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【JKL】後期第9節 桃山大×関福大 を見てきた!

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アクアパルコ洛西で行われた桃山大×関福大。9位近畿大との差を広げておきたい8位桃山大。自動降格枠脱出へ望みをつなげたい12位関福大。
桃山大はいつものメンバー。スタートは2トップに#9毎熊晟矢(4年・東福岡高)と#36山口海都(2年・立正大淞南高)。左サイドに#7佐藤碧(4年・大分高)、右サイドに#11印藤虎太郎(3年・C大阪U-18)。
関福大は2トップに#9佐藤壮太(4年・金光大阪高)と#11西尾和真(3年・綾羽高)。ダブルボランチは#80谷本駿介(1年・C大阪U-18)と#95大西健太(1年・瀬戸内高)が入りました。

11分、関福大が左サイドから#6小菅雷樹(3年・新潟西高)→#7大深拓海(2年・大阪桐蔭高)→#80谷本駿介→#9佐藤壮太と細かくつないで最後は中央#11西尾和真がシュートを放つも枠の左。

12分の桃山大。右サイドライン際#11印藤虎太郎から少し内に入った#9毎熊晟矢に渡ってゴール前へ斜めのクロス。#7佐藤碧が飛び込んで頭で合わせるもミートせず。
21分、桃山大の左CK。#36山口海都の右足から放たれたボールをニアで#9毎熊晟矢が頭ですらしてファーへ流すも誰もさわれずゴールラインを割る。

29分、関福大DFから右サイド前線へロングキック。#9佐藤壮太が走りながら相手DFに背を向けてトラップからのキープに入ると思いきや反転右足ワンタッチで前に抜け出してクロス。ゴール前ファーサイドで#7大深拓海が折り返すもクリアされてしまう。
31分、関福大の左CK。#80谷本駿介のキックに#9佐藤壮太がヘディングシュートも惜しくも枠の左。

36分、桃山大が中盤中央から縦に高いボール。相手ペナルティアーク付近で#9毎熊晟矢が胸で落として一度右脇にいた#36山口海都に渡してから再び受けてゴール左隅へシュート。関福大GK#1佐藤由維斗(4年・久御山高)が横っ飛びでキャッチ。

そして40分、右サイドから相手陣内へ進行していた関福大。#80谷本駿介が逆サイドへ振って左サイドで受けた#6小菅雷樹が右足で斜めのクロス。2人の相手CBの間に飛び込んできたのは#9佐藤壮太。ジャンプして足に当てボールはゴール左隅に吸い込まれ関福大が先制! 0-1
関福大がいい時間に先制して前半終了。

互いによく攻めた前半。しかし選手の間で好感触を得ていたのは先制した関福大か。左サイドはSH#7大深拓海とSB#6小菅雷樹のコンビネーション。右サイドではSH#14松山匠(2年・北九州U-18)がボールを持つと2トップのどちらかが右サイドへ流れて松山をフォロー。サイドから押し込んでいる場面が目立った。また、関福大#95大西健太が中盤で相手の起点となるところに立ちはだかり蓋をすることで速攻を許さず、外されてパスを出されても足がよく伸びてボールにさわり相手にリズムを作らせない。

後半桃山大は#9毎熊晟矢を左SHにして#7佐藤碧をトップへ。毎熊が中盤での守備に加わり、ボールを持てばゴリゴリと左サイドで持ち上がる。後半開始から関福大は相手陣内へボールを持ち込めない時間がつづく。
そして迎えた後半13分、右サイド深い位置から#11印藤虎太郎がグラウンダーのクロス。ニアに走り込んでいた#7佐藤碧が滑り込みながらゴール左に流し込んで同点! 1-1

なおも桃山大の攻撃が続く。後半19分、相手陣内中央で#36山口海都が関福大#26青島章人(3年・富山U-18)に倒されFK。山口自ら右足で蹴ったボールは相手の壁を超えてゴール左上に飛ぶもバーを超える。
後半22分、左サイドから組み立てて中央でDFを背負いながらボールを受けた#7佐藤碧がターンから右足シュートは枠の右。

ここで桃山大は選手交代。#11印藤虎太郎に代えて#10若山修平(3年・静岡学園高)。若山は左SHに入って、#9毎熊晟矢が右SHへ。

後半29分、関福大#14松山匠が右サイドから仕掛ける。足元粘って相手からボールを奪うとプレッシャーを避けるように中へと切り込み混戦に。左のPAニアゾーンにこぼれたボールを#80谷本駿介がシュートも枠の上。

桃山大は2人めの交代。FW#36山口海都に代えて#37水津颯太(3年・静岡学園高)。水津が右SHに入って#9毎熊は再びトップに。

なかなかボールが奪えない関福大は後半31分、#80谷本駿介に代えて#8左近祐樹(4年・帝京第三高)を投入。
後半38分には#7大深拓海に代えて#88長井元輝(1年・大産大附属高)。

桃山大#9毎熊が同サイドにいなくなったことで息を吹き返した関福大#14松山匠。再び右から中へと入っていきペナルティアーク付近で切り返してDFをかわし左足でシュートを放つがGKがキャッチ。

後半41分やや関福大が押し返す中、再びスコアを動かしたのは桃山大。左CK、#10若山修平から放たれたボールにニアで飛び込んだのは1年生CB#43多賀稔人(富山第一高)! ヘディングシュートが決まって勝ち越し! ギャラリー大歓声。 2-1
関福大は最後まで粘りを見せるもフィニッシュに至らず、このまま試合終了。

桃山大は選手の頑張りももちろんですが交代選手の投入とポジション交代が勝利を引き寄せました。そして#10若山修平の精度高いCKにきっちり合わせた#43多賀稔人のヘッド。すばらしかったです。順位も6位へと上昇。インカレ枠の可能性も残っています。

残念ながら降格が決まってしまった関福大。昇格組にもかかわらず、やっているサッカーは決して腰の引けたものではなかったですし、サイドから組み立てられる攻撃は1部でも十分通用していたと思います。この試合の先制のシーンも見事でした。終盤が近くなって中位以下のチームとのカードを迎えるころに#10金枝晃平(3年・前橋商業高)が怪我での離脱は、仕方のないこととはいえ残留への道がより厳しいものとなってしまいました。しかしセンスと技術のある選手がたくさんいるので再昇格の可能性も十分あるでしょう。

残り2節。1枠だけ残ったインカレ出場はどのチームとなるのか。降格・残留はどうなるのか。波乱はあるのか。まだまだ目が離せません。

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