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昨年の雪辱ならず! 大阪サッカー選手権:準決勝 FC大阪×大院大 を見てきた!

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J-GREEN堺メインフィールドで行われた大阪サッカー選手権の準決勝、FC大阪×大阪学院大学 を見てきました。
試合開始直後のフォーメーションの確認怠りました。メンバーは以下の通り。FC大阪はGK#1永井建成、FW#32島田拓海がベンチとメンバーを落としている様子。大院大は#4舩田陸人、#7森脇直人はベンチスタート。#13四宮悠成はメンバー外となっています。

試合開始。
前半2分、FC大阪の右CKの流れから#39松田佳大のヘディングシュートは枠の上。
前半3分は大院大。右サイドを#11関俊哉と#10澤崎凌大のコンビネーションで前進。#10澤崎がPA右に進入しシュートを放つも惜しくも枠の左。
前半10分に早くも試合が動く。大院大が左サイドから組み立てて#5大野伶が深い位置から浮き球のクロス。ファーサイドに待ち構えた#9閑田隼人がヘディングシュート! これが決まって大院大が先制! 0-1

先手を取られたFC大阪。ゴリゴリとインテンシティで上回り攻め立てる。前半12分、右サイドで得たスローイン。#7木匠貴大のロングスローをPA右ニアですらすも大院大GK#1杉村斗磨がキャッチ。
前半13分はFC大阪が左サイドから攻めて#23ンダラ ターラの強烈なミドルシュートもGK正面。
そして前半16分、FC大阪がロングボールで大院大DFの背後を狙い、FWが抜け出すかに見えたところを大院大CB#32中井小鉄が相手に手をかけファール。決定機阻止とみなされ一発レッドで退場に。

一人少なくなった大院大は右のワイド#11関俊哉を下げてCB#4舩田陸人を投入。フォーメーションを4-4-1とする。

前半18分、ペナルティアーク手前からのFC大阪のFK。#33禹相皓が右足で直接狙うも枠の上。
前半26分、FC大阪が右サイドからのクロス。大院大GKのパンチングクリアが小さく、これを拾ったFC大阪・#6舘野俊祐が窮屈な姿勢からシュートを放つも枠の上。
前半27分もFC大阪、今度は左サイドからクロスを上げ#39松田佳大がヘッドで合わせるも枠の上。
前半29分、PA左角からFC大阪・#9今村優介がゴール右上へシュートを放つが大院大GK#1杉村斗磨が腕を伸ばしてこれを弾き出すグッドセーブ。
前半32分、FC大阪の右CK。#33禹相皓の右足から放たれたボールはゴール前中央で競り合いとなるもGKがキャッチ。
前半33分は大院大の攻撃。右サイドを#6山本未来翔と#10澤崎凌大の二人で崩してCKを得るが得点機とはならず。
前半36分、FC大阪が中盤右サイドからのFK。#9今村優介の左足から放たれたボールは山なりでゴール前に入れられ混戦となるもオフェンスのファール。
前半40分、FC大阪・#16利根瑠偉が左サイドをドリブル突破。マイナスのクロスに#23ンダラ ターラがシュートも枠の上。
前半42分、FC大阪が敵陣左サイド浅いところからのアーリークロス。#7木匠貴大がバックヘッドでシュートを狙うが枠の右。
一人少ない大院大が1点リードを保ったまま前半終了。

後半開始。
後半3分、大院大のビルドアップ。中盤自陣左サイドからサイドチェンジで#30山本未来翔にボールが渡り右サイドを駆け上がり、ゴール前へ斜めのボールをグラウンダーで流し込むが中央に走り込んだ#10澤崎凌大はさわれず。
ここまでなんとか1点差を守っていた大院大だったが、後半7分、FC大阪の左CK。キッカー#33禹相皓がマイナス方向へグラウンダーでボールを入れると、これをフリーで受けた#6舘野俊祐が強烈なミドルシュート。大院大GK#1杉村斗磨が両手でこれを弾くも、こぼれ球をFC大阪・#7木匠貴大がダイレクトで押し込みゲームを振り出しに戻す! 1-1

