和歌山県紀三井寺公園陸上競技場で行われました天皇杯1回戦、和歌山県代表:アルテリーヴォ和歌山×大阪府代表:関西大学の試合を見てきました。
スターティングメンバーは以下の画像の通り。フォーメーションは互いに4-4-2。アルテリーヴォのDF赤澤大志はメンバー外、CBは#4山田大地と#23小久保裕也のコンビ。左SHには大阪経済大学でも活躍した#18竜田柊士が入っています。
対する関西大はCBは#6谷岡昌と#3木邨優人のコンビ。#4髙橋直也はボランチで出場。#2川島功奨は右SHでの出場となりました。左サイドには#24真田蓮司が入っています。
試合開始。
前半2分、味方DFからのロングボールを拾った関西大・#9西村真析がエリアの外から強烈なシュート。これがアルテリーヴォのCB#4山田大地にもろに当たり倒れたが大事には至らずゲーム続行。
前半11分、アルテリーヴォの右CK。ゾーンで守る関西大。#17関知哉の右足から放たれたボールはニアサイドに飛んで関西大・#14三木仁太がクリア。
前半14分、アルテリーヴォの左CK。#17関知哉はファーサイドを選択。#4山田大地が合わせるもミートできず。
前半15分、関西大が自陣中央から#6谷岡昌がロングキック。アルテリーヴォのPAまで飛んだボールをGK#1吉崎弘宣がこぼし関西大・#9西村真析が迫ったがフォローしたアルテリーヴォDFがクリア。
前半17分、関西大が中盤右サイドから敵ペナルティアーク近くの#17百田真登に繋ぎ、PAやや右にいた#9西村真析に横パス。#9西村がわずかに左に運んでコースを作り左足を振りぬく!これがゴール左隅に決まり関西大が先制! 0-1
前半20分、関西大・#2川島功奨が敵陣右サイド深く進入し右足のクロス。ゴール前で#9西村真析が頭で合わせるが枠の左。
前半21分、アルテリーヴォ#18竜田柊士がドリブルで敵陣左サイドから深くえぐってCKを獲得。
前半22分、アルテリーヴォの左CK。#17関知哉のキックにゴール前で#23小久保裕也が強烈なヘディングシュート。しかし惜しくもバーに弾かれゴールならず。
前半23分、アルテリーヴォが敵陣右サイドのスペースを突き、#3大橋優正がドリブルでゴールに迫るも関西大・#4髙橋直也のスライディングタックルに阻まれる。しかしこれにより右CKを獲得。
前半24分、再び#17関知哉の右足のCK。ゴール前ややニアに飛んだボールに#3大橋優正がヘディングシュート! ボールはゴールに吸い込まれアルテリーヴォが追いつく! 1-1
前半39分、関西大・#2川島功奨が敵陣右サイドからクロス。強く蹴ったボールは敵DFに当たり大きく跳ね、ボールはゴールに向かうがアルテリーヴォGK#1吉崎弘宣が手を伸ばしゴールの外にかき出す。
前半41分、関西大・#24真田蓮司が中盤敵陣左サイドからインサイド#17百田真登へ繋ぎ#17百田が素早く縦にスルーパスを放つも#9西村真析が反応できず。
前半45分、関西大が右サイドから崩してPA右の#24真田蓮司に繋いでシュートを放つがDFに当たり枠の右。
前半45+1分、その右CKからの流れ。左サイドでボールを回収した#14三木仁太が低いクロス。ゴール前で#17百田真登が飛び込むがさわれず。
同点のまま前半終了。 1-1
後半開始。
後半8分、関西大が前からのハイプレスからボールを奪ってゴール前で#9西村真析にボールが渡るも敵DFに阻まれシュートは打てず。
後半10分、関西大・#5吉村瑠晟が相手ゴール前でラフプレーの判定。イエローカードをもらう。
後半10分、関西大は#24真田蓮司に代えて#7堤奏一郎を投入。
後半17分、関西大・#2川島功奨が再び敵陣右サイド深い位置へ進入。ファーサイドへのクロスに#9西村真析が頭で合わせるも枠の上。
