大・#25北村一真が敵陣中央左ハーフレーンから相手のDFとGKの間へやさしいスルーパス。しかしボールに先に反応したのは京産大GK#1林憲太朗。立命大・#37石川己純もあわててボールへ寄せるが遅れて足が入ってしまい、危険なプレーとしてイエローカードの提示を受ける。
前半44分、京産大・#2楠瀬海が自陣左サイドでボールを奪うが立命大が攻めた勢いのままハイプレス。#2楠瀬は浮き球で自陣中央でフリーの#72皿良立輝へ入れてプレスを回避すると、#22松浦蒼波が#72皿良をフォロー。巧みなキープで時間を作ると#2楠瀬海が左サイドをオーバーラップ。そこへ#22松浦がボールを出し完全に形勢逆転。敵陣PA手前へポジションを移した#72皿良立輝、左サイド深い位置の#15末谷誓梧と小気味よい斜めのパスが繋がり#15末谷がクロス。#9菅野翔斗と#11中田樹音がPA中央で競って、その背後に入ってきた#72皿良立輝がシュートを放つも枠の上。
京産大1点リードのまま前半終了。 1-0

両者ともハーフタイムの交代は無し。
後半開始。
後半1分、立命大・#6荻野元伸が#11小西宏登の動き出しに合わせ裏のスペースへロングフィード。敵陣右ハーフレーン、PAの手前で#11小西宏登がキープしオーバーラップした#3野山大翔へ。右サイド深い位置から#3野山がファーサイドへクロスを放つも大きく弧を描いたボールは空中でゴールラインを割っってしまう。
後半7分、攻め込まれた京産大のクリアボールを敵陣中央で立命大・#25北村一真がカット。レフェリーとポジションが重なるも冷静なコントロールから左足の豪快なミドルシュート。しかし惜しくも枠の右。
ここで立命大が最初の交代カード。#23山藤大夢に代えて#40茂木太智(4年・磐田東高)を投入。
後半11分、立命大が敵陣左サイド、PAの外からのFK獲得。#14戸水利紀は直接ゴールを狙うもボールをうまく巻くことができず枠を逸れてしまう。
後半12分、京産大GK#1林憲太朗が左右に味方のCBを置きビルドアップと見せかけて前線へロングキック。#9菅野翔斗が競って#11中田樹音が拾いゴールに迫るも立命大・#5伊藤太陽と#3野山大翔が両脇から挟んでボールを回収。
立命大は#40茂木太智が入ったことで左サイドからの攻撃が活性化。後半13分、自陣深い位置から#5伊藤太陽、#13瀬崎耕平、と繋いで中盤左サイドの#40茂木太智へ。#40茂木がぐいぐいと縦に運んで深い位置からマイナスのパス。中央で受けた#25北村一真がPAの手前から今度は右足を振り抜くもGK正面。
後半14分も立命大。敵陣左サイドでボールを動かし相手SBが#13瀬崎耕平に食いついたところを#14戸水利紀へボールを戻して敵SB裏の#40茂木太智へ。#40茂木がPA左角へドリブルを仕掛け中央へ短く横パス。再び#25北村一真が右足を振り抜くがバーを越えてしまう。
後半15分、京産大が敵陣左サイドからのスローイン。PAに向かって入れたボールを立命大がヘディングでクリアしようとするも中途半端となりペナルティアーク付近へ。これを京産大#72皿良立輝が左足ダイレクトボレーでゴールを狙うも立命大GK#1永田健人が右手を伸ばしバーの上へ掻き出すビッグセーブ。
後半17分、京産大が敵陣PA右外からのFK獲得。いったんはクリアされるも右サイドで#22松浦蒼波が回収し逆サイドへ。PA左で受けた#4小野成夢がクロスを入れ#5横窪皇太が頭から飛び込むもシュートは惜しくもポスト左。
後半20分、京産大のビルドアップ。#2楠瀬海が敵陣左サイドから中央へボールを運び逆サイドへ展開。#72皿良立輝がファーサイドへのアーリークロスを入れるも味方はさわれず。
後半22分、京産大が最終ラインでのボール回し。自陣左サイドへ追い詰められると#2楠瀬海が中央へ横パス。このボールに立命大・#40茂木太智が鋭く寄せて先に触り、ペナルティアークで倒されるが笛は鳴らず。PA内にこぼれたボールを立命大・#37石川己純がシュートに持ち込もうとするが京産大・#5横窪皇太がスライディングでCKへ逃れる。
後半23分飲水タイム。
ここで両者とも交代に動く。
京産大は#15末谷誓梧に代えて#23山村朔冬(1年・帝京長岡高)、#72皿良立輝に代えて#13滝口晴斗(2年・広島ユース)を投入。
立命大は#37石川己純に代えて#9平川絢大(4年・大分U-18)、#13瀬崎耕平に代えて#17大坪謙也(3年・京都U-18)を投入。
後半30分、立命大が攻め込み敵陣右サイドから#11小西宏登がクロス。PA内のこぼれ球を#15澤田忠和が拾ってマイナスのパス。エリアの外から#25北村一真がシュートを放つも京産大がブロックしクリア。再び立命大がボールを拾って左サイドへ展開。#17大坪謙也が仕掛けてクロスを放ち#9平川絢大が頭で合わせようとするもその前に京産大・#4小野成夢が立ちはだかり先に触ってヘディングクリア。
後半31分、敵陣右サイドで幅を取っていた立命大・#11小西宏登が内側へ絞ってボールを受けると右ポケットへ浮き球のスルーパス。#9平川絢大が中央へクロス。#17大坪謙也が左サイドからPA中央へ斜めにランニングしクロスに合わせようとするが再び京産大がCKへ逃れる。
後半32分、立命大の右CK。#11小西宏登の左足から放たれたボールはゴールに近いところへ飛び、京産大GK#1林憲太朗が必死に手を伸ばすも立命大・#9平川絢大のスクリーンで前に出られない。そこへ立命大・#5伊藤太陽が頭から飛び込み待望の同点弾! 1-1

