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強度高い中盤の攻防!食い下がる相手を圧倒したのは… 後期第7節 関学大×阪南大 を見てきた!

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ヨドコウ桜スタジアムで行われた第2試合、後期第7節 関西学院大学×阪南大学 を見てきました。
関学大のフォーメーションは4-4-2ダイヤモンドか。GKは#22藤澤周弥(2年・初芝橋本高)。4バックは右から#29濃野公人(3年・大津高)、#27山本祐也(4年・近畿大付属高)、#3山内舟征(4年・近江高)、#7竹村健汰(4年・近江高)。ボランチに#6長尾優斗(3年・G大阪ユース)、右SH#23美藤倫(3年・東海大仰星高)、左SH#8船越大夢(4年・神戸U-18)、トップ下に#34根木洸希(4年・C大阪U-18)。2トップは#9山田剛綺(4年・京都橘高)と#10木村勇大(4年・大阪桐蔭高)です。
対する阪南大、GKは#22李相彦(3年・新潟U-18)。4バック右から#2髙田椋汰(4年・日章学園高)、#4野瀬翔也(2年・東邦高)、#19高木践(3年・阪南大高)、#6早川海瑠(4年・作陽高)。ダブルボランチは#42櫻井文陽(1年・阪南大高)と#14工藤蒼生(4年・仙台U-18)。右サイドに#7山口和樹(4年・C大阪U-18)、左に#11原耕太郎(4年・西尾高)。2トップは#10松原大芽(4年・作陽高)と#18康起甫(4年・大阪朝鮮高)です。阪南大は#41竹村謙吾(4年・飯塚高)と#21村田要(4年・熊本国府高)の両GKを控えに置くという珍しいリザーブメンバーになっています。

試合開始。
前半3分、関学大が敵陣左サイドのスローインから繋いで中央PA手前から#23美藤倫の左足シュートは枠の左。
前半8分、阪南大・#6早川海瑠が相手の右SBの裏へ抜けると、#42櫻井文陽?が中央から左のハーフスペースへ斜めに走り込みボールを受けてグラウンダーのクロス。しかし中とは合わずクリアされる。
続けて前半8分、中盤から関学大ゴール前に放り込んだボールからやや混戦。こぼれた浮き球をPAの外から阪南大・#7山口和樹が左足のボレー。しかし枠の左。

互いにコンパクトな陣形で前からプレスをかけ中盤で激しくボールを奪い合う展開。時折敵陣両サイドのスペースや最終ラインの裏に長いボールを入れるも味方にうまく繋がらない。
前半20分、敵陣右サイドへ出た関学大・#34根木洸希がゴール前へ落ちる絶妙のクロス。#9山田剛綺が飛び込み頭ですらすも枠の左。
前半21分は阪南大。#7山口和樹が敵陣右サイドから左足のアーリークロス。#18康起甫がバックヘッドでゴールを狙うがGKキャッチ。
前半23分、阪南大・#11原耕太郎が中盤中央からワンタッチでスルーパス。裏へ抜け出した#10松原大芽がボールを受けるとGKの体勢が整っていないのを見てすぐさま左足のシュート。しかしミートせずボールは枠の右。
前半33分、阪南大・#10松原大芽が敵陣右サイドで縦に流し込むと#7山口和樹が前方のスペースを使い右サイドを深くえぐるかと思いきや内側へややマイナスのパス。これを受けた#18康起甫がPA右角からシュートを放つが関学大GK#22藤澤周弥が反応しこれをセーブ。
前半42分、関学大が敵陣右サイドから攻撃。阪南大が厳しく寄せるも関学大が左へ左へと細かく繋ぎ、#34根木洸希が中央からやや左へはたいたところで#7竹村健汰の前が空き左足を振り抜く。ボールはゴール右隅に入り関学大が先制! 1-0

前半45+1分、阪南大・#19高木践が自陣中盤中央から右サイドへ展開。#2髙田椋汰がジャンプしてヘッドで落としたボールを自ら拾ってエリアの外から強烈なシュート。しかしGKに弾き返される。
前半45+2分、阪南大が敵陣左サイドから攻撃。時折関学大にブロックされるも拾い直してPA内に持ち込み#18康起甫がゴール左から強引にシュート。しかしボールは枠を超えてしまう。
関学大リードで前半終了。 1-0

