萩谷総合公園サッカー場で行われた、後期第6節 京都産業大学×同志社大学 を見てきました。
京産大GKは#1山本透衣(3年・札幌U-18)。4バック右から#2吉木大喜(4年・G大阪ユース)、#5河井哲太(4年・G大阪ユース)、#18佐藤幸生(3年・広島ユース)、#4西村翔(3年・G大阪ユース)。中盤は#10食野壮磨(3年・G大阪ユース)と#17川上陽星(3年・作陽高)のダブルボランチに右サイド#23城水晃太(2年・広島ユース)、左サイド#14夏川大和(3年・草津東高)。2トップは#13中田樹音(2年・岡山学芸館高)とリーグ6試合ぶりのスタメン、#20菅野翔斗(2年・広島ユース)。DF#27横窪皇太(2年・金光大阪高)は欠場。前節からベンチメンバーに#8中野歩(3年・G大阪ユース)が帰ってきました。
対する同大。GKは#1天野友心(4年・清水ユース)。4バック右から#13久世道大(3年・洛北高)、#3中田渓斗(4年・三田学園高)、#4金沢一矢(2年・京都橘高)、#2小池晴大(4年・大阪桐蔭高)。ダブルボランチ#6仙頭勇介(4年・京都橘高)とコンビを組むのは#19田中彰真(4年・桐光学園高)。右SH#33鹿取勇斗(1年・桐光学園高)、左SH#11長坂大陸(4年・東山高)。2トップは#9東駿(4年・清水ユース)と#10岩岸宗志(4年・星稜高)。#14戸坂隼人(3年・國學院大久我山高)はベンチスタートです。
試合開始。
前半3分、早くもスコアが動く。同大の前プレを避けるべく京産大が最終ラインで自陣高い位置でのパス回し。左SB#4西村翔に渡ると顔を上げ敵陣中央に向けてロングフィード。前線の#20菅野翔斗に当てたボールはやや左にずれるが、これを#20菅野がなんとか頭に当てて、左を並走する動きを見せた#13中田樹音の前へ流す。これをPA左角へ運び#13中田が左足で自らシュート。ボールは京産大DFに当たり大きく跳ね、山なりの軌道を描いてGKの頭上を超えてネットに吸い込まれ京産大が先制! 1-0
前半13分、京産大が敵陣左サイドで細かく繋いでボールをキープ。#10食野壮磨が逆サイドへ展開すると#2吉木大喜がダイレクトで中央へ入れ、これをPA中央で受けた#13中田樹音が小さくマイナスへ戻し#2吉木が左足ダイレクトでシュートを狙うが敵DFに当たりゴールとはならず。
前半15分、京産大GK#1山本透衣のロングキックに中盤中央で#13中田樹音が頭で落とし、これを拾った#10食野壮磨がタイミングを測りながらスルーパス。#20菅野翔斗が裏へ抜け出すもオフサイドの判定。
前半19分、同大が反撃。DF#3中田渓斗?からのロングフィードを#9東駿が頭で落とし、これを#10岩岸宗志が左サイドのスペースに展開。走り込んだ#2小池晴大がクロス。ボールはゴール前中央の密集を抜けファーサイドへ。ここにポジションを取っていたのは#9東駿。バウンドしたボールを胸で落として強力なボレー。ゴールに突き刺さり同大が追いつく! 1-1
前半28分も同大。左サイドで細かく繋ぎ。#10岩岸宗志が中央へグラウンダーで流し込むと#9東駿が体でボールを隠しマイナスに落とす。これを#33鹿取勇斗がグラウンダーのシュート。しかし京産大GK#1山本透衣が素早くしゃがんでキャッチ。
前半32分、同大陣内でボールの奪い合い。なんとか同大が奪い返し最終ラインへボールを戻すも京産大が激しく前プレ。同大・#4金沢一矢がプレスを物ともせずグラウンダーのロングパス。これを同大・#33鹿取勇斗が中盤中央で受け形勢逆転。右サイドへ展開し、#13久世道大へ。#13久世が右サイドから少し中央へ運んで#9東駿に預けると#9東がダイレクトで浮き球を縦に入れる。#33鹿取勇斗をハーフスペースへ走らせるがボールが長すぎラインを超える。
前半35分、再び同大が左サイドを起点にパスを展開。最後はゴール前に進入した#2小池晴大がシュートも京産大DFがブロック。
前半43分、ようやく京産大の攻撃。敵陣左サイドから中央に入ってきた#2吉木大喜、右サイドに開いていた#13中田樹音と繋いで#13中田がPA右角から低いクロス。ゴール前に走り込んだ#10食野壮磨がダイビングヘッド。地面に叩きつけたボールは同大GK#1天野友心が落ち着いて反応しキャッチ。
同点のまま前半終了。
序盤は京産大ペースも徐々に同大ペースに。京産大は2トップ+両SHでフォアチェックをかけるも同大にかわされ空いた中盤のスペースを頻繁に使われてピンチに。同大は再三チャンスを作りながらも前半のうちに追加点を奪えず。これがどういう結果に繋がるのか。
後半開始。
後半3分、同大の右CK。#2小池晴大の左足から放たれたボールにゴール前中央からニアへ走り込んだ#4金沢一矢が頭でフリック。中央で味方が頭で押し込もうとするも京産大GK#1山本透衣がパンチングでクリア。