FC大阪の攻撃が続く。後半9分、中央の縦パスを受けた#23ンダラ ターラが相手DFを抜ききらないうちにPA手前からミドルシュート。しかしこれは枠の上。
後半15分、FC大阪が右サイドから浮き球のクロス。PA中央で#9今村優介がヘッドも枠の上。
後半17分、大院大・#8箱崎達也が中盤中央自陣を出ない位置で相手GKが高い位置を取っているのを見てロングシュート。意表をついたがこれは枠の左へ外れる。
後半18分、FC大阪の攻撃。交代で入った#22吉馴空矢が敵陣右サイド深い位置から鋭いグラウンダーのクロス。しかし中央の味方は惜しくもさわれず。
後半24分、大院大が敵陣左サイドで#23芦高佑から#6山本未来翔へと繋いでミドルシュートを放つがFC大阪・#30櫻庭立樹が弾いてゴールを死守。
後半28分、敵陣右サイドをFC大阪・#22吉馴空矢がドリブルで切り崩し、カットインからのシュートは相手DFに当たりGKがキャッチ。
後半29分もFC大阪・#22吉馴空矢。敵陣右サイド深い位置をドリブルでえぐると見せかけ左足に持ち替えて浮き球クロス。これを#9今村優介が頭で押し込みFC大阪が追加点! 2-1

後半30分、交代で入ったFC大阪・#20澁谷雅也が中央PAに入ったところからシュートを放つも、大院大GK#1杉村斗磨がしっかり正面に入ってこれをキャッチ。
後半31分、大院大#9閑田隼人に代わって入った#18鈴川士乙が相手DFの背後へのボールにぬけだすもボールは収められずFC大阪GK#30櫻庭立樹がこれを回収。
後半33分、大院大が3枚替え。右SB#30藤村海那汰、ボランチ#6山本未来翔、左SH#23芦高佑を下げてそれぞれ#56木場慶太、#144井伊虎太郎、#34末瀬由太郎を投入し、右SHとFWを兼任していた#10澤崎凌大を2トップの一角に固定して4-3-2で臨む。しかしながら攻撃の構築にはなかなか至らない。
後半39分、FC大阪が敵陣左サイドからクロス。PA中央で#9今村優介が落として交代で入った#28古川大悟がシュートを放つが枠の上。
後半44分、大院大が左CKを獲得。#10澤崎凌大の右足から放たれたボールをニアで競ったボールは枠の右へ外れる。
FC大阪がリードを保ったまま試合終了。 2-1

大院大の目線でゲームを見ていましたが、なにしろDOGSOによる退場が勿体なかったと思いました。大院大の良いところは攻撃に人数をかけ、互いが有機的に動いてボールを動かすことで相手の守備を無力化するところにあります。逆に言うと一人減ってしまえば人数をかけられなくなるので攻撃の術を失ったも同然となってしまいます。相手が学生であれば1トップ#9閑田隼人にボールを託しチャンスを伺うこともできたかもしれませんが、普段J3という舞台で高い強度で戦うFC大阪を相手に、その手法はなかなか通用しませんでした。試合は始まって間もない時間でしたし、相手に1点献上して再度のリードを狙ったほうが得策だったでしょう。もっとも、同様のピンチは関西学生リーグ第1節でも見られ、勝利はしたものの関福大に与えた得点は関福大サイドバックからのロングボールで背後に抜け出されたものでした。この形のピンチをどう防ぐかが今後の課題です。
奇しくもFC大阪は昨年の同選手権で、同じ準決勝の相手。リベンジを果たそうと決意していたにちがいありません。大学は毎年メンバーの入れ替えがあるので経験値がリセットされるところもあり、局面局面の判断にどうしても未熟なところが出ますが、大阪学院大学も来年こそはなんとしてもそこを乗り越えて天皇杯へのチケットを手にしてほしいものです。

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