後半20分、#17百田真登が敵陣中央へボールを運ぶと前線の#9西村真析に縦にくさびを入れ、マイナスに戻ったボールを再び#17百田が受けてシュートを放つが敵DFに当たり枠の右。
後半22分、関西大は#4髙橋直也に代えて#19吉永陸人を投入。
後半23分、関西大の左CK。#7堤奏一郎の右足からのボールを#17百田真登がニアで頭ですらすも枠の右へ逸れる。
後半26分、関西大・#7堤奏一郎が敵陣左サイド深くへ進入しクロス。ファーサイドへ飛んだボールはアルテリーヴォDFの頭を超え、落下点を正確に見定めた#9西村真析の足元へ。ゴールに背を向けた姿勢から素早くターンして左足でニアハイへのシュート! これが決まり関西大が追加点! 1-2
後半28分、関西大・#7堤奏一郎が敵陣左サイドを突破し、そのこぼれ球が中央へ流れ、関西大・#2川島功奨がシュートを放つも枠の上。
後半29分、アルテリーヴォはFW#9山内達朗に代えて#11北野純也、DF#4山田大地に代えて#5二木勇樹を投入。#3大橋優正がCBに入り#5二木が右SBへ。
後半35分、関西大はDF#23桑原航太に代えて#10古賀楓真、DF#5吉村瑠晟に代えて#26吉本武を投入。#2川島功奨が右SBに下がり、#10古賀楓真が右SHに。
アルテリーヴォも#8加藤健人に代えて#20山瀬翔輝を投入。右SH#7堀野翔がボランチに入り、#20山瀬が右SHへ。
後半40分、敵陣中央から関西大のFK。ゴール前で#17百田真登が頭で合わせるもバー直撃。
後半43分、関西大・#26吉本武が敵陣中央へボールを運びゴール前へパス。#10古賀楓真がフリーで左足シュートを放つも枠の上。
後半45分、関西大自陣からのロングボールを受けた#17百田真登が左ハーフレーンを縦に運んでPAに入ると中央へグラウンダークロス。#10古賀楓真がフリーでシュートを放ちゴール右隅へ決め、関西大が突き放す! 1-3
後半45+3分、関西大・#2川島功奨が敵陣右サイド深くへ進入。クロスを入れ中央で#9西村真析が合わせようとするもミートできず。
関西大が2点リードのまま試合終了。 1-3
スコアこそ2点差がつきましたが、前半はどちらに転がるかわからないハラハラする展開となりました。アルテリーヴォは守備時に2列目3列目を狭くして4-5のブロックを敷いて守っていたのですが、これが関西大が敗戦となった関西学生サッカーリーグ第2節の立命大戦を彷彿させ、苦戦するのではないかと思っていました。しかし味方どうしの距離を近くして細かく繋ぎ中央を崩しての関西大先制ゴールとなりました。幸先の良かった関西大ですが、セットプレーから同点に追いつかれます。この同点弾を決めたアルテリーヴォ和歌山#3大橋優正はそれほど大きな選手ではありませんが今季、関西サッカーリーグでもCKで高いジャンプからのヘディングシュートを決めていて警戒すべき選手。しかし関西大はゾーンで守りますし、そう安々と良いポジションは取れないんじゃないかと思っていました。が、#17関知哉の精度の高いキックからしっかりと頭で決めてしまい、こちらも予想が外れました。
後半から関西大は前からハイプレスをするという戦法に変えて、ほぼほぼ相手陣内でプレーするという展開を見せ、主導権を完全に握ります。アルテリーヴォは時に#18竜田柊士が一人で左サイドを突破するのですが決定機を演出するまでには至らず後半はチーム全体でシュート0に終わりました。
大学と地域リーグ、カテゴリこそ違いますが関西のサッカーを互いに盛り上げていけたらと思います。試合後のスタンドのエール交換も清々しい気持ちになりました。
勝利した関西大は2回戦はJ1クラブの浦和レッズと当たります。百戦錬磨の相手にどんな戦いを見せてくれるか楽しみです。