
2025年5月3日(土)、GWに三木総合防災公園陸上競技場で行われた第2試合、大阪学院大学×京都橘大学 の試合を見てきました。開幕からの5試合、未だ勝利のないチーム同士の対戦。どちらが初勝利をあげるのか。
大院大のフォーメーションは4-2-3-1。GKは#151加藤里玖都(2年・香里ヌヴェール学院高)。4バック右から#157後藤雅人(1年・大分U-18)、#4岡田佳己(4年・京都橘高)、#55清水俊(2年・大阪学院大高)、#7鈴木聡太(2年・C大阪U-18)。中盤は#150遠藤楓仁(2年・G大阪ユース)と#18山中奨(4年・米子北高)のダブルボランチ。右SH#10青木玲(4年・大阪学院大高)、左SH#16北田統士(4年・大阪学院大高)、トップ下に#22鳥井禅音(2年・広島ユース)、1トップ#20鈴木仁也(4年・鹿島学園高)です。
京都橘大は3-4-3。GKは#1岡田修樹(4年・京都U-18)。3バック右から#30竹内大斗(1年・鹿児島U-18)、#32茨木陸(1年・神戸U-18)、#5岩﨑幸大(3年・瀬戸内高)。ダブルボランチは#33天野太陽(1年・静岡学園高)と#6住芳樹(2年・京都U-18)。右WB#22沖秀大(4年・東海大付属大阪仰星高)、左WB#36江藤呂生(1年・国見高)。前線はトップ#10松村尚樹(4年・鹿島学園高)に#37吉野歩夢(1年・京都橘高)と#11伊原快(2年・玉野光南高)の2シャドーのような形です。

キックオフ前にコートチェンジ。大院大が風上を選択。
試合開始。
前半1分、大院大が右サイドから攻める。#10青木玲が中盤へ戻したボールを#150遠藤楓仁が再び右サイドへ開き#157後藤雅人へ。#157後藤はPAの右外からダイレクトでシュート性のクロス? 京都橘大GK#1岡田修樹が上へ弾いてCKに逃れる。
大院大の右CK。キッカー#150遠藤楓仁のキックはゾーンで守る京都橘大がクリア。落ちてくるボールを大院大・#157後藤雅人がPAの外からダイレクトでシュートを放つも枠の上。
前半5分、早くもスコアが動く。大院大・#18山中奨が中盤左サイドから敵陣逆サイドへ展開。#10青木玲がボールを受け対峙するDFをかわし左足のクロス。ゴール前、ニアに#20鈴木仁也と#22鳥井禅音が入り込むもボールはその間を抜け、中央でDFより先に触ったのは大院大・#16北田統士。ヘディングでねじ込み大院大が先制! 1-0
前半6分、京都橘大GK#1岡田修樹に対し大院大がプレスをかけるも落ち着いて右サイドへフィード。#22沖秀大と#37吉野歩夢のパス交換でプレスをいなして#33天野太陽から逆サイドでフリーの#36江藤呂生へ展開。PA中央から左へ流れた#11伊原快に預け、左サイド後ろからフォローした#6住芳樹にボールがわたり#6住がファーサイドへのクロス。#22沖秀大がヘディングシュートの構えを見せるも大院大GK#151加藤里玖都がタイミングよくジャンプしてキャッチ。京都橘大が右から左、左から右と大きく展開し良い攻撃を見せる。
しかし次の得点も大院大。前半11分、#151遠藤楓仁がセンターサークルからDFの裏へロングパス。#20鈴木仁也が受けるもシュート体勢には入れずボールをキープ。一度マイナス方向PAから出て左へパス。#16北田統士がPA左角から縦にドリブルを仕掛けて深い位置からGKとDFの間へグラウンダーのクロス。PA右からゴール前へ向かって斜めに走りDFラインをすり抜けた#10青木玲が蹴り込んで大院大が追加点! 2-0
前半16分、大院大・#150遠藤楓仁が中盤から右サイドへ大きく展開。#10青木玲を経由し右に大きく開いた#157後藤雅人にボールがわたると、#157後藤はややマイナスへ運んで左足で斜めのクロス。ゴール前に#16北田統士が走り込むも、その前で飛んだ#20鈴木仁也が視界をさえぎったのかタイミング合わず当てたボールは枠の上。
前半16分、京都橘大のゴールキックを大院大・#4岡田佳己がヘッドで跳ね返し中盤で#22鳥井禅音がダイレクトで頭で前方に送り#20鈴木仁也が回収。右ハーフレーンへボールを送り、#10青木玲がトラップからすぐさま左足のロングシュート。しかしボールは大きく枠の上。
前半20分、大院大のビルドアップ。#4岡田佳己が相手のプレスが無いと見るやスルスルを運んで中盤右サイドから相手DFの裏へ縦にキック。敵陣右サイドのスペースへ転がったボールに#20鈴木仁也が追いついてPA右角から仕掛けて左足のシュート。しかしボールは力なく転がり枠の右。
前半23分に飲水タイム。
前半29分、大院大・#150遠藤楓仁が自陣深い位置から右サイドへロングパス。#10青木玲の足元へピタリと合うと#10青木がドリブル開始。PA右角から進入しカットインと見せかけ縦に仕掛けて右足のシュート。しかしDFに当たりゴールならず。
