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【JKL】チームの仕上がりに差が出まくったゲーム 前期第2節 阪南大×京産大を見てきた!

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西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われた阪南大学×京都産業大学。けが人を多く抱えているという阪南大。対して京産大はほぼベストメンバーで望んだものと思われます。その差がもろに出たゲームとなりました。

序盤から京産大FW#16堤原翼(3年・京都橘高)が躍動。最前線で裏を狙う動きを見せていたと思いきや前半19分、自陣に引いて受けたボールをスルーパス。DFの裏へ抜け出した右SH#10橋本和征(4年・東福岡高)がGKと1対1となるもオフサイド。前半26分、堤原が左へ流れてボールを受けると中へカットインして右足シュート。ここから味方にボールが流れて2度のミドルシュートが放たれるも相手のブロックに遭いゴールならず。前半32分には再び堤原が中央の引いた位置でボールを受け左へ流れて左SH#27渡部快斗(1年・広島ユース)とパス交換。渡部がFW#8田尻京太郎(3年・東福岡高)に渡して田尻がDFの隙をうかがいながらエリア内中央へ持ち込んでシュートを放とうとするも阪南大がカット。前半34分には中央で浮き球で入ってきたボールを堤原がポストして田尻が右足を振り抜くも枠の上。

そしておとずれた前半40分、左サイドで#27渡部がDFと対峙するも粘って相手の隙を突き右足でやや低めのインスイングのクロス。これがDFの間に入った堤原の頭にドンピシャ。京産大が先制! 0-1

阪南大は攻め手を欠きながらも時折CKやFKを得る。前半24分、左サイドでFKを獲得。距離は35mほど。これを右SH#17田中彰馬(3年・名古屋U-18)がゴール右上を狙って山なりの速いボールで直接狙う。クロス対応で前目にポジションしていた京産大GK#1西川駿一郎(3年・京都橘高)もあわてた様子を見せたがボールは惜しくもバーの上を超えた。

後半も京産大ペース。後半13分カウンターで自陣右サイドにボールが出ると中央に張っていたFW#16堤原へ。ドリブルで突進しDFはGKに2度3度触れれるも粘って最後に蹴り込みゴール! 0-2
このままスコアは変わらず試合終了。

阪南大は第1節に続き連敗、京産大は1勝1敗となりました。
京産大は非常にピンチが少なく、ボール支配率も上回っていました。サイドで相手に押し込まれてもタッチに逃げず粘って繋いでインターセプトしようとする相手にタッチを割らせてマイボールにする。自分たちが押し込んでいる場合でもCB2人がカウンターに備えるのはもちろん、そのひとつ前にボランチ#6田中聖也(4年・滝川第二高)、右SB#2美馬和也(4年・神戸U-18)が待ち構えており、相手にボールがこぼれれば直ちにこの2人のどちらかが詰め寄って相手のカウンターの芽を摘み取る。局面局面で相手にゲームスタートさせない。そういう姿勢が徹底していました。
阪南大に打たせたシュートは前半3本、後半3本。負けてしまった前節の試合でも対戦相手びわこ大のシュートは前半3本、後半2本。プロの試合と比べれば1発で試合が決まることも少なくない学生サッカーではありますが、それでもこの数字に抑えることが続けばかなり良い順位が期待できそうです。

対する阪南大は連携も悪くあまり機能していない印象。ベストメンバーが組めないことが大きいと思うのですが、そういうなかでボランチとして出場した#14江口稜馬(2年・野洲高)はボールが運べて、固い中央ならともかくサイドに流れれば巧みなドリブルで2人くらい軽く置き去りにできる選手。もう阪南大がチャンスを作るなら江口に託すしかない!と思いながら見ていたのですが、なんと後半17分に交代ということに。。傷んでいたかあるいは何か理由のある交代だとは思うのですが、はたから見ると納得の行かない交代でした。

阪南大は昨季もけが人の多さに苦しみ厳しい試合が多かったですが、今季は難しい台所事情でもなんとか、なんとか巻き返してもらいたいところ。第2節までの他チームの試合結果を見ると昇格組も健闘しているだけに油断は全くできません。逆にリーグ全体として差が少なくどの試合も白熱したものとなりそう。今後どのチームが上位に出てくるか楽しみです。

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