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【JKL】激しい地上戦を制するのは? 後期第1節 関西大×立命大を見てきた!

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大臣杯も終わり関西学生サッカーリーグも後期日程が始まりました。大臣杯では大阪体育大学が明治大学に2-0で敗北し、関西の各チームも大いに刺激を受けたと思いますしインカレに向けてモチベーションも上がったのではないでしょうか。

アクアパルコ洛西で行われたのは、前期日程終了時点で勝ち点22で4位につけている関西大と、勝ち点10で9位となっている立命大との戦い。

関西大は#22GK光藤諒也(C大阪U-18)がスタメン。中盤に#14森主麗司(清水ユース)と2回生#31松本歩夢(G大阪ユース)が入りました。

立命大は#18高原昂兵(滝川二高)と#2小松拓幹(阪南大高)のCBコンビ、中盤は#39閼伽井凛平(東邦高)と#7竹本雄飛(広島ユース)。リザーブはGK含めて5名。けが人が多いということでしょうか。

試合開始早々、関西大の左SB#12黒川圭介(大阪桐蔭高)と立命大#4田中康介(京都U-18)が関大陣内で激しくマッチアップ。田中が押し込みかけるものの黒川が冷静に対応。仕事をさせません。この試合のレフェリーはプッシングに厳しい感じで序盤慣れるまで苛立ちを感じてる選手が多かったです。

前半はほぼ関西大ペース。立命大が前からプレスをかけるも、ワンタッチパスやターンでいなしてボールを渡さず、じわじわと立命大ゴールにせまります。パスを受ける動きでも左右へ配球するパスでも#31松本が非常にいいプレイだと思いました。

対する立命大はボール支配率がなかなか上がらず守備に奔走する場面が多かったわけですが、#2小松拓幹が気迫のプレイでボールをことごとくエリア外へ掻き出します。小松はサイズもありながらスピードもなかなかあり、最後の最後で足を伸ばして相手のクロスを阻む場面が多く非常に頼もしい。

前半終了間際、立命大がポゼッション。ボールが入った選手に対してGK#1白坂楓馬(桐光学園高)から「シュート(で終わろう)!」と声がかかります。#7竹本雄飛は中央でボールを受けるとゴールまでの距離はありましたが白坂の言う通りにシュートを放つとそれがゴールに突き刺さり、立命大が先制! 非常に良い時間帯の先制点となり、立命大リードのまま前半終了。

関西大はHTにFW#9大久保優(東山高)から#10加賀山泰毅(JFA福島)に交代。この交代が後半開始早々ハマります。中央で#8中井英人(神戸U-18)からボールを受けると#10加賀山がこれまたロングシュート。これが決まって関西大がいきなり同点に追いつきます。ここまでゲーム自体は関西大が支配していただけに後半開始直後の同点で立命大に嫌なムードが漂います。

関西大は4-2-3-1なのか4-4-2のボックスなのか中盤の選手があまりサイドに張り出さず細かいパス交換で中央からゴールをこじ開けようとしますが立命大がよく粘って追加点を許さず。そして迎えた69分、立命大は交代で入ったFW#47明比友宏(広島ユース)が落としたボールがDFの裏へ走った#11延祐太(JFA福島)に渡って独走しGKを1対1に。これを冷静に決めて立命大が追加点! 粘りの守備が実を結びました。

これが決勝点となり立命大の勝利。関西大は終始ボールを支配しながら悔しい敗戦となりました。非常にアジリティが高くターンや切り返しからのシュートなど見どころも多かったのですが、最後でしっかり立命大が体を張り、枠へボールを飛ばせませんでした。関西大は上位へ食らいついていきたい順位だけにここで勝ち点が取れなかったのは悔しいところでしょう。逆に前期は良いサッカーをしながらなかなか勝ち点に結び付けられなかった立命大は#15藤井智也(長良高)・#4田中康介の両サイドからの攻撃は封じられたもののロングシュートとカウンターから2得点したのは見事。上位進出に向けて良い後期スタートとなりました。グラウンダーパスが主体のチームどうしの戦い、見ごたえのあるゲームでした。

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