後半37分、中盤右サイドで京産大・#22松浦蒼波がボールを奪って一気に相手DFの裏を狙うロングボール。#9菅野翔斗が抜け出しGKより先にさわるもコントロールできず、さわったと同時に失速。立命大・#6荻野元伸が追いついて回収。京産大・#9菅野は足が攣ってしまい交代。京産大は#17妹尾颯斗(2年・広島ユース)を投入。
後半44分、立命大は#3野山大翔に代えて#12比良柊斗(3年・神村学園高)。京産大は#13滝口晴斗がインアウト。代わって入ったのは#8城水晃太(4年・広島ユース)。さらに#11中田樹音に代えて#36岩村匠馬(4年・東山高)を投入。
後半45分、立命大・#12比良柊斗が京産大DFの裏へ大きく縦パス。#11小西宏登が抜け出しPA右からゴールに迫るも左足でコントロールしたボールはクロスだったのかファーへのシュートだったのか弱いタッチになりGKにおさまってしまう。
後半45+3分、京産大が敵陣でのハイプレス。#10伊藤翼が奪ってPA右からマイナスのパス。エリアの外から#22松浦蒼波が右足でゴール右上を狙うも枠を捉えられない。
後半45+4分、立命大に攻め込まれた京産大だったがなんとかしのいで自陣中央で#17妹尾颯斗、#36岩村匠馬と繋いで左サイドの#23山村朔冬へ展開してカウンター。グラウンダーで斜めに丁寧に入れたアーリークロス。#36岩村がペナルティアークで収めて中へ運び左足のシュート! しかし立命大GK#1永田健人の伸ばした手に当たってポストに弾かれ惜しくも勝ち越しならず。最後の最後に決定的なシーンを作るも同点のまま試合終了。 1-1

京産大は攻撃時に基本的には繋いでビルドアップなのでしょうけど、難しいときは迷わず前線へロングボールを入れ、#72皿良立輝選手がトップ下へ入って2トップからのこぼれをサポート。これを立命大が捕まえきれず前半は苦労しました。後半は立命大が積極的なプレスでペースを握り、#40茂木太智選手の積極的な仕掛けで攻撃が覚醒。セットプレーのチャンスを増やして試合を振り出しへ戻すことに成功。立命大は開幕から2試合複数失点が続いていましたが今節はGK#1永田健人選手の好セーブのおかげもあってなんとか1失点に留め、ドローという結果をたぐりよせたことは本望でないにしろ、まずまずと言っていいのではないでしょうか。
悔しかったのは京産大。決して消極的なプレーだったわけではありませんし後半7本のシュートがありましたがいずれも実を結ばず、2点目が遠かったです。
互いによく攻め、よく守った締まりのある京都ダービーとなりました。両者ともに今季チームに新たな力を加えてくれそうな選手が見られて楽しかったです。

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