押されていた京都橘大が反撃開始。前半32分、GK#1岡田修樹から左ハーフレーンへのロングキック。大院大が拾ったあとのパスがずれたのを京都橘大・#6住芳樹がカット。そのままドリブルで中央へ運びペナルティアーク手前から右足ミドルシュート。大院大GK#151加藤里玖都が横っ飛びでかろうじてセーブ。CKに逃れる。
続く京都橘大の左CK。一度は大院大がクリアし再び左CK。#33天野太陽が蹴ったボールはゴールエリア中央へ。#10松村尚樹がヘディングシュートを放つも相手に当たり枠の上。
前半34分、京都橘大の右CK。こちらも#33天野太陽の右足のキック。ファーサイドやや離れた位置から#32茨木陸がPA中央へ走り込みヘディングシュートを放つも枠の左。
前半41分、京都橘大最終ラインから中盤左サイドいっぱいに開いた#36江藤呂生にボールが入ると相手SBの裏へちょこんと蹴ってプレスをかわしドリブル開始。スペースを一気に駆け上がりPAの横からファーサイドへ山なりのクロス。#22沖秀大がゴール手前にヘッドで折り返し、#37吉野歩夢がワントラップから右足シュートを放つも素早く寄せるGKが気になったかポスト左。
前半43分、京都橘大・#30竹内大斗が自陣で相手が寄せてこないと見ると自ら中盤まで運び#6住芳樹へ。#6住、#33天野太陽と経由し再び左サイドの#36江藤呂生にボールが入ると敵陣左サイドライン際から縦に仕掛け深い位置からのクロス。ファーから走り込んだ#22沖秀大がヘディングシュートを放つもGKの手を弾いてクロスバー。
大院大が2点のリードのまま前半終了。 2-0
ハーフタイムの交代は無し。
後半開始。
後半も序盤にスコアが動く。後半9分、京都橘大が敵陣右サイドからのスローイン。#22沖秀大がボールを入れ右サイドいっぱいに開いた#33天野太陽がワンタッチで一列内側へボールを落とし#37吉野歩夢がPA右横からクロス。ゴール前で#11伊原快がヘディングシュート! GKの手をかすめゴール右に決まり京都橘大が1点返す! 2-1
後半18分、#8鎌田翔大(4年・京都橘高)が投入されボランチに入ったことで2シャドーの一角に入った#33天野太陽が敵陣左サイドでパスカット。中央の#11伊原快へパスを出すと#11伊原はエリアの外から強烈なミドル。ここは大院大GK#151加藤里玖都がなんとか弾き返すがPA右へこぼれたボールを京都橘大・#37吉野歩夢が回収。マイナス方向へ落としPA内へ入ってきた#8鎌田翔大がダイレクトでシュートを放つが大院大DFがブロック…と思いきやホイッスルが吹かれハンドの判定。
京都橘大のPKを蹴るのは#8鎌田翔大。落ち着いてゴール右上に叩き込み京都橘大が同点に追いつく! 2-2
後半32分、京都橘大が自陣左サイド高い位置からのスローイン。中盤まで落ちてきた#11伊原快が受けて逆サイドへ展開。#22沖秀大に代わって入った#38増井那月(1年・京都橘高)が広大な右サイドのスペースをドリブルで突き進みPA右角へ進入。右足シュートまで持ち込むがDFに当たりポスト右。
後半34分、交代で入った大院大・#14床大空(2年・静岡学園高)が敵陣PA左でプレスからボールを奪い左ポケットへ仕掛ける。敵を引き連れたスペースへ落として、こちらも交代で入った#19志賀小政(2年・静岡学園高)がシュートを放つも枠の上。
後半43分、大院大・#22鳥井禅音が交代で入った右SB#6木場慶太(4年・大阪学院大高)とのパス交換から敵陣に進入。右へ開いて、こちらも交代で入った#68對馬陸人(2年・東福岡高)へ。ダイレクトでグラウンダーのクロス。PA中央で#14床大空がシュートを打とうとするも足元に入りすぎミートできず、PA中央へ残ったボールを#22鳥井禅音が押し込もうとするが相手ブロックに遭いポスト右。
続く大院大の右CK。#68對馬陸人のキックはショートコーナー。#14床大空が受けてクロス。#55清水俊がヘッドで合わせるも枠の左。
両者追加点は挙げられず試合終了。 2-2
両者とも非常に積極的で結果として点の取り合いとなり面白い試合でした。序盤は5-4-1でかなりラインを下げて守る京都橘大に対し、大院大の#16北田統士と#10青木玲が両サイドから攻略。互いにアシストして立て続けに点を取る展開に。前半残り15分あたりから京都橘大が#6住芳樹と#33天野太陽の両ボランチと左サイド#36江藤呂生が積極的に仕掛けてゲームを支配。後半に入り1点を返すと#8鎌田翔大を投入してギアを上げ、追いつく展開となりました。大院大は2点先取しながら逃げきれなかったこと、京都橘大は全体として良いゲームをしながら序盤に2点取られ追う立場を強いられたことがそれぞれ課題となってしまいましたが、良い形の攻撃が多くありましたし互いに収穫のある試合になったと思います。勝点1を分け合ってなおも順位は11位と12位。苦しい状況ではありますが今後に向けて前向きに捉えられる試合でした。







