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両者球際激しく相手の攻撃を許さない展開! 前期第11節 関学大×京産大 を見てきた!

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ヨドコウ桜スタジアムで行われた第2試合、関西学生サッカーリーグ前期第11節、関西学院大学×京都産業大学 を見てきました。
関学大GKは#21平野碧(2年・広島ユース)、4バックは右から#4廣瀬龍弥(4年・佐野日本大高)、#27山本祐也(4年・近畿大付属高)、#12稲田翔真(2年・神村学園高)、#7竹村健汰(4年・近江高)。#29濃野公人(3年・大津高)は右SH。左SHに#16佐藤陽太(3年・京都橘高)。2トップは#19渡邉颯太(3年・草津東高)と#9山田剛綺(4年・京都橘高)。#17倍井謙(3年・名古屋U-18)と#10木村勇大(4年・大阪桐蔭高)はベンチに控えています。
対する京産大、不動のGK#1山本透衣(3年・札幌U-18)。右SBは#22大串昇平(2年・G大阪ユース)、左SBに#4西村翔(3年・G大阪ユース)。ダブルボランチは#24松浦蒼波(2年・京都橘高)と#17川上陽星(3年・作陽高)。事前に発表されたメンバー表では#11津野絢世(4年・京都U-18)の出場となっていましたが開始前に#23城水晃太(2年・広島ユース)に変更され、#20菅野翔斗(2年・広島ユース)との2トップとなりました。

試合開始。
前半1分、関学大が敵陣PAの手前やや左からのFK。#16佐藤陽太が右足で壁を超えての直接ゴールを狙うも枠の左。
前半2分、敵陣右サイドから関学大・#29濃野公人?がふんわりと山なりのクロス。ファーサイドへ抜けバウンドしたボールを#16佐藤陽太がボレーシュート。これも枠の左。

開始直後こそ関学大にチャンスがあったものの互いに中盤での潰し合いが続き、なかなか敵のゴールに近づくことができない。特に京産大は前に高さがないためクロスを入れるのも慎重になっているように見える。

前半18分、京産大・#23城水晃太が相手に囲まれながらも巧みなキープで前方に運び、ワンツーで右サイドに抜け出して低いクロス。ゴール前中央で一人スルーして後ろからフリーで#14夏川大和(3年・草津東高)がシュートを放つもふかしてしまい枠の上。
前半22分、関学大・#24森雄大(2年・近江高)が敵PA右角でボールを受けると素早くターンしてグラウンダーのシュート。しかし京産大GK#1山本透衣が素早く体を倒してこれをブロック。
前半33分、京産大のビルドアップに関学大が積極的に前からプレス。GK#1山本透衣が大きく蹴ろうとしたところを関学大・#9山田剛綺?がスライディングでブロック。こぼれ球を#23美藤倫(3年・東海大仰星高)がシュートもGK#1山本がブロック。
前半35分、京産大DFラインの裏へ抜け出そうとした関学大・#9山田剛綺が倒されPA手前からのFK。京産大・#5河井哲太(4年・G大阪ユース)にイエローカードが出されDOGSOとはならず。このFKを関学大・#9山田剛綺が右足で直接ゴールを狙うも壁に当たりバーを越える。
前半36分、続く関学大の右CK。#7竹村健汰の左足から放たれたボールは大きく弧を描いてゴール前へ。これを京産大GK#1山本透衣がジャンプして両手パンチングでクリア。
前半38分、敵陣中央でボールを受けた関学大・#23美藤倫が左へ持ち出しコースを作って左足ミドルシュート。GKが右へ弾いたところを#29濃野公人が押し込もうとするが右サイドネット。
前半45+2分、京産大・#22大串昇平がオーバーラップし敵陣右サイドからクロス。一人中央で潰れてファーに#24松浦蒼波が走り込んで頭で合わせるも枠の左。
前半45+3分、今度は京産大が関学大陣内左サイドから展開。#14夏川大和の右足のクロスに#20菅野翔斗がヘディングシュート。しかし惜しくもバーの上。
スコアレスのまま前半終了。

ハーフタイムは両者交代なし。後半開始。
後半に入っても中盤での球際の争いが激しく、ともに攻撃の決め手を欠く。
後半15分、関学大DF#12稲田翔真が自陣から裏一発。これが#29濃野公人に通り敵DFを引き連れながらドリブル。敵PA内で倒されるが相手の正当なタックルとみなされ笛は鳴らず。
最初の交代は京産大。後半17分、#6杉田迅(4年・京都U-18)に代えて#19石原央羅(2年・鳥栖U-18)。
後半19分、関学大の左サイドからの攻撃。浮き球スルーパスで#9山田剛綺がDFの裏へ抜け出そうとするも京産大GK#1山本透衣が飛び出してダイビングキャッチ。
後半20分、関学大が最初の交代。#4廣瀬龍弥に代えて#17倍井謙。左SHにいた#16佐藤陽太が右SH、#29濃野公人が一列下がって右SBに。
後半31分、京産大が左サイドからボールをつなぎ、敵陣中央のぽっかり空いたスペースで#24松浦蒼波がボールを受けてミドルシュート。しかし枠の左。
後半32分、京産大が2枚替え。#20菅野翔斗に代えて#28岩村匠馬(2年・東山高)、#14夏川大和に代えて#47山嵜陽(1年・京都U-18)と投入。
後半35分に関学大が交代。#19渡邉颯太に代えて#10木村勇大。
後半36分、関学大が右CK。京産大がこれをしのいでカウンターに入ろうとするも関学大・#9山田剛綺がスライディングでブロックしてタッチへ逃れ攻撃の芽を摘む。
後半40分、関学大は#24森雄大に代えて#8船越大夢(4年・神戸U-18)。
後半42分、京産大が敵陣右サイドからクロス。ファーサイドで受けた#47山嵜陽がマイナス方向に落として#4西村翔の左足のシュート。アウトスイングとなったボールは惜しくも枠の右。
後半45+3分、京産大・#28岩村匠馬が敵陣PA内で右サイドからボールを受けDFを背負った状態からターンしてシュートに持ち込むも関学大・#21平野碧がブロック。
後半45+4分、京産大が関学大DFのトラップミスを奪ってカウンター。スルーパスが通り#28岩村匠馬がGKと1対1の決定的チャンスと思いきやオフサイド。ここで笛がなり両者得点無いまま試合終了。

攻撃力のある関学大を相手に京産大が気合の入った守備を見せていました。自陣でしっかりブロックを形成し2列目3列目の間隔を極端に狭くして間でボールを受けさせず、「ワンツー来るぞ!」など味方同士で声を掛け合い、後半に交代選手を入れてギアアップを図ろうとする関学大の攻撃も跳ね返し、#17倍井謙、#10木村勇大と普段なら局面を一人で変えられる選手にも落ち着いて対応しました。
関学大も前から積極的にプレスをかけ後半40分までは京産大にほぼチャンスを与えていなかったと思います。ようやく終盤に京産大がチャンスを得てカウンターが何回かありましたがしっかりとしのぎきりました。勝ちきれなかったことは残念ですが、決して腰が引けていたわけでも不調でもなかったわけで、好調だったといっていい京産大に負けなかった価値のあるドローだと思います。スコアレスにもかかわらず試合後両者に向けられた観客の拍手が印象的でした。
関学大は前期日程全て消化し勝点22。暫定首位に立っています。一方の京産大は一試合残して勝点17の暫定5位。後期に向けてまずまずの好位置。負けた試合も1点差ばかり。後期はリベンジに燃えていることでしょう。後期も両チームの活躍が楽しみです。

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