後半5分、同大が敵陣右サイドのスローインから細かく繋いで#6仙頭勇介が深い位置からクロス。中央の競り合いで落ちたボールを同大#10岩岸宗志が拾いシュート。京産大DFにブロックされたボールを同大・#33鹿取勇斗が拾ってシュートを放つが惜しくも枠の上。
後半7分、京産大・#10食野壮磨が敵陣左サイドの浅い位置から右足で斜めに山なりのクロス。ファーサイドに#20菅野翔斗が走り込むも同大GK#1天野友心が先にキャッチ。このプレーをきっかけに京産大がペースを取り戻す。
後半15分、京産大が左サイドから敵陣中央の#10食野壮磨に当てて、#10食野はPAに張り付く#13中田樹音へ。PA左角から中央へ運んだ#13中田は敵が立ちはだかるのも構わずシュートを放ち当たったボールはラインを超えて右CKに。
後半16分、#10食野壮磨から放たれたボールは一度はクリアされるも再び右CK。再度#10食野が放ったボールを#4西村翔がヘッドで叩くが同大GK#1天野友心がしっかり反応してキャッチ。
後半17分、敵陣中央で#10食野壮磨がボールを奪うと、一度#13中田樹音に預けたボールを再び受けてPA手前からシュートを放つが枠の右。
後半18分、京産大が中盤左サイドでの奪い合いから中央へ脱出すると#10食野壮磨が縦にスルーパス。PA右で受けた#13中田樹音がシュートに持ち込むも同大DFがブロック。
後半23分、同大が中盤自陣でのFKから中盤右サイドの#9東駿がドリブルで敵陣へ進入。PA右外からクロスを放ちゴール前で#11長坂大陸がヘディングシュート。しかし京産大GK#1山本透衣が横っ飛びでこれをキャッチ。
後半24分、京産大が自陣右サイドのスローインから縦にボールを運び敵陣右サイドで#20菅野翔斗がキープ。マイナスのパスで#10食野壮磨にボールが渡ると浮き球で中央PA手前のスペースへ。ここへ#14夏川大和が走り込んでボールを受けると、後ろから全速力で#4西村翔が#14夏川を追い越し左へ開く。これにより同大DFが一瞬釣られたところを#14夏川は右へボールを持ち出し自らシュート! グラウンダーのボールはゴール左に吸い込まれ京産大が追加点! 2-1
後半28分にも京産大のチャンス。中盤敵陣右サイドで#13中田樹音がボールを奪うと#10食野壮磨へスイッチ。#10食野が右サイドから中央へとドリブルで運んでペナルティーアークの手前から左足のシュート。やや巻いたボールはゴール右上へ逸れる。
ここで同大は3枚替え。#13久世道大、#6仙頭勇介、#10岩岸宗志を下げて#5山脇樺織(4年・関東第一高)、#36中野周登(4年・久御山高)、#14戸坂隼人を投入。
後半32分、京産大#1山本透衣のロングキック。敵陣での競り合いから#23城水晃太がボールを拾い中央へ持ち込んで#14夏川大和へ渡し、戻されたボールを#13中田樹音、そして#13中田からマイナスで落としたボールを#10食野壮磨がPAの外から豪快に振り抜くも枠の左。
後半34分、今度は同大が敵陣左サイドで細かく繋ぎ、PA左からマイナスに戻したボールを#14戸坂隼人が左足を振るもボールは大きく枠を超える。
後半35分、京産大は#20菅野翔斗に代えて#9原田烈志(4年・G大阪ユース)を投入。
後半38分、同大・#2小池晴大が#11長坂大陸とのコンビネーションで敵陣左サイドの深い位置に潜り込み浮き球をゴール前に入れるも京産大GK#1山本透衣が両手ではじき出す。
後半39分、京産大は#4西村翔に代えて#15西矢慎平を投入。
後半45分には#13中田樹音に代えて#28岩村匠馬を投入。
後半45+2分、同大が敵陣右サイドから#4金沢一矢のロングスロー。ゴール前で#9東駿が頭で合わせるが力なくGKがキャッチ。
後半45+4分、同大が敵陣左サイドから繋いで最後は中央PAやや外から#5山脇樺織が左足でシュートを放つもGK正面。
京産大がリードを保ったまま試合終了。 2-1
前半は先制するもその後は同大のパス回しに振り回されピンチが続いた京産大でしたが同点のまま前半をしのぐと後半に息を吹き返し追加点をあげました。同大は同点に追いついた勢いで追加点を奪えれば展開はかなり違ったと思うのですがチャンスを作れど点をあげるには至りませんでした。逆に後半は相手に勢いを与えてしまい苦しい展開となりました。京産大は連勝で勝点を27へと伸ばし6位をキープ。翌日試合の5位関西大が引き分けたため勝点差を1にまで縮めました。一方の8位同大は連敗。7位関福大との勝点差も3から4へと開きました。京産大は今後上位との試合が残っていますし、同大は中位以下との試合が待っています。どちらも気を引き締めて勝点を積み重ねてほしいものです。