互いに厳しい寄せで相手に迫り自由にさせない展開が続く。時に関学大が阪南大DFの裏へ長いボールを入れたときは関学大の#10木村・#9山田のフィジカルに優れる2トップは迫力満点だが阪南大がなんとか跳ね返す。両者とも高い運動量が要求される展開となっているが後半への影響はどうか。

後半開始。
後半5分、阪南大が敵陣左サイドから速い横パスで逆サイドに展開。#7山口和樹が左足の斜めのクロス。ゴール前で#10松原大芽がダイレクト右足で合わせるもボールは枠の上。
後半8分、関学大の攻撃。阪南大が厳しく寄せるも関学大が粘って敵陣内でボールをつなぐ。敵陣中央の#8船越大夢から縦パスが入りPA内で#10木村勇大が粘りマイナスへこぼれたボールを#9山田剛綺がダイレクトで弾丸シュート。これがゴールに突き刺さり関学大が追加点! 2-0

後半11分、阪南大は#7山口和樹、#11原耕太郎の左右SHを#9三好麟大(2年・流経大付属柏高)、#54篠畑純也(3年・阪南大高)に交代。
後半15分、関学大は#10木村勇大に代えて#17倍井謙(3年・名古屋U-18)を投入。
高い運動量で展開する試合。互いに交代が続く。
後半17分、阪南大は#18康起甫に代えて#48濱屋悠哉(3年・神村学園高)を投入。
後半24分、関学大は#23美藤倫に代えて#24森雄大(2年・近江高)を投入。
後半27分に阪南大が2枚替え。#2髙田椋汰、#6早川海瑠の左右SBを#32花田周勇(3年・九州国際大附属高)、#29常盤駿斗(4年・延岡学園高)に交代。
後半33分、関学大のカウンター。自陣での#17倍井謙のドリブルから#34根木洸希と繋ぎ最後は#9山田剛綺がシュートに持ち込むが阪南大・#19高木践がスライディングでこれをブロック。CKに逃れる。
後半38分、関学大・#9山田剛綺が敵陣左サイドで#7竹村健汰とのワンツーからゴールに迫りシュート。GKにブロックされるもこぼれ球を#17倍井謙が繋いでPA右へ回し#34根木洸希がシュート。しかしこれも阪南大GK#22李相彦がブロック。
懸命に守る阪南大だったが後半40分、関学大・#17竹村健汰が敵陣左サイドのスペースへ進入。鋭いクロスをPA右の#29濃野公人がボレーで叩いて関学大が点差を広げる3点目! 3-0

なんとか一矢報いたい阪南大。後半42分、#32花田周勇が敵PA右の深いところへ進入。角度のないところから左足で振り抜くもGKがブロック。
後半45+1分、阪南大#9三好麟大が敵陣右サイドからグラウンダーの横パス。ペナルティーアーク付近で受けた#42櫻井文陽が右足を振り抜くがGK正面。
結局関学大が3点リードを保ったまま試合終了。

激しくボールを奪い合うインテンシティの高いゲームとなりましたが最後は走力で関学大が完全に上回り阪南大に抗う力は残っていなかったという感じで幕を閉じました。阪南大が完全に崩されたという場面はほとんどなかったのですが関学大が粘って粘って長くボールをつなぐうちに阪南大の選手が徐々にボールウォッチャーになってしまうという場面が散見されました。シュート数はほとんど差がないのですが支配率で差があり、阪南大が守るターンが長く、守備に体力を奪われた感がありました。関学大は阪南大を相手にここまで圧倒できるのか、というのが正直な感想です。
関学大は首位を走り、阪南大は得失点差で3位になってしまったものの大体大と同じ勝点4差で首位に続きます。阪南大は後期すでにびわこ大と関西大を破っており、連勝はストップとなりましたがまだ首位に昇るチャンスは大いにあります。関学大は大体大、びわこ大、京産大、関西大と強敵との試合を残していますがすべて蹴散らし優勝となるのでしょうか。その実力は十分あるだけに目が離せません。残り4節も楽しみです。

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